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デニソワ人の検索結果1 - 28 件 / 28件

  • これがデニソワ人だ DNAから骨格を再現、初

    謎に包まれたデニソワ人の想像図。最新研究によると、狭い額やがっしりした顎など、デニソワ人は多くの点でネアンデルタール人に似ていたようだ。(ILLUSTRATION BY MAAYAN HAREL) 謎の多い古代人類「デニソワ人」の骨格を再構築することに研究者が初めて成功、9月19日付けの科学誌『セル』に発表された。 デニソワ人は数万年にわたりアジアに暮らしていたと考えられているが、その化石は、小指の骨と頭蓋骨の破片、割れた顎骨、数本の歯しか見つかっていない。 この謎の人類の骨格を浮かび上がらせるため、今回の論文を執筆したデビッド・ゴクマン氏は最も説得力ある証拠を利用した。DNAだ。 イスラエル、エルサレム・ヘブライ大学の博士課程学生だったゴクマン氏らは、デニソワ人の小指の骨から抽出したDNAを調べて骨格に関する32の特徴を抽出、デニソワ人の骨格を提案するという快挙を成し遂げた。 「科学が夢

      これがデニソワ人だ DNAから骨格を再現、初
    • フィリピンの民族、デニソワ人のDNAを最も高い割合で保有 進化の謎解明に光

      フィリピンとスウェーデンの共同チームは、フィリピンの118の集団の遺伝子構成を調査した/Ophelia Persson (CNN) 2010年に初めて発見された謎の初期人類「デニソワ人」。デニソワ人が存在していたことを示す化石上の決定的な証拠は、シベリアのアルタイ山脈のふもとにあるデニソワ洞窟で見つかった5つの骨だけだ。 しかし今、4828キロ離れたフィリピンの民族のDNAが、人間の進化における最大の謎に新たな光を当てている。 米科学誌カレントバイオロジーに12日に発表された論文によると、フィリピンの民族「アイタ・マグブコン」は、デニソワ人由来のDNAの割合が確認されている中で最も高い。 現在の人類の一部にデニソワ人のDNAが残っているのは、私たちの祖先のホモサピエンスがかつてデニソワ人と出会い、性的関係を持って、子どもをもうけたことによる。 こうした「交雑」が起きたのは今から5万年以上前

        フィリピンの民族、デニソワ人のDNAを最も高い割合で保有 進化の謎解明に光
      • 13万年以上前のヒトの歯をラオスで発見、謎の人類デニソワ人か

        古人類の歯が発見されたラオスのコブラ洞窟。緑豊かな急斜面にある狭い空洞だ。科学者たちはロープを使ってこの洞窟にアクセスした。(PHOTOGRAPH BY FABRICE DEMETER) ラオスのアンナン山脈で急勾配の岩場をよじ登ったとき、ローラ・シャッケルフォード氏はあまり期待していなかった。米イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の古人類学者であるシャッケルフォード氏は、コブラ洞窟と呼ばれる狭い空洞に立ち、地元のモン族の少年が見たという骨を探していた。懐中電灯をつけて、一見何もなさそうな壁から壁へと光を走らせた。 そして、天井を見上げた。 「ほとんど骨しか見えませんでした」とナショナル ジオグラフィックのエクスプローラー(探求者)でもあるシャッケルフォード氏は振り返る。ゴツゴツした岩の天井には、大昔に死んだ動物の化石が埋め込まれていた。氏は「星空のようだった」と例える。 シャッケルフォー

          13万年以上前のヒトの歯をラオスで発見、謎の人類デニソワ人か
        • 謎の古代人類デニソワ人、チベット高原で10万年あまり生存 新研究

          古代人類デニソワ人の研究で新たな事実が見つかった中国甘粛省の白石崖溶洞/Dongju Zhang’s group/Lanzhou University (CNN) 古代人類のデニソワ人はチベット高原で10万年以上にわたり生存、繁栄していた――。そんな新たな研究結果が発表された。2010年に初めて発見された謎の古代人類、デニソワ人への科学的理解を深める研究結果となった。 研究チームは中国甘粛省の夏河近郊、海抜3280メートルの白石崖溶洞で、数千点に上る動物の骨を発見した。この洞窟は絶滅したデニソワ人の居住が確認されている3カ所のうちの一つ。 研究結果からは、デニソワ人がケブカサイやブルーシープと呼ばれる羊、野生のヤク、マーモット、鳥を含む大小さまざまな動物を狩猟、屠殺(とさつ)、加工していたことが判明した。 白石崖溶洞で調査に当たる考古学者のチームはまた、4万8000年~3万2000年前にさ

            謎の古代人類デニソワ人、チベット高原で10万年あまり生存 新研究
          • 古代人類ネアンデルタール人とデニソワ人を語る-私たち現生人類を定義するものとは?

            4万年前までは、私たちはこの地球上で唯一の人類というわけではありませんでした。ヨーロッパの大草原地帯ではネアンデルタール人が歩き回り、デニソワ人はアジア中に広がっていました。インドネシアには小型の人類「ホビット」が、アフリカには他に少なくとも3種のヒト族が存在していたのです。これらの初期人類は多くの点で現代人と似ていたことがわかっています。彼らは比較的大きな脳を持ち、狩猟採集社会に住み、火を使うことができました。その後、現生人類が地球全体に広がったのと時を同じくして、他の人類種はほぼ一斉に姿を消しました。その結果、3~4万年前から現在までは、私たちが唯一の人類種として存在してきましたが、それは、歴史の中では非常に特殊な期間といえるでしょう。 いえいえ、私たちは完全に唯一の人類だったわけではないようです。沖縄科学技術大学院大学(OIST)に新しく着任したスバンテ・ペーボ教授がこれまでに発見し

              古代人類ネアンデルタール人とデニソワ人を語る-私たち現生人類を定義するものとは?
            • 未知の旧人デニソワ人の姿を再現、化石のDNA分析で イスラエル大

              エルサレム・ヘブライ大学で、3D技術で再現したデニソワ人の頭部を公開するリラン・カルメル教授(2019年9月19日撮影)。(c)MENAHEM KAHANA / AFP 【9月20日 AFP】ネアンデルタール(Neanderthal)人の外見はよく知られているが、ネアンデルタール人に近い初期人類で約5万年前に絶滅したデニソワ(Denisovan)人の姿は長らく謎のままだった。しかし、イスラエルの研究チームがこのほど、わずかなデニソワ人の化石――歯3本、小指の骨1本、下顎の骨――のDNAを分析し、デニソワ人の外見を突き止めた。 これまでほとんど手掛かりのなかったデニソワ人の姿を再現したのは、エルサレム・ヘブライ大学(Hebrew University of Jerusalem)のリラン・カルメル(Liran Carmel)教授が率いるチーム。教授らは、3年かけてデニソワ人の化石のDNAの化学

                未知の旧人デニソワ人の姿を再現、化石のDNA分析で イスラエル大
              • アジア人の祖先は三度目のアバンチュールを楽しんでいた。その相手は絶滅人類のネアンデルタール人とデニソワ人のハーフ : カラパイア

                2018年、アルタイ山脈から5万年以上前の10代の少女の遺体が発見された。この少女が何者かはわからないが、奇妙なことに、彼女にはネアンデルタール人とデニソワ人のハーフであるかのような特徴があったのだ。 古代の絶滅人類の異種交配ということで世界中の研究者たちに衝撃を与えたが、現生人類の先祖も絶滅人類とアバンチュールを楽しんでいたようだ。 人工知能を使ったゲノム解析によると、現生人類が数千年前にアフリカからの長い旅路で遭遇し、交際した結果生まれた未知の人類の祖先の種が特定されたという。

                  アジア人の祖先は三度目のアバンチュールを楽しんでいた。その相手は絶滅人類のネアンデルタール人とデニソワ人のハーフ : カラパイア
                • デニソワ人の顔を復元したよ! というニュース→ちょっと危ないやつだと思うよ…

                  まだ骨の破片しか見つかっていないデニソワ人の顔をDNAから復元した、というニュースが流れていた。 断片しかない状態でどうやって顔を予想しているのかと思ったが、どうやら現代人(ホモサピエンス)と、ネアンデルタールのDNAとを比べて、その「差分」から特徴を掴んで予測しているらしい。なのでこれ、かなりあてずっぽうに近いと思う。 Extinct Denisovan Woman Gets Her First Portrait Thanks to DNA from Her Pinky Bone 別の記事 Scientists use fossilised finger bone DNA to rebuild ancient human https://www.theguardian.com/science/2019/sep/19/scientists-use-fossilised-finger-bon

                    デニソワ人の顔を復元したよ! というニュース→ちょっと危ないやつだと思うよ…
                  • 絶滅人類デニソワ人の遺伝子、パプアニューギニアで受け継がれ活躍していた! - ナゾロジー

                    パプアニューギニアの健康は「デニソワ人の遺伝子」によって守られていたようです。 エストニア・タルトゥ大学(University of Tartu)を中心とする国際研究チームはこのほど、パプアニューギニアの人々が絶滅人類のデニソワ人から受け継いだ遺伝子の恩恵を受けていたことを新たに発見。 しかもその機能は低地住民と高地住民で異なっており、低地では白血球を増やしてマラリアなどの病原体に対する免疫力を強化しており、高地では赤血球を増やして低酸素症への抵抗力を高めていたのです。 研究の詳細は2024年4月30日付で科学雑誌『Nature Communications』に掲載されています。 Genetic adaptations have impacted the blood compositions of two populations from Papua New Guinea https://

                      絶滅人類デニソワ人の遺伝子、パプアニューギニアで受け継がれ活躍していた! - ナゾロジー
                    • 甘粛省の洞窟遺跡からデニソワ人のミトコンドリアDNAを発見

                      この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【11月3日 Xinhua News】中国の科学者が、ネアンデルタール人と近縁関係にある旧人「デニソワ人」に関する研究で再び重要な成果を得た。新たな研究は、青海チベット高原北東部にある白石崖(はくせきがい)鍾乳洞遺跡の後期更新世堆積物の中にデニソワ人のミトコンドリアDNAが保存されていることを明らかにした。これにより、同高原における人間活動の歴史研究の幅がより広がり、後期更新世にデニソワ人が長く青海チベット高原で生活していたことが示された。研究成果は10月30日、国際的学術誌「サイエンス」の電子版に掲載された。 研究は蘭州大学(Lanzhou University)の環境考古学チームが主導し、中国科学院の青海チベット高原研究所と古脊椎動物・古人類研

                        甘粛省の洞窟遺跡からデニソワ人のミトコンドリアDNAを発見
                      • 【落合陽一】「今までの“常識”って何だったんだ」 定説が覆りまくる人類史!謎のデニソワ人の発見、『絶滅と生存』分けた理由、『縄文人と弥生人』の新説、 最新ゲノム解析が明かす現代人への“遺言”とは?

                        番組のフル視聴(62分)はこちらからhttp://bit.ly/40XjiKa10日間無料トライアル実施中http://bit.ly/3X5XMzD_____唯一生き残った人類。それが1属1種の存在として今、地球上に生息する我々、ホモ・サピエンスだ。しかし近年、大量の情報を持つ核DNAの解析が可能となったことから...

                          【落合陽一】「今までの“常識”って何だったんだ」 定説が覆りまくる人類史!謎のデニソワ人の発見、『絶滅と生存』分けた理由、『縄文人と弥生人』の新説、 最新ゲノム解析が明かす現代人への“遺言”とは?
                        • 南米でネアンデルタール人とデニソワ人のDNAを発見。大陸最古の人類の遺伝的祖先が明らかに : カラパイア

                          南米で暮らしていた古代人の体には、すでに絶滅したネアンデルタール人とデニソワ人のDNAが存在していたそうだ。 この驚くべき発見によって、古代南米人とその祖先の物語はよりいっそう込み入ったものになった。 米フロリダ・アトランティック大学の考古学者アンドレ・ルイス・カンペロ・ドス・サントス氏は、「現代人とネアンデルタール人とデニソワ人との交配を伝えるもの」と説明する。 『Proceedings of the Royal Society B』(2022年11月2日付)に掲載されたこの研究は、ブラジル・パナマ・ウルグアイの人骨の分析を通じて、人類が南米に移住してきたルートについても伝えている。

                            南米でネアンデルタール人とデニソワ人のDNAを発見。大陸最古の人類の遺伝的祖先が明らかに : カラパイア
                          • 【落合陽一】「今までの“常識”って何だったんだ」 定説が覆りまくる人類史!謎のデニソワ人の発見、『絶滅と生存』分けた理由、『縄文人と弥生人』の新説、 最新ゲノム解析が明かす現代人への“遺言”とは?

                            番組のフル視聴(62分)はこちらから http://bit.ly/40XjiKa 10日間無料トライアル実施中 http://bit.ly/3X5XMzD _____ 唯一生き残った人類。それが1属1種の存在として今、地球上に生息する我々、ホモ・サピエンスだ。しかし近年、大量の情報を持つ核DNAの解析が可能となったことから、遥か昔に絶滅したはずの別の人類「ネアンデルタール人」の遺伝子を現代人も受け継いでいると判明し、その進化の過程はより複雑で多様である事がわかってきた。今、飛躍的に進歩する古代DNA研究が、人類史の定説やこれまでの常識を大きく覆そうとしている。人類はどこからきたのか?私たちは一体何者なのか?10万部を突破した『人類の起源』の著者、国立科学博物館の篠田謙一館長を迎え、古代DNA研究の最前線と新たな「人類像」、そして日本人のルーツに、落合陽一が迫る。 #落合陽一 #we

                              【落合陽一】「今までの“常識”って何だったんだ」 定説が覆りまくる人類史!謎のデニソワ人の発見、『絶滅と生存』分けた理由、『縄文人と弥生人』の新説、 最新ゲノム解析が明かす現代人への“遺言”とは?
                            • デニソワ人がそこに「いた」痕跡を環境DNAの分析から発見。恐ろしい時代になってきたぞ…

                              今の時代だと、そういうのアリなんだ…。という感じの研究。 Denisovan DNA Found In Sediments Of Baishiya Karst Cave On Tibetan Plateau https://archaeologynewsnetwork.blogspot.com/2020/10/denisovan-dna-found-in-sediments-of.html 1年前にチベット高原で見つかったデニソワ人の骨、と言っているのは以下の発見。 それまではシベリアでしか見つかっていなかったが、チベット高原にも早い段階からデニソワ人が住んでおり、遺伝子の一部、高度順応に適した部分は現在のチベット人にも引き継がれている、という研究がある。 【解説】驚きの発見、チベットにデニソワ人化石 https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/19/0

                                デニソワ人がそこに「いた」痕跡を環境DNAの分析から発見。恐ろしい時代になってきたぞ…
                              • ネアンデルタールやデニソワ人にも血液型があったことが明らかに。ネアンデルタール絶滅の理由は「繁殖率が低いから」かも

                                ネアンデルタールとデニソワ人にはABO式の血液型がある、というのが大発見として報じられていて、おおっ? と思ったのでメモっておくことにした。 なんと、今まで散々ゲノム解析とかしていたのに、血液型に関する部分を誰も気にして来なかったのだという。改めて調べてみたら現生人類と同じABO式の血液型が存在したというのだ。これがなぜ大発見かというと、オラウータンなど近縁の霊長類の血液型は固定で、今まで血液型が存在するのは現生人類だけだと思われていたから。ネアンデルタールやデニソワ人にも血液型があるのなら、血液型の発祥が共通祖先まで遡ることになるのだ。 共通祖先の中でも、おそらくホモ・ハイデルベルゲンシス(Homo heidelbergensis)がABO式の血液型をもっていたのではないか、というのが現在の説になっている。だいたい70万年~20万年前くらいまで存在したとされる、現生人類とネアンデルタール

                                  ネアンデルタールやデニソワ人にも血液型があったことが明らかに。ネアンデルタール絶滅の理由は「繁殖率が低いから」かも
                                • 金髪はデニソワ人からの遺伝的影響か?オセアニア先住民(アボリジナルとパプア人)の起源

                                  DNA解析によって明らかになってきた、オーストラリア先住民のアボリジナルとニューギニア先住民パプア人の起源や金髪の謎について、デニソワ人との関係なども含め、最近の研究論文をもとに解説しています。

                                    金髪はデニソワ人からの遺伝的影響か?オセアニア先住民(アボリジナルとパプア人)の起源
                                  • 13万年以上前のヒトの歯をラオスで発見、謎の人類デニソワ人か

                                    人類史マップ サピエンス誕生・危機・拡散の全記録 人類がどのように生まれ、危機の時代を過ごし、世界各地へ拡散していったのかを、様々な考古学的データをもとに再現。 〔全国学校図書館協議会選定図書〕 定価:3,520円(税込) amazon 楽天ブックス

                                      13万年以上前のヒトの歯をラオスで発見、謎の人類デニソワ人か
                                    • エピゲノムからデニソワ人の肖像 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio

                                      エピジェネティクスに基づいて描かれたデニソワ人の肖像は、ネアンデルタール人に似た幅広の顔立ちであった。 若いデニソワ人女性の想像図。古代のDNAから推測される骨格的形質に基づいて制作された。 Credit: MAAYAN HAREL 絶滅した古代人集団「デニソワ人」は、どのような顔かたちをしていたのだろう。そのDNAのエピゲノムを解析することで、このほど初めてその一端が明らかになった。シベリアの洞窟で発見されたデニソワ人の骨片が2010年に報告されて以来、研究者たちは、その謎のヒト族の姿に関する手掛かりを求めて世界中を探し回った。デニソワ洞窟からは小さな化石がさらに少数得られ、また2019年には、チベット高原で見つかった下顎骨によって細かな情報が加わったが、そうした化石の中には、多数の細かな解剖学的構造を復元できるほどの大きさや完全さが備わっているものが全くない(2011年3月号「デニソワ

                                        エピゲノムからデニソワ人の肖像 | Nature ダイジェスト | Nature Portfolio
                                      • 洞窟が語る交雑の歴史:現生人類、ネアンデルタール人、デニソワ人|福岡 浩二

                                        現生人類は大体20-25万年前に誕生したと推定されています。 ただ、独立した進化の道を歩んだわけではありません。 21世紀に発達した古代ゲノム解析で、我々現生人類にはネアンデルタール人やデニソワ人とDNA含まれている、つまり交雑していたことも明らかになりました。過去記事を載せておきます。 現生人類2,000人とネアンデルタール人3人、デニソワ人1人のゲノムを使用して、過去25万年間のヒト属グループ間の遺伝子の流れを地図化したのがこちらです。 上記記事内の図要点を書き下しておきます。 ・現生人類は約60万年前にネアンデルタール人の系統樹から分岐し、その後約25万年前に現代の身体的特徴を進化させた。 ・約 20 万~ 25 万年前の最初の接触の波、10 万~ 12 万年前の別の接触の波、そして約 5 万~ 6 万年前の最大の接触の波があった。 ・ネアンデルタール人は想定よりも人口が少なく(数千

                                          洞窟が語る交雑の歴史:現生人類、ネアンデルタール人、デニソワ人|福岡 浩二
                                        • 謎の古代人類 デニソワ人の骨格をDNAから復元 - 日本経済新聞

                                          謎の多い古代人類「デニソワ人」の骨格を再構築することに研究者が初めて成功、2019年9月19日付けの科学誌『セル』に発表された。デニソワ人は数万年にわたりアジアに暮らしていたと考えられているが、その化石は、小指の骨と頭蓋骨の破片、割れた顎骨、数本の歯しか見つかっていない。この謎の人類の骨格を浮かび上がらせるため、今回の論文を執筆したデビッド・ゴクマン氏は最も説得力ある証拠を利用した。DNAだ

                                            謎の古代人類 デニソワ人の骨格をDNAから復元 - 日本経済新聞
                                          • チベット人におけるデニソワ人由来の高地適応関連遺伝子の歴史(追記有)

                                            チベット人における、種区分未定のホモ属であるデニソワ人(Denisovan)に由来する高地適応関連遺伝子の歴史に関する研究(Zhang et al., 2020)が公表されました。本論文は査読前なので、あるいは今後かなり修正されるかもしれませんが、ひじょうに興味深い内容なので取り上げます。この研究は、昨年(2019年)開催された第88回アメリカ自然人類学会総会で報告されており(関連記事)、まだ査読前ですが、論文として公表されました。 デニソワ人は、シベリア南部のアルタイ山脈のデニソワ洞窟(Denisova Cave)で発見された、現生人類(Homo sapiens)ともネアンデルタール人(Homo neanderthalensis)とも異なる後期ホモ属の分類群で、種区分は未定です(関連記事)。現生人類やネアンデルタール人といったホモ属の各種や、さらにさかのぼってアウストラロピテクス属の各種

                                            • フィリピンの民族、デニソワ人のDNAを最も高い割合で保有 進化の謎解明に光

                                              フィリピンの民族「アイタ・マグブコン」は、デニソワ人由来のDNAの割合が確認されている中で最も高いという/Ophelia Persson これまでにデニソワ人の化石が発見された場所はシベリアのみ。それ以外にはチベット高原で見つかったあごの骨がデニソワ人のものである可能性が指摘されている。 フィリピンとスウェーデンの共同チームは今回、フィリピンの人類史を幅広く調査し、118の集団の遺伝子構成を調べた。 その結果、アイタ・マグブコンがデニソワ人の遺伝子を約5%保有していることが判明。論文の著者であるスウェーデン・アプサラ大の遺伝子学者、マティアス・ヤコブソン氏によると、これは以前の研究で約4%との結果が出ていたオーストラリアのアボリジニやパプア人を上回る値だという。 論文の著者らは今回の研究結果について、デニソワ人がかつてアジア全域で暮らしていたこと、ホモサピエンス到来のはるか前にフィリピンに

                                                フィリピンの民族、デニソワ人のDNAを最も高い割合で保有 進化の謎解明に光
                                              • [サイエンス Report]DNA解析 絶滅人類復元…デニソワ人 現生人類と交雑判明 : 科学・IT : ニュース : 読売新聞オンライン

                                                読売新聞社の運営するサイト 発言小町 「発言小町」は、読売新聞が運営する女性向け掲示板で、女性のホンネが分かる「ネット版井戸端会議」の場です。 ヨミドクター yomiDr.(ヨミドクター)は、読売新聞の医療・介護・健康情報サイトです。 OTEKOMACHI 「OTEKOMACHI(大手小町)」は読売新聞が運営する、働く女性を応援するサイトです。 idea market idea market(アイデア マーケット)」は、読売新聞が運営するクラウドファンディングのサイトです。 美術展ナビ 読売新聞が運営する美術館・博物館情報の総合ポータルページです。読売新聞主催の展覧会の他、全国美術館の情報を紹介します。 紡ぐプロジェクト 文化庁、宮内庁、読売新聞社で行う「紡ぐプロジェクト」公式サイト。日本美術と伝統芸能など日本文化の魅力を伝えます。 読売調査研究機構 東京、北海道、東北、中部、北陸を拠点に

                                                  [サイエンス Report]DNA解析 絶滅人類復元…デニソワ人 現生人類と交雑判明 : 科学・IT : ニュース : 読売新聞オンライン
                                                • 絶滅したデニソワ人がチベット高原で16万年の間、生き延びていたことが遺骨の発見で明らかに : カラパイア

                                                  image credit:Dongju Zhang via Wikimedia Commons (CC BY-SA 4.0) 最新技術により、旧人類の絶滅種「デニソワ人」が、過酷な地で16万年に渡り生き延びていた可能性が明らかとなった。その証拠は標高3280mに位置するチベット高原の洞窟にあった骨の化石の分析から得られたという。 デニソワ人はネアンデルタール人やホモ・サピエンスと同時期にアジア全域に住んでいた古代人類だが、これまで発見された骨はほんのわずかで、彼らがいつ絶滅したのかなど、詳しいことはわかっていない。 今回、新たな技術で発見されたデニソワ人の骨を分析したところ、彼らは、約20万年前から4万年前の氷河期を含む過酷な気候の中、この洞窟で生存していたことがわかったそうだ。 続きを読む

                                                    絶滅したデニソワ人がチベット高原で16万年の間、生き延びていたことが遺骨の発見で明らかに : カラパイア
                                                  • 考古学:チベット高原でデニソワ人が活動していたことを示す動物の骨 | Nature | Nature Portfolio

                                                    デニソワ人は、ヤギの一種であるブルーシープなどの動物を屠殺して食べることで、チベット高原で生き延びていたことを示唆する論文が、Natureに掲載される。今回の研究は、デニソワ人の行動を浮き彫りにし、彼らが過酷で変わりやすい環境にどのようにして適応していたかを明らかにしている。 古代人の絶滅種であるデニソワ人は、ネアンデルタール人と近縁で、更新世の末期にかけてユーラシア大陸東部の広範な地域で生活していた。今回、Huan Xia、Frido Welkerらは、デニソワ人が住んでいたことが知られる標高の高いチベット高原の白石崖溶洞(Baishiya Karst Cave)から発掘された2500点以上の骨を調べた。今回の研究では、分子解析と視覚的解析を組み合わせて用いることで、ほとんどの骨がブルーシープ(バーラルとも呼ばれるヤギの一種で、現在のヒマラヤ山脈でよく見られる)のもので、他の断片は肉食動

                                                      考古学:チベット高原でデニソワ人が活動していたことを示す動物の骨 | Nature | Nature Portfolio
                                                    • これがデニソワ人だ DNAから骨格を再現、初

                                                      人類史マップ サピエンス誕生・危機・拡散の全記録 人類がどのように生まれ、危機の時代を過ごし、世界各地へ拡散していったのかを、様々な考古学的データをもとに再現。 〔全国学校図書館協議会選定図書〕 定価:3,520円(税込) amazon 楽天ブックス

                                                        これがデニソワ人だ DNAから骨格を再現、初
                                                      • 【衝撃】ソロモン諸島で目撃!?今なお存在する巨人族の正体はデニソワ人!?

                                                        おすすめ動画ムー大陸 まとめhttps://youtu.be/-cyzDFfoV1I【衝撃】空海が高野山に拘った理由とは?【まとめ】https://youtu.be/eyF-iHTuK-E【衝撃】古代地球!聖書が記す、隕石衝突前に栄えていた文明!その時代を生き延びた人類!(まとめ)https://youtu....

                                                          【衝撃】ソロモン諸島で目撃!?今なお存在する巨人族の正体はデニソワ人!?
                                                        • 『CNN.jp謎の古代人類デニソワ人、チベット高原で10万年あまり生存 新研究』

                                                          ☆☆★☆★★☆歴史タイムッス☆★☆★☆★★古今東西歴史関連記事リンク集日本史娯楽検証物語サイト「歴史チップス」執筆のネタ探しとして日本や世界のメディアや個人・企業サイトから歴史関連記事リンク集を作成(リンク切れ御免)。また、「古今チップス(旧歴史タイムズ・現歴史タイムス)」の2005年11月~2014年12月のバックナンバーも掲載。

                                                            『CNN.jp謎の古代人類デニソワ人、チベット高原で10万年あまり生存 新研究』
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