高橋幸宏、TOWA TEI、砂原良徳、小山田圭吾、ゴンドウトモヒコ、LEO今井によるスーパーグループ・METAFIVEが、本来『東京五輪』が開催されているはずだった2020年の夏に再始動した。新型コロナウイルスに惑う世界において、このことはどのような意味を持つだろうか。 黄昏の空に東京スカイツリーのシルエット、グラデーションする薄紫の空をくり抜くように「META」の4文字――METAFIVEの約4年ぶりの再始動に際して届けられた新曲『環境と心理』では、滲み感のある電子音と小山田圭吾、LEO今井、高橋幸宏と歌い継がれるメロウなメロディによって、景色(≒環境)の変化と「なんとなく」移り変わる心模様が重ね合わされて表現されている。この楽曲がいつ作られたかは知るところではないが、コロナ禍によってSFの斜め上をいってしまった2020年を生きる私たちのリアルを射抜いているような気がする。 この比類なき
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