「似ている=パクリ」なのか? ついに"幻の五輪エンブレム"となってしまった。五輪史上かなりレアなケースではないだろうか。 私個人は撤回に賛成ではない。なぜなら撤回の合理的な理由が見当たらないからだ。しかし、世の中に愛されてこそのシンボルマークであるという主張は、「表現とは伝わってなんぼ」の観点から理解できる。社会のリアクションが"こう"であればそれも正しいのかもしれない。佐野研二郎氏とそのご家族、関係者に対する「誹謗中傷」が、一刻も早くやむことを願う。 しかし、エンブレムの原案ならびに最終案は果たして本当に盗用だったのだろうか? 今回の騒動は、ベルギーのデザイナーによるネット上の告発が発端となり、話題は「似ている=パクリ」の検証に終始した印象がある。 だが、デザインの視点から見た検証は一般メディアにおいてあまりなされていない。佐野氏自身による生の言葉がもっと聞きたいところだが、9月4日現
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