とはいえ、三浦氏が固定電話にこだわるのは、機能だけが理由ではない。むしろ、ビジネスフォン市場/固定電話市場というマーケットに可能性を見いだしているからだ。 「ビジネスフォン市場は、日本だけで30~50万台、世界規模だと300~500万台。まだまだ需要はある。全世界を考えれば、2000億円を上回る市場です。5%のマーケットシェアを考えても100億円の市場です。そのくらいのマーケットのサイズであれば、ビジネスができる」。 マーケットの大きさだけではない。想定されるビジネスのありようも、魅力的だ。「目指すのはエンタープライズのシステムです。このAndroid搭載ビジネスフォンは、あくまでもプラットフォーム。この上にSIerがシステムを構築してくれればいい」。 たとえば、日本Android協会の設立時には、約300人ほどの人々が集まっていたが、誰もがまだ、会社の肩書きを出さないでいた。現在はまだ、
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