現地当局などによると、2017年10~12月にかけて、24歳のキム・アムゲ氏率いる5人のハッカーは韓国にいるデスクトップパソコンユーザーをターゲットに3万2435通のメールを送り付けたという。ハッカーは地元の大企業に応募しようとする求職者のメールアドレスを入手。採用エージェントや企業の採用担当者を装ってメールを送っていたようだ。 多くの被害者は応募企業からメールが届いたと騙され、マルウェアが仕込まれた添付ファイルを開いてしまったという。ファイル開封後、マルウェアは即座にパソコンのバックグラウンドにインストールされていた。 だが、ほとんどのマルウェアはウイルス対策ソフトなどによって3~7日以内に削除されていた。また、サイバーセキュリティ企業などが迅速に対応したこともあり、ハッカーは今回仕掛けたマルウェアによって1000ドルほどの利益しか計上できなかったとみられる。 調査関係者は「パソコンのパ