井上理 日経ビジネス記者 1999年慶応義塾大学総合政策学部卒業、日経BPに入社。以来、ネット革命などIT業界やゲーム業界の動向を中心に取材。日本経済新聞への出向を経て2014年4月より日経ビジネスの電機・ITグループ この著者の記事を見る
■若手の文章はココがダメ! 1 何を伝えようとしているのかハッキリと分からない 2 「私はこう思う」という書き手の思いだけを書いた言い切りの文章が多い。その理由が分からないため、説得力がない 3 意味が曖昧な言葉を気軽に使いすぎ ■正確に伝わる文章を書く4つのポイント 1 伝えたいことを明確に 依頼文なのか返答なのか、読み手に何を求めるのか、書き始める前に深く考えよう 2 過不足のない構成に 自分の考えを書くだけでは相手に納得してもらえない。提示した事柄に対しての論証を書くべきだ。文書の種類によっては、結論から述べるのではなく、背景分析から始めたり、起承転結の構成にした方がいい場合もある。目的に合わせた構成を 3 理解しやすい表現を選ぶ 文芸作品を書くわけではない。味のある文体を目指すのではなく、理解してもらいやすい表現にする 4 曖昧な言葉を使わない 複数の意味を持つ言葉を不用意に使って
携帯電話市場は早くも春商戦に向けた機運が高まってきた。1月16日、加入者争いでしのぎを削るNTTドコモ(9437)とKDDI(9433)は揃って新商品を発表。2006年、過去最多の機種を投入した両社は、今年もそれに並ぶペースで投入することを明らかにした。追うソフトバンクモバイルも孫正義社長が米アップルの「iPhone」発表会場に姿を見せ、話題を振りまいた。1年で最大の売り時である春商戦に向け、各社とも準備にぬかりないように見える。 新機種はあくまでも“見せ玉” ところが、一見華やかな舞台も一皮めくると全く違った景色が見えてくる。春商戦での顧客の目当ては、これらの新機種ではないのだ。 顧客の多くは、新機種の登場によって安くなった旧機種を手に取る。「カメラ付きか」「カラー液晶付きか」といった、新旧の機種の違いが一目瞭然だった数年前に比べ、最近の携帯電話は機能に大差はない。「それなら少し古くても
気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン わからない。わからない。それにしてもわからない。 冒頭からいったい何の騒ぎだと思われるかもしれませんが、「広告のこれから」に関して日経ビジネスOnlineで連載を持たないかというありがたいオファーを頂戴し、あらためて日ごろから感じていることや、ブログに書いていることを、きちんと整理した文章にまとめ…ようと考えれば考えるほど、「未来のことは正直、わからんなぁ」ということになってしまいました。 わからないと嘆息している人間に連載を持たせようという編集者も豪儀なものだと思いますが、それ以上に、「わからない」ばかりのこの文章をまだ読んでくださっている皆様にまず感謝です。もう少しばかりお付き合いいただき、「お前さんのわからないということの答えは、もしか
「2.0にひっかけた君の原稿、なかなか面白かった」 「ありがとうございます。ちなみにどのあたりが?」 「『社員2.0』のところ。あの表を印刷して壁に張ったよ。あ、悪い、君の書いたところではなかったなあ」 「…」 少し前、弊社の経営陣の1人と上記のやり取りをした。2.0にひっかけた原稿というのは、本欄の第1回目に書いた「Web2.0から社員2.0そして企業2.0と日経ビジネス2.0」である。この記事から、サン・マイクロシステムズがまとめた「社員1.0」と「社員2.0」の比較表へリンクを張った。くだんの弊社幹部は、筆者が書いた原稿ではなく、サン・マイクロシステムズの表の方にいたく感心したわけである。 幹部の発言を受け、筆者が沈黙している様子を冒頭でご紹介したが、この部分は創作である。実際には次のような会話が続いた。 「確かに、あの表はよくできています。ある取材先から教えてもらったので、日経ビジ
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