政府と警察は3月11日の大震災後の廃材処理でヤクザと中国系マフィアや総会屋などの反社会的組織が巨額の契約を勝ちとることの防止に苦戦を強いられている。ゴールデンウィーク真っ只中の五月五日。被災地の福島県南相馬市に出向していた警視庁組織犯罪対策部の捜査官はがれきの整理もままならない街角で、中国系マフィアの代表的人物Xを目にした。Xは日本人の女性と結婚し帰化しており表向きは日本名で知られていて、中国と日本でごみ処理ビジネスを手掛けている。Xは避難所の被災者に餃子を配って、明らかに被災者に良い印象を与えようとしていた。しかしXの真の狙いは、地元役所も処理に手を焼く地震後の大量の廃材ごみ処理の契約を勝ちとることにあった。警視庁捜査官によればXは最近、民主党議員と一緒に南相馬市市長を訪問していることが確認されており、もし契約を勝ち取ることになれば福島第一原発周辺地域のごみは他県へ持ち出すことはできない