1. 関数型プログラミングでもっと言いたかったこと (1) λ計算 λ計算は関数型プログラミングでは基本中の「キ」ですが、本文は初心者向けということでカットしていますが、ここでは少し説明します。 λ計算(λ-calculus)はα変換とβ-簡約、η-変換の規則があります。 α-変換は束縛変数の名前を変える変換で、β-変換(簡約)は関数適用です。 η-変換はすべての引数で同じ値を返す関数は等価である(関数の外延性)とするものです。 α-変換の例はλx.fx → λy.fy であり、β-変換の例は(λx.fx)3 → f3であり、η-変換の例は λx.fx → f(但しxはfで自由でないとき)です。 Lisp 風に書くのであれば、(lambda (x) (f x))→(lambda (y) (f y))、((lambda (x) (f x)) 3)→(f 3)、(lambda (x) (f x