ニュース&トピックス 2022.05.13 「私」にとっての「部落差別問題」とは? 映画『私のはなし 部落のはなし』が5月21日より順次全国公開 上映・配信情報 さまざまな「私」の視点から「部落差別問題」を語るドキュメンタリー映画 中学校の歴史の授業で「穢多(えた)」「非人(ひにん)」という言葉に触れたことがあるかもしれません。これらは、中世の身分を手がかりに、江戸時代の徳川幕藩体制下で確立された身分制度の下層に位置づけられた「賎民(せんみん)」と呼ばれる階級に属し、現在は差別語として扱われています。 そして、そのような被差別階級に置かれた人が集団的に住まう地域は「部落」と呼ばれてきました。しかし現在は存在しません。1871年(明治4年)の「解放令」によって、「部落」という地域も「賤民」という身分も廃止され、すべての人は平等であると明文化されました。 ですが、被差別部落への差別意識は、近代