(CNN) パプアニューギニアの熱帯雨林に平均体長わずか7.7ミリの新種のカエルが生息しているのが見つかった。脊椎(せきつい)動物の中でも世界最小だという。米ルイジアナ州立大学などの研究チームがオンライン科学誌プロスワンに発表した。 このカエルは熱帯雨林の地面の湿った落ち葉の上に生息。単純な骨格を持ち、生まれた時からオタマジャクシではなくカエルの姿をしているという。オスは夜明けと夕暮れにコオロギのような声で鳴き、ダニのような微小生物を餌にしているとみられる。 ルイジアナ州立大学のクリストファー・オースティン准教授は「ここまで小型になったのは、進化によって湿気が多い落ち葉の生息環境に適応した結果だと思う」と説明する。一般的に小型のカエルは乾燥に弱いが、この種が生息する環境は年間を通して湿気が保たれている。 これまでに確認されていた最小の脊椎生物は、成体の体長が7.9ミリの魚類だった。このため