上の内容は、下のように表わすこともできる ツユクサ目 ミズアオイ科 ホテイアオイ属 ホテイアオイ ツユクサ科 ツユクサ属 ツユクサ マルバツユクサ ムラサキツユクサ属 ムラサキツユクサ ノハカタカラクサ ムラサキゴテン イボクサ属 イボクサ ヤブミョウガ属 ヤブミョウガ このように、種を階層的に整理したものを「分類系」(または、「分類システム」「分類体系」)という。分類系は、大きく分けて、2つの役割を持っている。 さまざまなデータから推定された生物の類縁関係の要約であり、多様性を研究するにあたっての枠組みを与える 生物の多様性が含んでいる膨大な情報を一冊の本にたとえると、分類系はその目次や索引のような役割をする。 種を属に、あるいは属を科にまとめる「グルーピング」の基準は、次の2つだ。 形質共有 「はっきりとした共通性があるものどうしをまとめる」 系統的近縁性 「共通祖先から分岐した年代が