宿泊仲介サービスの米エアビーアンドビーに登録しているウクライナ国内の民泊用物件に、世界中から予約が相次いでいたことが明らかになった。ロシア軍の攻撃が続く同国を外国人が訪れることは当然ながら困難で、これらの人たちは実際にウクライナに行くつもりはなく、予約を入れているという。 それでも多数の予約が入っているのは、ロシア軍の侵攻で住む場所を失ったウクライナ市民たちに「簡単に寄付を行うことができる」方法だからだ。 この草の根運動が始まったのは、ロシアによる軍事侵攻が開始された直後。エアビーのブライアン・チェスキーCEOは、これは「エアビーのコミュニティーから生まれたクールなアイデアだ」として感謝を述べるとともに、次のようにツイートしている。 「ウクライナ(の物件)に、48時間で6万1402泊分の予約が入った。お金を必要としているホストたちに支払われる金額は、190万ドル(約2億1800万円)になる