イー・モバイルは、同社提供のデータ通信サービスにおいて、ネットワーク資源の品質や公平性確保のための対策の実施について、検討を開始した。 今回の検討は、連続的かつ大量の通信をする一部ユーザーに対して、ネットワークの品質確保や他のユーザーとの公平性を確保することを目的に行なう。ただし、現時点で、ネットワークに影響を与えるような問題はないとのことで、将来的にそのようなユーザーが出現するケースに備える意味で、検討を行なうことにしたという。 検討開始の背景には、5月23日に日本インターネットプロバイダ協会が発表した、帯域制御措置を実施する場合のガイドラインの存在がある。ガイドラインは、帯域を占有するヘビーユーザーなどに対して帯域制御を行なう場合、通信事業者が採るべき方向性を示したもの。イー・モバイルでは、ガイドライン発表を受けて検討することにしたこともあり、「具体的な手法や開始時期はまだ白紙の段階」