自動車の電子制御ユニット(ECU)など,車載機器向けのC言語プログラムのコーディング規約「MISRA C」。「QA C」や「PG Relief」,「Review C」といった各種静的検証ツールに広く使われているほか,他のコーティング規約での参照も多い。 そんなMISRA Cで有名な「MISRA(motor industry software reliability association)」プロジェクトだが,実はその活動はコーディング規約だけに留まらない。MISRAでは既に次世代のソフトウエア開発を見据え,モデル・ベース開発におけるガイドライン策定まで視野に入れた取り組みを始めている。先日,来日したMISRAの統括者である英MIRA Ltd. MISRA Project ManagerのDavid Ward氏に,MISRAの現状とロードマップを聞いた(図1)。 MISRAは1990年に英M
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