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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (64)

  • 第1回 乱獲で資源は危機的に、生息地破壊も一因

    人がべているウナギは19の種・亜種が知られるウナギの一種、ニホンウナギで、日韓国台湾中国など東アジア一帯の海域の回遊してくる。沿岸に回遊してきたシラスウナギ(ウナギの稚魚)は河川を遡上して成長し、そこで5~10年程度過ごした後に、繁殖のために河川を下って海に下る。 ウナギは5~8月の新月の直前に、グアム島近く、西マリアナ海嶺南端付近の太平洋で産卵するとされる。卵からふ化した仔魚はほとんど自分では泳がずに海流に乗って西に移動、その後黒潮に海流を「乗り換えて」北上し、東アジア各国の沿岸までたどり着く。 これがウナギの長く、不思議なライフサイクルだ。 こうしてみるとウナギの生息のためには、河川の上流域や湖沼から下流域を経て公海に至る広い範囲の環境がきちんと保全されていなければならないことが理解できるだろう。河口域の干潟や浅海部分も、遡上前のシラスウナギや、海に泳ぎ出す直前の親ウナギ

  • ウナギが食べられなくなる日

    人が長きにわたってべてきたウナギの資源が危機的な状況にある。養殖ウナギの「原料」となる稚魚「シラスウナギ」の漁獲量の減少が著しいからだ。今季は3年連続の極度の不漁で、ウナギに絶滅の危機が迫っていると言われるまでになってきた。日のウナギ消費がピークを迎える土用の丑の日を前に、ウナギ漁やウナギ消費の現状を探った。 第1回 乱獲で資源は危機的に、生息地破壊も一因 2012年7月12日 第2回 背景に日の消費爆発、定着した薄利多売のビジネスモデル 2012年7月19日 第3回 外来種輸入には多くの問題、資源管理に漁獲規制が急務 2012年7月26日 第4回 さらに深まるウナギの危機 歯止めかからぬ資源減少 2013年7月11日 第5回 ウナギ取引は不透明 規制強化が不可欠に 2013年7月22日

    ウナギが食べられなくなる日
  • 【研究室】「研究室」に行ってみた。木部暢子

    アイヌ語、八重山語、与那国語、沖縄語、国頭語、宮古語、奄美語、八丈語――。2009年2月のユネスコの発表によれば、これらは消滅の危機にある日の「言語」だという。ユネスコの警鐘と連動する形で、目下、日の消滅危機言語を守る共同研究プロジェクトのリーダーを務める木部暢子先生の研究室に行ってみた!!(文=川端裕人/写真=藤谷清美) 第1回 6000言語のうち2500が消滅する!? 2012年7月2日 第2回 方言は「汚い言葉」? 2012年7月3日 第3回 今もありありと思い出すぼくの「言語喪失」体験 2012年7月4日 第4回「方言」と「言語」の違いとは 2012年7月5日 第5回 消滅危機言語をなぜ守らなければならないのか 2012年7月6日

    【研究室】「研究室」に行ってみた。木部暢子
  • 関係者に聞く「ヒッグス粒子発見」の真相

    万物に質量をもたらしたとみられることから「神の素粒子」とも称される未発見の「ヒッグス粒子」。12月の「発見」報道の渦中にある研究者に、その真相をききます。 12月13日、「神の素粒子」と呼ばれるヒッグス粒子「発見か」との報道が世界中のテレビや新聞を賑わせました。ヒッグス粒子は、物質が質量を持つことに大きくかかわっている素粒子と考えられ、その存在が確かであれば、物質の根源だけでなく宇宙の誕生に一歩近づける重要な発見となります。「まだ見つかったと言える段階ではない」ということでしたが、大きな可能性があるだけに、冬でありながら、世界を熱くしそうです。 今回「兆候が見つかったかもしれない」と発表したのは、スイスにある欧州合同原子核研究所(CERN=セルン)。ここには「LHC」という一周が27キロメートルにもなる円形の大型加速器があり、2008年からこれを使ってヒッグス粒子を見つけるために実験を繰り