NITE=製品評価技術基盤機構は、新型コロナウイルスの消毒目的で利用が広がっている「次亜塩素酸水」について、現時点では有効性は確認されていないとする中間結果を公表しました。専門家は、噴霧での使用は安全性について科学的な根拠が示されていないなどとして、注意を呼びかけています。 検証では、2つの研究機関で酸性度や塩素の濃度が異なる次亜塩素酸水が新型コロナウイルスの消毒に有効かどうかを試験しました。 その結果、一部にウイルスの感染力が弱まったとみられるデータもありましたが、十分な効果がみられないデータもあるなどばらつきが大きく有効性は確認できなかったということです。今後、塩素濃度を高くした場合などについて検証を続けるということです。 またNITEでは、次亜塩素酸水は噴霧することで空間除菌ができるとして販売されるケースが少なくないことについて、人体への安全性を評価する科学的な方法が確立していないこ
【2020年6月29日】「よくあるお問い合わせ」及び「関連資料」の更新を終了しました。最新の情報や政府見解は、新しいニュースリリースや各省HPを参照ください。 【2020年6月9日発表資料差し替え】「関連資料」のうち、「②「次亜塩素酸水」等の販売実態について(ファクトシート)」及び「③「次亜塩素酸水」の空間噴霧について(ファクトシート)」を差し替えました。 【2020年6月5日発表資料差し替え】「関連資料」のうち、「②「次亜塩素酸水」等の販売実態について(ファクトシート)」を差し替えました。 【2020年6月2日発表資料差し替え】「よくあるお問い合わせ」を追記しました。 (独)製品評価技術基盤機構で行っている消毒方法の有効性評価について、第4回検討委員会が開催され、新たに2種類の界面活性剤が、新型コロナウイルスに対して有効と判断されました。 本件概要 新型コロナウイルスの感染拡大に対応し、
※ 掲載当時(2020年5月8日)に用いていた「要時生成型二酸化塩素水溶液」について、塩素系のガスを生成する他の物質(安定型二酸化塩素、次亜塩素酸など)と混同を避けるため、この液剤の主成分である「亜塩素酸イオン」を反応系の名称に含めた「要時生成型亜塩素酸イオン水溶液」に修正しました。<2020年7月29日追記> ・要時生成型亜塩素酸イオン水溶液 (MA-T®) が新型コロナウイルスを98%以上消毒できることを実証。 ・MA-T®は、株式会社エースネットが開発した除菌・消臭剤のシステムで、日本のほぼ全ての航空機のほか、多くのホテルでも利用されている。2015年に、大阪大学の研究によって、反応すべき菌やウイルスが存在する時にのみ、必要な量だけ二酸化塩素の成分を水の中で生成する「要時生成型亜塩素酸イオン水溶液」であることが明らかに。 ・これまでに、MA-T®は、SARSコロナウイルス、MERSコ
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対するワクチンが、世界中から熱望されている。2020年5月22日に世界保健機関(WHO)が発表した「Draft landscape of COVID-19 candidate vaccines」によれば、世界では、100品目以上のワクチンの開発が進められており、10品目で臨床試験が実施されている。そんな中、ワクチン開発に追い風となる知見が発表された。 有効なワクチンを開発するためには、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の病因についての情報だけでなく、感染した患者のSARS-CoV-2に対する免疫応答に関する情報が必要であるが、そうした報告はこれまでほとんど無かった。特に、(1)感染した患者の免疫系によってSARS-CoV-2に対してどのような免疫応答が誘導されているのか、(2)その免疫応答は持続するのか、(3)自然界に存在する、いわゆる
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