並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 18 件 / 18件

新着順 人気順

ギュンター・グラスの検索結果1 - 18 件 / 18件

  • 「海外文学・世界文学ベスト100冊」は、どの1冊から読み始めればいいか - ボヘミアの海岸線

    #2019年、編集済み。 「海外文学の名作100冊」を分類する 世界文学・海外文学は広大な海あるいは原野のようだ。それゆえ、初心者にとって地図がとても見づらい。「面白い」「古典」「話題になっている」という定性的な物差しはたくさんあるけれど、それだけで歩くにはあまりにタイトルの数が多すぎる。さらに「面白い」の基準は人それぞれなので、リストは無数にある。ほんのり海外文学に興味はあるけれど、どの羅針盤を使えばいいのかわからない人が「とりあえず海外文学ベストならまちがいないのでは」とベスト荒野に向かい、アチャス&エペペする姿を何度も目撃してきた。 というわけで、ノルウェー・ブック・クラブが2002年に公表した”Top 100 Books of All Time”「世界最高の文学100冊」を「値段」「ページ数(読了までの長さ)」「入手可能さ」という定量的な指標で分類してみた。本リストを選んだのは、お

      「海外文学・世界文学ベスト100冊」は、どの1冊から読み始めればいいか - ボヘミアの海岸線
    • 読書しろ、読書しない奴はバカ:ハムスター速報

      読書しろ、読書しない奴はバカ Tweet カテゴリ☆☆☆ 2:名無しさん@涙目です。(江戸城):2011/10/14(金) 00:57:18.30ID:ABGvOH8h0 10代で読んでいないと恥ずかしい必読書 丸戸史明『この青空に約束を―』『パルフェ』『世界で一番NGな恋』 草壁祭『ゴアスクリーミングショウ』 麻枝准『ONE』『AIR』 『リトルバスターズ』 深沢豊『2nd LOVE』『書淫、或いは失われた夢の物語。』 foca『ロケットの夏』   菅沼恭司『奴隷市場』  三峰奈緒『夢幻夜想曲』『カナン』  藤木隻『ELYSION』  早狩武志『僕と、僕らの夏』『群青の空を越えて』  原田宇陀児『WHITE ALBUM』   田中ロミオ『CROS†CHANNEL』『最果てのイマ』『おたく☆まっしぐら』  星空めてお『腐り姫』『Forest』  呉一郎『水夏』『あした出逢った少女』  長岡

      • 2009.4a / Pulp Literature

        Peter Boxallの"1001 Books"【Amazon】が凄い。英文学を中心に、古今東西1001冊ものフィクションを紹介している。こういうのは得てして「名作」ばかりになりがちだけど、本書はかなりバランスを重視しており、古典から現文まで幅広く揃えている。なかなか目新しいリストなので、外国文学が好きな人は要チェックだろう。 日本からは、村上春樹・大江健三郎・三島由紀夫・芥川龍之介・夏目漱石が名を連ねている。このなかで意外なのが夏目漱石で、なぜか『こころ』が入っているんだな。どちらかというと内向きの小説というイメージだったので、まさか外国人受けするとは思わなかった。川端ではなく、漱石なところがまた渋い。 以下、1001冊のリスト。年代の新しい順にソートした(上が新しく下が古い)。 2000年代 カズオ・イシグロ『わたしを離さないで』 イアン・マキューアン『土曜日』 ゼイディー・スミス『

        • SNSの時代に本を書くということ・・・新書「ヒトラーの時代」に思う|yoshiko Yamanouchi

          中央公論新社から新書『物語オーストリアの歴史』を上梓してからほぼ一ヶ月半が経過した。私にとって四冊目の単著であるが、今回の本は、オーストリアの歴史を、各州の地方史の視野に降り立ちながら、通史としてもある程度フォローできるようにという大変高いハードルを課されたという意味で、これまでのように、自分の専門領域のストライクゾーンの範囲内で構想し、執筆するパターンとは全く違った作業だった。そして、ウィーン文化史を専門とする私にとって、地方史の細部を掘り起こすのは、気が遠くなるような根気を要しもした。これらの事情で、気がつけば14年もの年月をこの仕事につぎ込むことになってしまった。 このように飛び抜けて苦労が多い仕事だったわけだが、終わってみて、これまでの単著ほどの達成感は感じることができずにいる。さらに出版後1週間ほどで、むしろどうしようもない恐れと悲しみの感情に取り憑かれた。原因は、インターネット

            SNSの時代に本を書くということ・・・新書「ヒトラーの時代」に思う|yoshiko Yamanouchi
          • 【2021年まとめ】海外文学の新刊を読みまくったので、一言感想を書いた - ボヘミアの海岸線

            2021年は、海外文学の新刊を読みまくった。 『本の雑誌』の新刊ガイド連載「新刊めったくたガイド」の海外文学担当になったからだ。 「新刊めったくたガイド」は、ジャンルごとにわかれて、毎月4冊以上の新刊を紹介する連載だ。日本文学、海外文学、SF、ミステリ、ノンフィクションと、ジャンルごとに担当者が書いている。 本の雑誌463号2022年1月号 本の雑誌社 Amazon これだけ新刊まみれになるのは人生はじめての経験だったので、記憶が飛ばないうちに、読んだ海外文学の感想を書いておくことにした。 ここで言う「新刊」の定義は以下のとおり(『本の雑誌』ルール)。 ・2021年に発売した、海外文学の翻訳 ・新訳、復刊は対象外 目次 ■2021年のアイ・ラブ・ベスト本 【アメリカ】ローレン・グロフ『丸い地球のどこかの曲がり角で』 【アメリカ】 ジェニー・ザン『サワー・ハート』 【ポルトガル】 ゴンサロ・

              【2021年まとめ】海外文学の新刊を読みまくったので、一言感想を書いた - ボヘミアの海岸線
            • 世界文学を100ヶ国分読んでみた【全100冊紹介】 - ゴミ本なんてない

              元々読書好きを自称してはいたものの、なんだかんだいって結局読んでいるのは欧米や日本人作家の作品ばかり…。そんな折にこの、世界各国の代表的な小説を一年で196冊読んだ方の記事が目に飛び込んできて、早速自分もやってみようと決意したのが2016年初頭。それからちょこちょこ特定の国の本を探しては、読み進める事丸三年!ようやく100冊読み終える事ができました。まさかここまで時間がかかるとは思っていなかったものの、海外文学の造詣を深めるとびきり良い機会になりました。ひとところに居ながらにして、ここまで自分の世界が拡がるとは思わなかったなぁ。 読んだ世界の小説100冊 今回の試みでは、各国に所縁のある作家の作品を読み、あらすじと感想を地域順に並べています。そのため、舞台が必ずしもその国に設定されているとは限りません(例えば、ポーランド出身の記者が描いたアフリカのルポ作品は「ポーランド」に分類)。この方が

                世界文学を100ヶ国分読んでみた【全100冊紹介】 - ゴミ本なんてない
              • 今更なんですがの本の話 : 世界傑作文学100選

                2007年03月07日00:15 カテゴリその内読みたい本の話 世界傑作文学100選 ガルシア・マルケス『百年の孤独』の紹介で世界の文学100に選ばれたというのがあり、他にどんなのがあるんだろうと気になって調べてみました。 そしたらこれが意外とやっかいで、正確にはノルウェー・ブック・クラブとかいう所が世界の著名な作家100人に10作品を挙げて投票してもらったものらしく、探し当てたリストも英文のみ…… 訳しました、訳しましたよ気合いと根性で。いや、グーグルとアマゾンの力を拝借して。 というわけて、続きにはそのリストと原文が載せてあります。 ちなみに後で自分が読みたくなった際便利なよう、訳した方は国別に分けてしまいました。順番とかは適当です。原文は著者名アルファベット順に並んでおりますが。 あと、数えると100冊以上ありますが、三部作だったりタイトルが違うけど上下巻みたいな本があるからみたいで

                • 161人の天才たちが行っていた日々の習慣をまとめた「天才たちの日課」

                  by woodleywonderworks 「老人と海」「武器よさらば」で知られる小説家のヘミングウェイが毎日書いた語数を記録していたり、「ゴリオ爺さん」などで知られる小説家のバルザックが午前1時になると起きて仕事をしていたりと、後年に名を残した人たちの「さすが」と納得するようなものから「そんなことを?」と思うほど意外なものまで、さまざまな習慣をまとめた書籍が「天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々」です。 元になった「Daily Rituals」は世界各国で翻訳されたベストセラーで、このたび日本語版が出版されました。 天才たちの日課 | 動く出版社 フィルムアート社 http://filmart.co.jp/books/composite_art/2014_10_27/ 書籍の外観はこんな感じのソフトカバー。 ぺらっとめくると「レベッカへ」の文字。これは著

                    161人の天才たちが行っていた日々の習慣をまとめた「天才たちの日課」
                  • この中のどれか一つすら読みきってないやつは、小説について語る資格はない : 2のまとめR

                    2010年03月24日 ➥ この中のどれか一つすら読みきってないやつは、小説について語る資格はない 55 comments ツイート 230: 裏漉し器(石川県) []:2010/03/22(月) 19:16:13.52 ID:uTRWwwsu これにもっと色々加えて文学の必読テンプレつくってよ 『考える人』2008年春号特集 「海外の長編小説ベスト100」 第1位「百年の孤独」  ガルシア・マルケス 第2位「失われた時を求めて」  マルセル・プルースト 第3位「カラマーゾフの兄弟」  フィードル・ドストエフスキー 第4位「ドン・キホーテ」  ミゲル・デ・セルバンテス 第5位「城」  フランツ・カフカ 第6位「罪と罰」  フョードル・ドストエフスキー 第7位「白鯨」  ハーマン・メルヴィル 第8位「アンナ・カレーニナ」  レフ・トルストイ 第9位「審判」  フランツ・カフカ 第10位「悪霊

                      この中のどれか一つすら読みきってないやつは、小説について語る資格はない : 2のまとめR
                    • 被害者二〇〇万、「ベルリン陥落1945」に見るソ連軍の性暴力(と現代日本) - 非行型愚夫の雑記

                      ドイツ軍当局の最大の誤算は、赤軍の進撃路のアルコールのストックを破棄しなかったことだった。敵が泥酔すれば戦えなくなるだろうという皮算用だったが、女性住民にとって悲劇的なことに、赤軍兵士はまさにアルコールの勢いをかりてレイプし、そのアルコールで悲惨な戦争の終結を祝ったのである。 勝利の祝宴がひと区切りついても、ベルリン市民の恐怖は去らなかった。はめをはずした祝宴の余波で多くのドイツ女性がレイプされた。あるソ連の若い科学者は、恋人となった一八歳のドイツ少女から、五月一日の夜、赤軍将校が拳銃の銃口をむりやり彼女の口に突っこんで、言うなりにさせるため、襲撃のあいだじゅう、そのままにしていたという話を聞かされた。 まもなく女性たちは、夕方の「狩猟時間」のあいだ姿を消すすべを学んだ。若い娘たちは何日もつづけて屋根裏の倉庫に隠れた。母親たちはソ連兵が二日酔いで眠っている早朝をねらって、街路に水くみに出る

                        被害者二〇〇万、「ベルリン陥落1945」に見るソ連軍の性暴力(と現代日本) - 非行型愚夫の雑記
                      • マジックリアリズム - Wikipedia

                        この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(このテンプレートの使い方) 出典検索?: "マジックリアリズム" – ニュース · 書籍 · スカラー · CiNii · J-STAGE · NDL · dlib.jp · ジャパンサーチ · TWL(2011年2月) マジックリアリズム(英: magic realism)、マギッシャーレアリスムス(独: magischer Realismus)、魔術的リアリズム(まじゅつてきリアリズム)は、日常にあるものが日常にないものと融合した作品に対して使われる芸術表現技法で、主に小説や美術に見られる。幻想的リアリズム、魔法的現実主義と呼ばれることもある。魔術 (magic) の非日常、非現実とリアリズム (realism) の日常、現実という相反した状態が同時に表すこの技法はし

                        • 海外文学でこれ読んでおけば知的に思われる作品教えて : 哲学ニュースnwk

                          2015年01月02日08:00 海外文学でこれ読んでおけば知的に思われる作品教えて Tweet 1: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/01/01(木) 16:53:12.04 0.net 罪と罰とか 転載元:http://hayabusa3.2ch.sc/test/read.cgi/morningcoffee/1420098792/ ヴォイニッチ手稿が読めるかもしれません。 http://blog.livedoor.jp/nwknews/archives/4802613.html 6: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/01/01(木) 16:55:57.03 0.net ラスコリニコフは読んだな 桜の園とかかな 7: 名無し募集中。。。@\(^o^)/ 2015/01/01(木) 16:56:20.27 0.net 『考える人』2008年春号特集 「海外の長編

                            海外文学でこれ読んでおけば知的に思われる作品教えて : 哲学ニュースnwk
                          • 独ノーベル賞作家が「タブー」のイスラエル批判「イラン国民を抹殺しかねない」 - MSN産経ニュース

                            【ベルリン=宮下日出男】ドイツのノーベル文学賞作家、ギュンター・グラス氏(84)が、イランの核兵器開発疑惑に関し、イスラエルの事実上の核保有を批判する詩を独紙などに投稿し、波紋を広げている。ドイツではナチスによるホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)の過去があるため、イスラエル批判がタブー視されているからだ。 グラス氏は4日付南ドイツ新聞などに寄せた「言わねばならぬこと」と題した詩で、イスラエルがイランの核兵器保有を防ぐために攻撃すれば、「イラン国民を抹殺しかねない」と懸念を表明。イスラエルの核について「沈黙」することは「虚偽」であり、「世界平和を脅かす」と主張した。 詩の投稿を受け、国内では「中東情勢に関する無知を証明している」(連立与党議員)といった批判が噴出。イスラエルでもネタニヤフ首相が5日、「安全を脅かしているのは、イスラエルでなくイランだ」とグラス氏を非難した。 グラス氏は2006年

                            • わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 長門有希も笑う「文学全集を立ちあげる」

                              日本を代表する本読みのプロ、丸谷才一、鹿島茂、三浦雅士の公開編集会議。「いま読んで面白いもの」を選考基準に、古今東西の名著名作をちぎっては投げちぎっては投げ!ちゅるやさんの言を借りれば、めがっさ面白いにょろ!長門さんに渡したら大笑いして読むに違いない(ああ、その笑顔を想像してニヤけるニヤける)。 「今さらブンガク全集なんて…ま、丸谷氏の鼎談としてつまむか」とナナメ読み始めたらさァ止まらない。名にし負う古典をバッサリ!一方で艶笑譚やSF、スパイ小説まで吸い込む貪欲さ―― その思いっきり具合が愉しい。 丸谷氏によると、世界文学全集という仕掛けは、なかなか具合がいいそうな。 巻数が限定されていて、それでセットになっている チームみたいに構成されているから、役割分担や時代、国もいろいろ含まれている 制約された巻数によってキャノン(正典)を並べている つまり、一定の教養の場にいるなら、少なくともこれ

                                わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる: 長門有希も笑う「文学全集を立ちあげる」
                              • 「世界文学ベスト100」の英米バージョンを調べてみた

                                文学ベスト100と検索すると、国内に限ってもいろいろなランキングが出てくる。英語圏では、ベスト100を選んだときどのような小説がランクインするのか、気になって調べてみた。 そうすると、日本と同様にたくさんの種類のランキングが出てくるが、これらをひとつひとつ紹介するのも退屈だ。 だから、それなりに信頼がありそうないくつかのランキングを選んで、それらにくり返し選出されている作品名をここに挙げてみたいと思う。 なにをもって信頼があるというのかは難しい問題だが、だいたい以下のような基準を満たしているランキングだけを取り上げることにした。 ・英語圏文学に偏っていないこと 英語で検索しているからには、英語で書かれた小説が多くランクインするのは当然なのだが、英語圏に限らず、世界の文学を選出の対象にしていることを条件とした。なので英米文学オンリーとかなのは避けた。 ・あまりに最近の小説や大衆小説を選んでい

                                  「世界文学ベスト100」の英米バージョンを調べてみた
                                • 映画『世界一美しい本を作る男〜シュタイデルとの旅〜』公式サイト

                                  『世界一美しい本を作る男-シュタイデルとの旅-』 「世界一美しい本を作る」と称されるドイツの小さな出版社シュタイデル。ノーベル賞受賞作家ギュンター・グラス、アメリカを代表する写真家ロバート・フランク、シャネルのカリスマデザイナー カール・ラガーフェルド・・・天才たちに愛される、その秘密に迫る驚きと情熱のドキュメンタリー! GERHARD STEIDL, MARTIN PARR, JOEL STERNFELD ROBERT FRANK, KARL LAGERFELD, MONTE PACKHAM KHALID AL-THANI, JOHN COHEN, GÜNTER GRASS, ED RUSCHA ROBERT ADAMS, JEFF WALL, JUNE LEAF, JONAS WETTRE 監督:ゲレオン・ヴェツェル(『エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン 』)& ヨルグ・

                                  • 新入生のための海外現代文学リスト(2018年版) - 海外文学読書録

                                    ラノベに飽きた学生向け。とりあえず100冊。実は10年前に同様の趣旨のリストを公開したが、さすがに賞味期限が切れてるだろうということで改訂版を出すことにした。今回は直近50年ということで、1970年代以降の作品に絞っている(ただし、2冊だけ例外的に60年代の作品を入れている)。ジャンルや地域などバランスを重視して選んだので、全部読めば読書の幅が広がっていることだろう。これから海外文学を読もうと思っている人は是非参考にしてほしい。 ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』【Amazon】 イサベル・アジェンデ『精霊たちの家』【Amazon】 チママンダ・ンゴズィ・アディーチェ『アメリカーナ』【Amazon】 マーガレット・アトウッド『侍女の物語』【Amazon】 カズオ・イシグロ『日の名残り』【Amazon】 アーヴィン・ウェルシュ『マラボゥストーク』【Amazon】 ミシェル・ウエルベック『素

                                      新入生のための海外現代文学リスト(2018年版) - 海外文学読書録
                                    • 映画「世界一美しい本を作る男」 ドイツの小さな出版社、シュタイデル社の仕事術

                                      天才が愛する、小さな出版社がある。シャネルのデザイナー・カール・ラガーフェルド、ノーベル賞受賞作家のギュンター・グラス、アメリカを代表する写真家ロバート・フランク……。活躍するフィールドや国籍を超えて、みな「世界一美しい本を作る」と称されるドイツの出版社、シュタイデル社で本を作りたいと願うのだ。そして、それらの作品はシュタイデル本の愛好家を魅了しつづけている。 本作りに情熱を注ぐ一人の男、ゲルハルト・シュタイデルの秘密にせまるドキュメンタリー映画「世界一美しい本を作る男 —シュタイデルとの旅—」が9月21日に公開された。監督は日本でも大ヒットした「エル・ブリの秘密 世界一予約のとれないレストラン」を手がけたゲレオン・ヴェツェルとヨルグ・アドルフ。公開初週は、立ち見が出るほどの盛況となった。日本は出版不況といわれて久しいが、この小さな出版社が愛される理由は何なのか。シュタイデルの仕事術に迫る

                                        映画「世界一美しい本を作る男」 ドイツの小さな出版社、シュタイデル社の仕事術
                                      1