2002年当時、話題になり、カリーユニ・カタリンってのが世の中から消えてくれるものだと思っていた。 http://www.nms.ac.jp/jnms/2002/06904404j.pdf 白内障薬物療法には,白内障の治療どころか進行防止においてもその有効性に関する十分なエビデンスがないという結論に達する. すなわち,効くのか効かないのかが不明であり,EBM の考え方では,現在の認可薬物も使用できない,あるいは,有効性は不明であることを十分に説明し,インフォームドコンセントを得た上で処方するということになる. では,再々評価してはどうか. ピノレキシン(カタリン点眼液,カリーユニ点眼液) 水晶体の混濁は,可溶性蛋白が,トリプトファンやチロシンなどの代謝異常で生じたベンツキノンカルボン酸やイミンカルボン酸の結合によって,不溶性蛋白となり凝集するために生ずる.本薬剤は,この結合と競合することで