ベルギー小売り大手コルホイト・グループの投資部門であるコリス・インベストメント(Korys Investment、以下、コリス)は11月12日、配電事業者向けのシステムを提供するポルトガルのエネイダ(Eneida)へ出資することを発表した。エネイダは2012年に設立され、ポルトガル中部コインブラに拠点を置く中小企業。ポルトガルの投資ファンドである200Mやエネイダの既存株主との協調投資で、これによりエネイダは450万ユーロの資金調達に成功した。 同社が提供するシステムは、独自のスマートセンサーと人工知能(AI)ベースの解析システムにより、低圧電力のネットワーク上での電力需給状況をリアルタイムで監視、可視化するとともに、需給バランスの最適化を図るものだ。住宅への太陽光発電パネルや蓄電設備の設置、電気自動車(EV)用の充電スタンドの増設など、再生可能エネルギー活用に向けた取り組みが進む中、家庭