「映画祭は、作品が招待され、監督やプロデューサーが評価されるべき場所だと思っているので、実を言うと、今まで俳優として連れて行ってもらっている身の自分が、着飾ってレッドカーペットを歩くのはおこがましいと感じていたんです。今回、自分の作りたかった映画を選んでもらえて、初めて素直に映画祭に参加できるのかなという気がしています」 オダギリ ジョー(JOE ODAGIRI) 1976年生まれ、岡山県出身。アメリカと日本でメソッド演技法を学び、2003年、第56回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された『アカルイミライ』(黒沢清監督)で映画初主演。その後、日本アカデミー賞、ブルーリボン賞を始め国内外の数々の賞を受賞。海外作品にも多く参加し、2018年は『宵闇真珠』(ジェニー・シュン/クリストファー・ドイル監督)が公開。待機作に『SATURDAY FICTION』(ロウ・イエ監督)、『人間、空間