IPサイマルラジオ協議会は2010年2月24日、パソコンがそのままラジオ受信機となる「IP(Internet Protocol)サイマルラジオ」の実用化試験配信を開始すると正式に発表した。今回の試験配信は、在京民放ラジオ7局と在阪民放ラジオ6局の地上波ラジオ放送を、CMも含めてそのまま同時に放送エリアに準じた地域に配信するサイマルサービスである。 近年、都市部を中心に高層建築、モーターなどの雑音源の増加などによりラジオの聴取環境が著しく悪化している。放送エリアに準じた地域にサイマル配信することで、こうした難聴取の解消を図る。あわせて、より魅力ある音声メディアの姿を追求していく。 利用に向けては、登録などの手続きは一切不要である。誰でも簡単にパソコンで雑音のない形で、ラジオ番組を聴取できる。試験配信の開始は3月15日を予定する。半年後をメドに実用化を目指す。 関東地区の配信地域は東京都と神奈
![「IPサイマルラジオ」実用化試験配信開始を正式発表](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bed39b5962a5d552c95b6d796db8f55e72d32943/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fxtech.nikkei.com%2Fimages%2Fn%2Fxtech%2F2020%2Fogp_nikkeixtech_hexagon.jpg%3F20220512)