山口県下関市の「しものせき水族館海響館」は14日、飼育していたバンドウイルカの雄の赤ちゃん(生後4カ月)がジャンプした際、母親など2頭のイルカと衝突、プール外に落下して死んだと発表した。担当者は「落下時の打ちどころが悪かったと思われ、非常に残念」としている。 水族館によると、ショーの合間の13日午前11時ごろ、赤ちゃん、母親の「ティアラ」、別の1頭の計3頭が一緒に空中にジャンプ。その際に互いにぶつかり、赤ちゃんは衝撃でプールの外にはじき飛ばされて床に落下、数分後に死んだ。 海響館では過去に同様の事故は起きていないが、事前の対策としてプール外に緩衝用マットを敷いていたという。 赤ちゃんは5月12日に誕生し、体長約180センチ、体重76・5キロに成長。夏休み中に愛称を募集し、9月下旬に発表する予定だった。