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スラヴォイ・ジジェクの検索結果1 - 18 件 / 18件

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スラヴォイ・ジジェクに関するエントリは18件あります。 ロシア社会政治 などが関連タグです。 人気エントリには 『なぜ五輪談合に関わった企業や個人よりもColaboや仁藤夢乃氏が叩かれるのかをスラヴォイ・ジジェクの精神分析で紐解く - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸』などがあります。
  • なぜ五輪談合に関わった企業や個人よりもColaboや仁藤夢乃氏が叩かれるのかをスラヴォイ・ジジェクの精神分析で紐解く - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

    五輪談合と、Colaboの疑惑、これは「公金無駄遣い疑惑」という点で、同じ俎上に上げてもいい問題だ。糾弾されている時期も同時期だし。 しかし最近のはてなブックマークやツイッターは、Colaboの方ばかりが話題になっている。 毎日毎日、Colaboや仁藤夢乃氏に関する暇空茜氏による追求だとか、東京都に問題があるとか、話題になってるけどよ。 togetter.comColabo問題より五輪談合問題の方が額がデカいだろ? なんで中抜き企業に、俺たちの都民税、税金を流してんだ! オリンピックの会計どうなってるんだ、説明しろや。 って、思わないのかな? なんでColaboの方に固執する? 宇佐美典也氏、まあ元経産省だからステークホルダーには矛先は向けられねえのだろうかね。 暇空氏はまあ、最初に声を上げた人だからそんなに不快感はないんだけどね。 note.com本当に違和感しかない。 怖いという人や、

      なぜ五輪談合に関わった企業や個人よりもColaboや仁藤夢乃氏が叩かれるのかをスラヴォイ・ジジェクの精神分析で紐解く - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
    • スラヴォイ・ジジェク「欧州は難民に対する“二重基準”という醜さを曝け出した」 | ヨーロッパを守るとはどういう意味か

      スロベニアの哲学者スラヴォイ・ジジェクがメディア「プロジェクト・シンジゲート」に「ヨーロッパを守るとはどういう意味か?」と題した記事を寄稿。難民対応へのダブルスタンダードを批判し、ヨーロッパを守るための最善の方法について、ロシアや中国よりも良い選択肢を提供できると他国に示すことだ、と論じている。 二重基準「誇りと恥」 ロシアのウクライナ侵攻を受け、スロベニア政府は即座に20万人のウクライナ人難民を受け入れる用意があると宣言したと、現地メディア「トータル・スロベニア・ニュース」などが伝えている。 このニュースについてジジェクは「私はスロベニア国民として、誇りに思うと同時に恥ずかしくも思った」と記し、スロベニア政府が、アフガニスタン難民の受け入れを拒否し、ベラルーシからポーランド国境に大勢の移民が押し寄せる「移民危機」が起こった際にはヨーロッパが攻撃を受けていると主張して、排除を支援した事例と

        スラヴォイ・ジジェク「欧州は難民に対する“二重基準”という醜さを曝け出した」 | ヨーロッパを守るとはどういう意味か
      • スラヴォイ・ジジェクが西側諸国に喝「植民地政策さえも正当化したリベラルの伝統を思い出せ」 | ロシアの基準に振り回されてはならない

        西側諸国の対抗措置やウクライナの反撃にもかかわらず、ロシアの侵攻が止まることはない。開始からもうすぐ4ヵ月が経とうとしているが、この戦いはさらに長期化するとも予想されている。 交渉ではまったく話にならず、ロシア国民の内乱も期待できない──そんな状況を見て、過激な発言で知られる哲学者スラヴォイ・ジジェクが、またもや力強い論稿を発表した。 この戦争をヨーロッパとロシアの形而上学的な対立と位置づけ、西側はリベラルな価値観の普遍性を貫き通せと訴える。 ロシアの基準に付き合うな ここ数週間、西側諸国の人々は「プーチンは何を考えているのだろう?」という問題に取り憑かれてきた。西側の専門家たちは悩んでいる。プーチン周辺の人々は、すべての真実を彼に伝えないのか? 彼は病気か、頭がおかしくなっているのか? 現在の紛争を総力戦に拡大するより他に自身の面目を保つ手がないと思い込んでしまうほど、我々はプーチンを追

          スラヴォイ・ジジェクが西側諸国に喝「植民地政策さえも正当化したリベラルの伝統を思い出せ」 | ロシアの基準に振り回されてはならない
        • 哲学者スラヴォイ・ジジェク「セックスのファストフード化が加速している」 | 「抑圧」の反対は「鬱」である

          スラヴォイ・ジジェク(75)にインタビューするのは、筆舌に尽くしがたい体験である。哲学者、精神分析家、文化理論家、政治活動家、ロンドン大学バークベック人文学研究所インターナショナル・ディレクター、そしてスロベニア共和国の元大統領候補である彼との会話では、一つのテーマから別のテーマへ次々と飛んでいく。だから、対談者はなんとかして置いてけぼりにされないようにしなければならない。ジジェクは、ユニークで予想がつかないのだ。 「剰余享楽」とは ──あなたは『為すところを知らざればなり』(※原題副題は「政治的要因としての享楽」)、そして『快楽の転移』をすでに書いています。そして今回、『剰余享楽』を発表しました。なぜ、このテーマに関心があるのですか? 戦争や人種差別、そのほかの多くの恐怖をめぐって何が起きているかを理解するためには、まさに享楽に注意を払わなければなりません。私は、享楽を「喜び」としてのみ

            哲学者スラヴォイ・ジジェク「セックスのファストフード化が加速している」 | 「抑圧」の反対は「鬱」である
          • スラヴォイ・ジジェク「右派政治家たちは自らの蛮行を“勇気”として誇示するようになった」 | 「危ないヒロイズム」が広がっている

            スロベニアの哲学者スラヴォイ・ジジェクは、「最後の人食い人間」の逸話を例に、これまでの為政者たちは自ら犯した罪を隠匿してきたと指摘する。 だが近年、愛国主義を標榜する政治家たちは、自身の罪を隠すことなく「祖国のための行動だ」と誇示する傾向があるという。シジェクが今、危惧することとは何なのか──? 最後の「人食い人間」を食べた者は… ふつう、自国を「文明国の代表」として示そうとするならば、その原罪を曖昧にし、野蛮な面を隠して表目に出ないよう懸命になるものだ。ところが最近、右派の指導者たちのあいだでは“勇気をもって”こうした虚飾まみれのふるまいをやめ、堂々と罪を犯すという危険な傾向が見られる。 オーストラリア先住民に初めて遭遇した探検家についての話を思い出そう。「あなたたちのなかに、人食いはいますか?」と彼は訊く。「いないですよ。昨日、生き残っていた最後の人食いを食べたので」と彼らは答える。最

              スラヴォイ・ジジェク「右派政治家たちは自らの蛮行を“勇気”として誇示するようになった」 | 「危ないヒロイズム」が広がっている
            • スラヴォイ・ジジェク「私たちは、『自由』が複雑なものであることを念頭に置いておかなくてはいけない」 | 私たちはコントロールされている

              スラヴォイ・ジジェクは開口一番、「自分はファシスト」だと言った。 オンラインインタビューは、ジジェクのヘッドフォンが機能しなかったために開始が遅れた。この不慮の事態に彼は、(お互いの姿を見るための)「ズーム」と、(会話するための)電話を組み合わせて対応することを詫びると、「恥ずかしい限りです。本当に申し訳ない。こうしたものを相手に私は完全なファシストになってしまう」と言った。そしてトラブルを解決しようとしながら、テクノロジーには、あれやこれやの問題がつきものだとぼやいた。 このように「テクノロジーとは馴染みにくく、よそよそしいものであると同時に、身近で便利なものでもある」というのが、まさにジジェクの新著『ヘーゲルとつながれた脳』(未邦訳)のテーマだ。 ジジェクはその著書のなかでこう問いかける──「機械につながれた脳のようなものが本当に存在するようになったとき、人間の精神や主観はどうなるのか

                スラヴォイ・ジジェク「私たちは、『自由』が複雑なものであることを念頭に置いておかなくてはいけない」 | 私たちはコントロールされている
              • スラヴォイ・ジジェク「新たな世界大戦を防ぐ唯一の方法、それは“平和”を避けることだ」 | ナショナリスティックな「大義」に連帯を阻まれてはいけない

                他国との緊張関係が生み出す「ヒロイズム」 なぜこのようなことが起きてしまったのか? 例によってこうした問題に答えるときは、ヘーゲルを少々参照してみるのがとても役に立つ。 『精神の現象学』のなかでヘーゲルは、有名な「主人と奴隷の弁証法」、すなわち生死をかけた閉鎖的闘争の只中にいる二者の「自意識」のあり方について説明している。 仮に二者のそれぞれが勝利のために自身の命をかけ、そして両者とも最後まで決して諦めないとしたら、そこに勝者は存在しないことになる。なぜなら一人は死に、また生き残った者も、その存在を認識してくれる他者を失うからだ。 ここに含意されているのは、すべての歴史と文化が、妥協という土台の上に成立しているということである。すなわち、二者が真っ向から向き合うとき、破滅を望まない一方(将来的に支配される側)は、「相手から目線をそらす」ものなのだ。 しかしヘーゲルなら、国家間において最終的

                  スラヴォイ・ジジェク「新たな世界大戦を防ぐ唯一の方法、それは“平和”を避けることだ」 | ナショナリスティックな「大義」に連帯を阻まれてはいけない
                • スラヴォイ・ジジェク「ウクライナはいま、ウクライナ自身と戦わなければならない」 | 独立を守ったが、人口の3分の1がすでに失われている

                  ロシアとの戦争が終わったとき、ウクライナはどんな国になるだろう? それは「戦後」に考えるべきではない。汚職がはびこり、文化を潰す施策がまかり通っているウクライナは、戦中であるいまこそ「なりたい国」を見据えて動くべきだ──スロベニアの哲学者、スラヴォイ・ジジェクはそう主張する。 ウクライナの過ちが、ウクライナを傷つけている ウクライナを支援する国々は、戦争が長引くにつれ、非常事態が恒常化し、物質的支援を際限なく要求されることに疲弊していくだろうか? ──ロシアのウクライナ侵攻を断固として非難してきた人たちは、そんな風に西側諸国の疲弊を懸念している。 危惧される疲弊の原因は単に、資金・資源援助の犠牲を払わなければならないことにあるわけではない。西側の疲弊は、極右と極左が罪深い「同盟」を結び、それによって広まったプロパガンダの帰結でもある。 プロパガンダは3つのレベルで機能している。1つ目は、抽

                    スラヴォイ・ジジェク「ウクライナはいま、ウクライナ自身と戦わなければならない」 | 独立を守ったが、人口の3分の1がすでに失われている
                  • スラヴォイ・ジジェク「ウクライナが侵攻されているいま、偽りの平和主義を掲げるなど愚の骨頂だ」 | 真の左派が決して容認するべきでないこと

                    戦争を続けるぐらいなら領土を明け渡してしまえばいいじゃないか。人命を守るためにはウクライナも妥協することが必要だ──今なお続くロシアによるウクライナ侵攻に対し、そう考える人もいるだろう。こうした考え方は危ういと、スロベニアの哲学者スラヴォイ・ジジェクは警鐘を鳴らす。 この世界にあるのは「主権国家か属国」の二者択一? 私からすれば、ジョン・レノンの大ヒットソング「イマジン」は間違った理由から人気になった曲だ。「一つになった世界」をイマジン(想像)するのは、地獄のような結末を迎えるうえで一番の方法なのだから。ロシアによるウクライナ侵攻を眼前にしながら平和主義に拘泥する人々は、彼らなりの「イマジン」に囚われたままである。 ──想像してごらん、対立状態が武力でないものに解消される世界を…… ヨーロッパはそんな「想像の世界」に固執するあまり、国境の外で繰り広げられている残虐な現実から目を背けてきた。

                      スラヴォイ・ジジェク「ウクライナが侵攻されているいま、偽りの平和主義を掲げるなど愚の骨頂だ」 | 真の左派が決して容認するべきでないこと
                    • 哲学者スラヴォイ・ジジェク「ダライ・ラマの『舌をしゃぶれ』発言への批判は見当違いだ」 | 文化理解は難しい

                      チベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世が、インドで行われたある式典で、少年に自らの舌を吸うように促す様子が写った映像が話題になった。この行為には批判が相次ぎ、ダライ・ラマからは事務所を通じて謝罪があった。スロヴェニア出身の哲学者スラヴォイ・ジジェクが、この事件の根底にあるものを論じている。 理解されなかったダライ・ラマの言葉 ダライ・ラマが、多くの人が出席していた式典で7歳の少年にハグを求め、さらに「私の舌をしゃぶれ」と言った映像が注目を集めた。欧米人の多くは、ダライ・ラマの不適切な行動を非難した。批判する人々は、彼が老いぼれたか、小児性愛者であるか、あるいはその両方だと考えた。 一方、チベットで舌を出すのは、自分は舌の黒い悪魔ではないと示す伝統的な行為であり、慈悲の心の表れだという指摘もあった。しかし、舌をしゃぶれというのは、その伝統にそぐわない。 実は、チベット語の正しい表現は「チ

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                      • 哲学者スラヴォイ・ジジェクが語る「パンデミック後に訪れる崩壊の時代」(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース

                        スラヴォイ・ジジェク1949年、スロベニア生まれ。ラカン派マルクス主義者の哲学者・精神分析家。Photo: Ulf ANDERSEN / Gamma-Rapho via Getty Images いつまでたっても収束しないパンデミック──私たちはそんな状況に疲弊し、だんたんと無関心になってきてはいないだろうか。だが、過激な発言で知られる哲学者スラヴォイ・ジジェクは、私たちが団結することを学んでいないならば、さらなる危機が必要となると警鐘を鳴らす。 コロナ以前の生活で、スラヴォイ・ジジェクが最も恋しいものは「孤独」だ。「安っぽいポストモダン流ジョークとして言っているわけじゃない」と言う。 この告白が、彼の語る多くの言葉と同じように矛盾しているのは承知のうえだ。「ロックスター哲学者」と呼ばれ、世界中で講演をしてきた彼も、今はリュブリャナ(スロベニア)の自宅を出ることすらほとんどない。彼はその自

                          哲学者スラヴォイ・ジジェクが語る「パンデミック後に訪れる崩壊の時代」(クーリエ・ジャポン) - Yahoo!ニュース
                        • 「たった1件」というファクトを削ぎ落として日常的に「Colaboが一食1人8300円の食事をしている」と誤解釈されるように情報を改変したくなる理由をスラヴォイ・ジジェクによる「クレーヴの奥方」の分析とともに解説 - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸

                          先日、横瀬町で観音信仰のルーツを知り、そしてその霊場がコンビニみたいに増えている件から、宗教法人という存在自体に公金を投入したり税金を優遇するメリットあるのかな?と、考えたりしてその話を書いた。 「じゃあ調べたらどう?」と、ブコメで言われたりもしたけどな。 gyakutorajiro.comまあその件はさておき、Colaboの件で別の、人間の醜い欲望を垣間見てしまったっていうのかな。 無意識を研究するこのブログに相応しい事態が起きたので、紹介する。 住民監査請求の結果に対して、「Colaboが都民の税金で一食1人8300円の食事」みたいな話が、チラホラ見受けられた。 getnews.jpマジか?それはよくないなと思って俺も調べてみたらよ。 なんだよ、たった1回じゃねえかよ。 ひろゆき on Twitter: "税金を払う多くの庶民は、一食1000円以下で暮らして納税します。 一方、一般社団

                            「たった1件」というファクトを削ぎ落として日常的に「Colaboが一食1人8300円の食事をしている」と誤解釈されるように情報を改変したくなる理由をスラヴォイ・ジジェクによる「クレーヴの奥方」の分析とともに解説 - 逆寅次郎のルサンチマンの呼吸
                          • 哲学者スラヴォイ・ジジェク 「ウクライナも他国の侵略行為を正当化している」 | 「ウクライナはイスラエルではなくパレスチナだ」

                            ウクライナのゼレンスキー大統領が自国とイスラエルの状況を同一視したことをうけ、スロベニアの哲学者スラヴォイ・ジジェクは「ウクライナ政府もまたロシア政府と同じ“思考の罠”にはまっている」と批判した。 チェコに本拠を置くメディア「プロジェクト・シンジケート」に掲載された、ジジェクの論考をお届けする。 「解釈の自由」が自由なのか 以前、息子に塩を取ってもらうことができるか尋ねたところ、「もちろんできるよ!」と返されたことがある。もう一度尋ねると、息子は途端にこう言い返した。 「できるかって聞かれたからそう答えたんだ。取れとは言わなかったじゃないか」 この状況で、二人のうち、どちらが自由だったのだろう。私か息子か? 自由を「選択の自由」と解するなら、息子の方が自由だった。なぜなら、息子には私の質問をどう解釈するかという選択肢があったからだ。彼はそれを文字通りに受け取ることもできたし、儀礼的に質問の

                              哲学者スラヴォイ・ジジェク 「ウクライナも他国の侵略行為を正当化している」 | 「ウクライナはイスラエルではなくパレスチナだ」
                            • スラヴォイ・ジジェク「我々は“文明の衝突”という概念を問い直し、新たな非同盟の動きを生み出すべき」 | プーチンの押し付ける「熱い平和」に抗う唯一の方法

                              プーチンが目指す「熱い平和」 冷戦期、超大国の行動規範は相互確証破壊(MAD)の原則によって明確に説明できた。もし核ミサイルを発射すれば、敵側から総力的な報復攻撃を受けることになるのを、超大国のそれぞれが認識できていたのである。結果として、どちらの陣営も相手側に戦争を仕掛けることができなかった。 それに対して、現在、北朝鮮の金正恩がアメリカに対する破壊攻撃の実行について語るとき、彼が自分の立場をどのように認識しているのか、聞く側はそれを推測することしかできない。 金正恩は、まるで自身を含む北朝鮮が(報復として)滅ぼされ得ることなどには気づいていないかのように話をする。彼はまるで、「核使用における目標選択(NUTS)」と呼ばれるまったく別のゲームをプレイしているようだ。このゲームでは、報復攻撃をされる前に、目標への正確な攻撃によって敵国の核戦力を破壊することができるのだ。 この数十年、アメリ

                                スラヴォイ・ジジェク「我々は“文明の衝突”という概念を問い直し、新たな非同盟の動きを生み出すべき」 | プーチンの押し付ける「熱い平和」に抗う唯一の方法
                              • 外岡秀俊の「コロナ 21世紀の問い」(40)哲学者スラヴォイ・ジジェク氏と考えるパンデミックの意味

                                スラヴォイ・ジジェクという名前の哲学者をご存じだろうか。スロベニア出身・在住で、日本でも多くの著書が翻訳されている。今回のコロナ禍のさなかに書いたエッセイが「パンデミック」「パンデミック2」(Pヴァイン社発行)として出版された。前者の本の帯には「『最も危険な哲学者』による緊急提言!」というコピーが書かれている。これまで2度取材したことのあるジジェク氏に、ZOOMで話をうかがった。 冷戦時代、東西両陣営の境界線上の国 スロベニアは、旧ユーゴスラビアに属した国の一つだ。面積約2万平方キロメートルは岐阜のほぼ2倍、人口約200万人は日本でいえば福島や栃木、岡山などに近い。 隣国イタリア側にある国境に近い町はトリエステだ。 1946年に英国首相のチャーチルは、米ミズーリ州フルトンで、歴史に残る「鉄のカーテン」演説を行った。彼が当時、共産圏と自由主義圏の境界として挙げたのは、「バルト海のシュテッティ

                                  外岡秀俊の「コロナ 21世紀の問い」(40)哲学者スラヴォイ・ジジェク氏と考えるパンデミックの意味
                                • ロックスター哲学者スラヴォイ・ジジェク「トンネルの先には、希望の光でなく電車が向かってくるのが見える」 | パンデミック後に訪れる崩壊の時代

                                  コロナ以前の生活で、スラヴォイ・ジジェクが最も恋しいものは「孤独」だ。「安っぽいポストモダン流ジョークとして言っているわけじゃない」と言う。 この告白が、彼の語る多くの言葉と同じように矛盾しているのは承知のうえだ。「ロックスター哲学者」と呼ばれ、世界中で講演をしてきた彼も、今はリュブリャナ(スロベニア)の自宅を出ることすらほとんどない。彼はその自宅からビデオ通話に応じた。 ベージュ色のソファにだらしなく身を預け、不格好な画面には、カラフルな小さいフクロウ柄のクッションと、黄色い絵の隅が垣間見える。 「私は大きなリスクを抱えてる。ウイルスに感染したとしても黙っているだろうな。私は71歳で、重度の糖尿病がある。そのうえチックもある……」 あるコメディアンが、こうした特徴をすべてマネてパフォーマンスをした。その名も「新型コロナ感染症への罹(かか)り方がわからなければ、ジジェクの酷いありさまを見れ

                                    ロックスター哲学者スラヴォイ・ジジェク「トンネルの先には、希望の光でなく電車が向かってくるのが見える」 | パンデミック後に訪れる崩壊の時代
                                  • シェフ・スラヴォイ(ジジェク) が資本主義を料理してくれるようです

                                      シェフ・スラヴォイ(ジジェク) が資本主義を料理してくれるようです
                                    • コロナ後の“偽りの日常”を生んだ「自由への反動」と「不確かな情報」 | “欧州で最も過激な哲学者”スラヴォイ・ジジェクが警鐘

                                      哲学者・精神分析家のスラヴォイ・ジジェク(71)。1949年、スロベニア生まれ。「文化論のエルビス・プレスリー」「新左翼の最も偉大な哲学者」などと称されるラカン派マルクス主義者。『大義を忘れるな』(青土社)、『ロベスピエール / 毛沢東』(河出文庫)など著書多数 Photo: Matt Carr / Getty Images

                                        コロナ後の“偽りの日常”を生んだ「自由への反動」と「不確かな情報」 | “欧州で最も過激な哲学者”スラヴォイ・ジジェクが警鐘
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