山のアラカルト 女流歌人・阿仏尼の箱根路越え、十六夜日記 こむら返りとは こむら返りの「こむら、こぶら」は、平安時代以降から見られる言葉で「ふくらはぎ」をさします。江戸中期以降はふくらはぎと呼ぶことが主になり、現代語では「こむらがえり」として残っています。ふくらはぎの筋肉がひっくり返ったような感じから名付けられたと考えられます。こむら(ふくらはぎ、腓腹筋:ひふくきん)の筋肉が過労や急に冷えたときに痙攣し、筋が硬くなり激痛が走ります。 山歩きの時に起きると歩けなくなり、大変困ることになります。平らな場所なら応急措置をとれますが、急な斜面のときに起きると危険な場合があります。突然なることは少なく、予兆がある場合が多いので平らな場所で応急措置をします。 山歩きでのこむら返り 山歩きの場合は汗をかいて水分が失われると、同時に電解質も失われ、疲労物質が蓄積して疲労した筋肉に痙攣が起るものと考えられま