記事一覧 白装束団体パナウェーブ自然消滅か 千乃会長の死から5年 (2011年10月26日午後0時54分) 「エルアール出版」の看板がかけられた施設。覆っていた白い布はなく、普通の民家のようだった=福井県福井市五太子町 2003年、「パナウェーブ研究所」を名乗る白装束集団が福井県福井市五太子町に居付き、大騒ぎとなった。上部団体とされる「千乃正法会」の千乃裕子会長=当時(72)=が亡くなって25日で5年。拠点施設やそこに住む人々の服装は白一色ではなくなり、同研究所は自然消滅の道をたどったようだ。 (久慈かおり) 同研究所は、人体に悪影響を及ぼす電磁波の調査研究を目的に成立したとされる。五太子町に拠点施設ができた時期は定かでないが、03年にメンバーが大挙して本県入りし、大騒ぎになった。 それ以降、変死事件や不正車検事件、森林の無断伐採などを相次いで引き起こしたものの、06年に千乃会長が亡く