イチローと松坂、空虚感漂う全8球(1/2) 木本大志の『ICHIRO STYLE 2007』 VOL.7 8回1失点にイチロー高評価 「がっかりしていた」 2度目(現地時間5月3日)の対戦で、イチローが松坂大輔に感じたもの――それは失望感。このとき(2度目の対戦)は確かに、初回の第1打席でイチローを歩かせると、4四死球などで5失点。試合後、イチローからは松坂を気遣うようなコメントさえ出ていた。 しかし3度目の対決で、再び松坂は、イチローを認めさせている。 「(ワクワクするような感覚がどう変わったかは)言えない。少なくとも、2回目にやったときはがっかりしましたけど、きょうはそういう感じはしなかった。なんか、ちょっと違う、前の2回とは明らかに違ったんで。何となくこう、これから楽しみになるのかなあと感じました」 結果は、3打数1安打、1打点、2三振。 1安打が先制タイムリーなので、一方的