スタイルシートをシンプルに効率よくすることは、ネットワーク転送量の低下、パース速度の向上、そしてHTMLとのマッチング効率化に繫がります。これはページのパフォーマンスを大きく向上させることに繫がります。 前回は大まかなブラウザの挙動を見ました。 今回は、そういった動きを踏まえた上で、やってしまいがちな非効率なスタイル指定を挙げてみます。そういった指定を避けることで、軽量で高速なスタイルシートを記述することができるでしょう。 なお、この記事は、Google Page Speedの”“および、Mozillaの”Writing Efficient CSS for use in the Mozilla UI“などを元に書いています。 1. 不要なスタイルは書かない 言うまでもない大前提です。ですが、ちょっと調べてみると意外と多いのではないでしょうか。 例えばサイト内で幾つかのパターンのページがあり