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ブックマーク / garth.cocolog-nifty.com (14)

  • もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011) - 映画評論家緊張日記

    監督:田中誠 出演:前田敦子、峯岸みなみ 公式サイト 「もし蓮實重彦が『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011)』を見たら」という評論を書きたくなったがもちろんそんな面倒臭いことはしない。初日に劇場に行ったらガラガラだった。国民的アイドルだというAKB48のファンはどこにいるのだ!? やはり映画入場券の半券でAKB総選挙に投票できるようにするとかしないといけなかったのではなかろうか? その意味で、まだまだこの映画作者たちは顧客のことを考え抜いていないと思わずにはいられない。ちゃんとドラッカーに学んでいるのか? さて、原作自体はどうしようもない一発企画ネタ。映画はいくらか知恵を使っているようではあったが、しょせんは副音声+字幕の寝ていてもわかる方式映画(難病おまけつき)。 映画を見ていて思ったのだが、これ、最大の問題はチームが強くなるプロセスにまった

    もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら(2011) - 映画評論家緊張日記
  • わさお(2011) - 映画評論家緊張日記

    監督:錦織良成(『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』) 脚:小林弘利 主演:きくやわさお 公式サイト これがどういう映画かというと、「わさお」「白神山系」「トライアスロン」の三題噺なのである。何を言ってるかわからないと思うが、こっちも意味わからないんで勘弁してくれ。 物語は「トライアスロン」開催中の青森の港町ではじまる。少年アキラくんは「わさお(幼名シロ)」というブサかわな子犬を飼っていた。アキラくんが赤いボールを投げると、シロはいつも飛びついて持って帰ってくるのだ。トライアスロンの選手たちに応援を送るアキラくん、だがふとした拍子にボールが手からこぼれ落ちてしまう。拾いに道路へ飛び出すシロ。だがそこへ反対車線から車が! 危ない!とシロをかばおうと飛び出したお母さんは車に轢かれ……ってなんでトライアスロン中に車が走ってくるんだよ! ともかくお母さんは車に轢かれて半身不

    わさお(2011) - 映画評論家緊張日記
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    poppen 2011/03/10
    噴いたwww ”いっそ高橋よしひろ方式で喋ってくれた方が良かったかも。"
  • サヨナライツカ (2009) - 映画評論家緊張日記

    監督・脚:イ・ジェハン 出演:中山美穂、西島秀俊 原作:辻仁成 航空会社のエリートサラリーマン、西島秀俊は東南アジアの航路を開拓すべくバンコクを訪れた。同僚のマギー(って誰ですかこの人)がもよおしてくれた歓迎会にはなぜか美人を呼んでいるという。「もうノーブラで乳首なんかたっちゃってこんな!」とマギーが力説するミステリアスなノーブラ美女、それが真中杳子(中山美穂)であった。 西島くんはパンナムとの航空会社対抗草野球に出場する。ちなみに「新聞見ました? アメリカがヴェトナムに負けたんですよ」なんてセリフがあることから(まあそんな無理矢理なセリフを入れないと時代がわからないというところにそもそもの……)1975年の物語と思われる。パンナムは世界の空を支配する巨人で、西島くんの勤める日の航空会社はその牙城に切り込まんとしてるわけ。「好・青・年! 好・青・年!」のコールを受けてバッターボックスに

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    poppen 2010/02/02
  • J・G・バラード逝去 - 映画評論家緊張日記

    BBCのニュース。 Cult author JG Ballard dead at 78 The author JG Ballard, famed for novels such as Crash and Empire of the Sun, has died aged 78 after a long illness. His agent Margaret Hanbury said the author had been ill "for several years" and had died on Sunday morning. Despite being referred to as a science fiction writer, Ballard said his books were instead "picturing the psychology of the future".

    J・G・バラード逝去 - 映画評論家緊張日記
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    poppen 2009/04/20
  • 千里眼 キネシクス・アイ (2009) - 映画評論家緊張日記

    監督・脚・編集 松岡圭祐 主演:奥田恵理華 先日久しぶりにジュンク堂に行くと店頭に分厚いが平積みになっていたのである。〈千里眼シリーズ〉十周年記念特別作品シネマ&ノベル 新作映画DVD付き! 書き下ろし最新作 。もちろん〈千里眼〉シリーズなんてこれまで一ページも読んだことない。だけど「新作映画見ろ~ 見ろ~」という声がどこからか聞こえてきたので、しかたなく買ったわけである。で、撮り下ろし映画見たんだけど、なに、これ…… 自衛隊初の女性戦闘機パイロット「イーグル・ドライバー」の岬美由紀は待機中に命令を無視して勝手に人命救助のためにヘリを飛ばして軍法会議にかけられる。こんな自衛隊やめてやらあ、と辞表を叩きつけた美由紀は臨床心理士に転身、パイロットとして鍛えた優れた動体視力のおかげで表情のわずかな変化から内心を完璧に読み取る「千里眼」となったのだ(千里眼は松岡圭祐事務所の登録商標です)。 折

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    poppen 2009/04/20
  • Kindle for iPhone - 映画評論家緊張日記

    amazon電子書籍リーダーkindleiPhone/iPod touch版がついに登場! さっそくインストールしてみた。kindleamazon.comのkindlestoreから購入するのだが、日発行のクレジットカードでは購入不能。ちょっとトリッキーなことをしなければならない。手順は以下のとおり。 1)amazon.comでGift cardを購入する。これは国内のクレジットカードで購入可能。このときにE-mail a gift cardを選択して、e-mailでgift cardの番号を自分宛に送るようにする。 2)amazon.comに別アカウントを作成する。クレジット情報等は入れない。 3) 2)のアカウントをKindle for iPhoneに登録 4) PCで2)のアカウントにログインし、kindlestoreから電子書籍を購入。支払いのときは1)で入手したギフト

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  • K-20 怪人二十面相・伝 (2008) - 映画評論家緊張日記

    監督・脚:佐藤嗣麻子 出演:金城武、松たか子、仲村トオル 公式サイト 映画の冒頭で「日は米国、英国と平和条約を結びました。これで第二次世界大戦は回避されました」とラジオのアナウンスで言うのを聞いてはや脱力したが(ニュースで「第二次世界大戦」なんて言うわけがない!)、それで「1949年」って……このパラレル・ワールド設定にはなんの意味があるんだろうか? 機械式タイプライターなキーボードを出したかったって以外に? まさか「こんな二十面相は二十面相ではない!」といううるさがたの非難を退けるためではないだろうが… そもそも第二次世界大戦が回避された世界ってことは、日はまだ朝鮮や満州や台湾を植民地にしてるってことだよな? 中国はどうなってるんだろう? ひょっとして金城武の不自由な日語の裏にはそんな事情が! 出演者では金城武はいつも通りの棒読みだが、松たか子があまりに鈍重で目を覆わんばかり。宮

    K-20 怪人二十面相・伝 (2008) - 映画評論家緊張日記
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    poppen 2008/12/30
  • 第二回はくさい賞 - 映画評論家緊張日記

    今年もこの季節がやってまいりました。そう、今年の最低映画を決定するはくさい賞のお時間です。喧々囂々の議論の末決まった栄えあるノミネートは以下のとおり。 最低作品賞 『少林少女』 『隠し砦の三悪人』 『ICHI』 『252 生存者あり』 『まぼろしの邪馬台国』 最低監督賞 堤幸彦(『20世紀少年』、『まぼろしの邪馬台国』、『銀幕版スシ王子!ニューヨークへ行く』) 広克行(『少林少女』) 樋口真嗣(『隠し砦の三悪人』) マキノ雅彦(『次郎長三国志』) 曽利文彦(『ICHI』) 最低主演男優賞 金城武(『Sweet Rain死神の精度』) 大沢たかお(『築地魚河岸三代目』、『ICHI』) 竹中直人(『まぼろしの邪馬台国』) 草彅剛(『山のあなた 徳市の恋』) 長嶋一茂(『ポストマン』) 最低主演女優賞 吉永小百合(『母べえ』、『まぼろしの邪馬台国』) 田中麗奈(『犬と私の10の約束』、『銀色の

    第二回はくさい賞 - 映画評論家緊張日記
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    poppen 2008/12/25
  • 映画評論家緊張日記: ひぐらしのなく頃に (2008)

    監督・脚:及川中 出演:前田公輝、飛鳥凛、松山愛里 公式サイト ちかごろの若い人たちはみんなこのゲームをプレイしては鉈で斬り合っているのだという。なんか知らないが、おもしろいことになっているようなので、映画が来るのをきっかけに講談社BOX版を二冊読んでみた……え、これ全体の八分の一なの!? 最近のオタクはみんなしてこんな代物を延々と読みつづけてるわけ!? これが「ゼロ年代の記念碑的一大ムーブメント」なのだとしたら、ゼロ年代ってみんな脳死してるとしか言いようがないね!(ぼくがこの“小説”と最悪の出会い方をしていることくらいはわかっている。しかし、ゲームだったら絶対に前半で放り出しているね) さて、映画の方だが、予想通りにダメ小説をそのまま映画化した普通のダメ映画。物語前半部分のまったり世界がないので、ごく普通の駄目ホラーでしかない。最後は圭一くんが「全部わかった……」と言ってがくっと倒れる

    映画評論家緊張日記: ひぐらしのなく頃に (2008)
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    poppen 2008/05/17
  • 銀色のシーズン (2008) - 映画評論家緊張日記

    監督:羽住英一郎 出演;瑛太、田中麗奈 公式サイト これ、実際に見ないかぎりとうてい信じられないような物語。そういうわけなんでネタバレします。 嫌な人は読まないでください。 さて、瑛太が演じているのはモーグルの元ワールドカップ選手だったが、ジャンプの失敗で大怪我を負って以来競技を離れてゲレンデで当たり屋をやってい る山猿雪猿。彼の住む桃山村は村おこしのために氷ブロックでチャペルを建て、「ホワイトウェディング」として売り出そうとしている。ホワイ トウェディング第一号としてやってきたのが田中麗奈。スキーマニアの婚約者が申しこんだというのだが、自分は雪を見るのもはじめて。えっちらおっちら下手 くそな練習してるところを瑛太に目をつけられ、個人レッスンを受けることになる。 さて、そんなある日、白馬の山頂からスキーで滑りたいと思った瑛太は、バズーカ砲(!)を取り出して向かいの山に向けて射撃する。表層雪

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    poppen 2008/01/23
  • 魍魎の匣 (2007) - 映画評論家緊張日記

    原作京極夏彦 監督・脚原田眞人 公式サイト まず言っておきたいが、原作のファンにはお勧めできない。実相寺監督への供養として見に行こうとか思ってる人にもお勧めできない。しかし原作を読んだことがない人にも別にお勧めできないというのが怖いところ。 どういう人にお勧めできるかと考えてみたが 1)阿部寛が赤いビュイックを駆って颯爽と事件を解決するハードボイルド探偵ものを見たい人 2)堤真一と椎名桔平がドタバタコメディを演じるところを見たい人 3)カットがカチャカチャ変わって目がチカチカするのが楽しい人 4)阿部寛、椎名桔平、堤真一が熱く語り合う男の友情ものが見たい人 5)エンディング・テーマの東京事変が好きな人 6)目眩坂が階段になっているのが斬新だなあと思える人 ……はおもしろいと思う可能性があるかもしれない。あくまでも可能性だが。 前から言っているのだが、シリーズものを一目から作るというのは

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    poppen 2007/12/16
  • ALWAYS 続三丁目の夕日 (2007) - 映画評論家緊張日記

    人間ドックで生まれてはじめて胃カメラを飲んできたのだが、恐れていたほどきつくはなかった。鎮静剤を入れてもらったおかげでほとんど寝ていたからである。薬が抜けきらないでぼーっとした頭のまま、ユナイテッドシネマ豊洲で『ALWAYS 続三丁目の夕日』を見たのだが、どうもそのくらいでちょうどよかったような気がする。前作は見て 発狂しそうになるくらい怒り狂ったわけだが、頭に麻酔をかけていたおかげで今度はそれほどでもなかった。 とは言っても別に面白かったわけではないが。 今回、頭がくらくらしたのはクライマックスとなる茶川龍之介(吉岡秀隆)の芥川賞待機宴会のシーンで、まあ待機宴会ってああいうもんじゃないよと かそういう突っ込みはメッタ斬りの人々にまかせるとしても、そこで待っていた人々が次々にを取り出して「すごくいい話なんだ!」「オレは三回読んで、三 回泣いた!」「すんごく心がじんとすますたわあ」とか口々

    ALWAYS 続三丁目の夕日 (2007) - 映画評論家緊張日記
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    poppen 2007/11/28
    > だいたい茶川龍之介ってペンネーム使ってる時点で芥川賞候補にはならないよ!
  • How to talk to girls by Neil Gaiman - 映画評論家緊張日記

    映画『スターダスト』のプロモーションのため来日したニール・ゲイマンに会う。来日中、ひたすら取材また取材だったゲイマンたっての希望で、角川書店主宰によるサイン会が催された。これ、アメリカならたいへんなことになるところだが、日だし告知も直近だったしでほどほどの人数でちょうどいい感じ。ただしさすがに外人が多いのと(ゲイマンに会える!というので日中から集まってきたらしい)、女の子が多いのがさすがである。 終了後、角川書店の方に誘われて、金原瑞人、大森望らと帝国ホテルでゲイマンを囲んでのお事会。インタビュー(エスクァイア)ではわりとFAQ的な質問をしてしまったので、あまり記事になりそうもない話をいろいろ。 サイン会に静岡から駆けつけたけど終了後ですれ違いだった女の子から角川書店の編集者がを託されていると知ったゲイマン。スウェーデンで買ったという筆 ペンを出してすらすらとサインしながら、その女

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    poppen 2007/09/22
    SF界一のモテ男、ニール・ゲイマンすげー
  • さよならSF大会 - 映画評論家緊張日記

    Nippon2007(第46回日SF大会兼65th World Science Fiction Convention)に行ってきた。 SF大会には久しく行ってなかったんだけど、今回はおそらく最初で最後の日でおこなわれるワールドコンなので出かけることにした。ロバート・シルヴァーバーグにサインをもらい、ヒューゴー賞授賞式を見物し、英語企画も物色し、テッド・チャンインタビューもNW企画も見て、三日間たっぷりSFを満喫した。 で、あらためてしみじみと思うのは、SF大会は進化の袋小路に入ってしまったなあ、ということだ。 はじまる前、あまりに準備の態勢がデタラメなので、「史上最低のワールドコンと言われるのではないか」「国辱ものだ」と心配している人も多かったのだが、蓋を開けてみればワールドコンの海外客はたいそうのんびりまったりしていて、キリキリしているのは日人参加者だけだった。それは企画にもはっき

    さよならSF大会 - 映画評論家緊張日記
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    poppen 2007/09/04
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