アンペア時(アンペアじ、英: ampere-hour, 記号: Ah, A·h)は、電荷の単位である。安定した1アンペア(A)の電流を1時間流すことで移動する電荷の量と定義され、3600クーロン(C)に等しい[1]。単位名に含まれる「時」を英語のままにし、アンペアアワーと呼ぶこともある(後述の関連単位も同様)。 アンペア時は、電気メッキや電池の容量などの電気化学に関連した測定において多用される単位である。電池を構成する材料の比容量(質量あたりの容量)は、通常 mA·h/g で表される。ミリアンペア時(mAh, mA·h)の形で使われることが多いが、これは1000分の1アンペア時、3.6クーロンに等しい。 ミリアンペア秒(mA·s)は、X線撮影、画像診断、放射線療法において使われる単位である。この量は、特定の電圧で操作される所定のX線管で発生される全X線エネルギーに比例する[2]。X線管の電
放電容量(ほうでんようりょう)とは、規定された条件下で、蓄えたり取り出したりすることができる、電気量のことである[1]。 概要[編集] 電池は、その使い始めには起電力として公称電圧よりやや高めの電圧(初期電圧)を出力し、放電を行うにつれて電圧は徐々に降下し公称電圧より低めになる。やがてある電圧を境にその低下の度合いが急激なものとなり、電池を電源として動作していた機器は停止に至る。このときの電圧を終止電圧(しゅうしでんあつ)といい、これに達した時点で電池は使い切られたものとみなされる。 計算方法[編集] 電池の容量は、使い始めから使い終えるまでに電池から取り出し、放電した電気量である。具体的には、放電時の電流(消費電流) I と終止電圧に達するまでの時間 t の積である。量記号は W、単位としてアンペア時(アンペアじ、アンペアアワー)[Ah] が用いられる。 W = I・t 小型の電池では、
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