この項目では、中国の河の神について説明しています。 日本の川の妖怪については「河童」をご覧ください。 朝鮮の神については「河伯 (朝鮮)」をご覧ください。 黄河の神の河伯 河伯(かはく、ホーポー、Hébó)は、中国神話に登場する黄河の神。 神話[編集] 人の姿をしており、白い亀、あるいは竜、あるいは竜が曳く車に乗っているとされる。あるいは、白い竜の姿である、もしくはその姿に変身するとも、人頭魚体ともいわれる。 元は冰夷または憑夷(ひょうい)という人間の男であり、冰夷が黄河で溺死したとき、天帝から河伯に命じられたという。道教では、冰夷が河辺で仙薬を飲んで仙人となったのが河伯だという。 若い女性を生贄として求め、生贄が絶えると黄河に洪水を起こす。 黄河の支流である洛水の女神である洛嬪(らくひん)を妻とする。洛嬪に恋した后羿(こうげい)により左目を射抜かれた。 史書[編集] 『史記』29巻河渠書