IGDA日本・SIG-Indie(同人・インディーズゲーム部会)の第5回研究会が、秋葉原のUDXマルチスペースで開催されました。今回のテーマは「ノベルゲーム制作実践テクニック-素材制作の技術と制作管理・宣伝のノウハウ-」です。第3回のテーマが「シナリオ作成技法とメイキング」だったのに対して、今回は宣伝・販売も含めた、包括的なテーマで議論が行われました。 セミナーでは、まず弁護士の板倉陽一郎氏が「同人ゲーム開発者が直面する法律問題」と題して、クリエイターが最低限知っておいた方が良い著作権関連の問題について解説しました。板倉氏は「法律上『二次創作』に関する『消費者の権利』は存在せず、コミケなどでの頒布行為が成立しているのは、権利者が権利を行使していないだけ」だと指摘。二次創作で同人ゲームを自由に作れると思ってはいけない、と釘を刺しました。また違法性の判断は専門家でも困難なほどで、権利侵害に関す