少し昔の話をするね。 「刑事コロンボ」というアメリカのTVドラマが好きでよく見ていたんだ。 ピーターフォーク演ずる一見しがない刑事が次々と難事件を解決していくというストーリーで、当時はかなりの高視聴率だった。 犯人を追い詰めて行く時のコロンボのしぐさやセリフが独特で、真似する人が続出した。 田村正和主演のドラマ「古畑任三郎」も、刑事コロンボの影響をかなり受けていたように思うよ。 当時はまだネット社会ではなかったから、流行の情報源はテレビが中心だった時代。 コロンボがいつも着ているヨレヨレのレインコートまでもが社会現象になったと記憶している。 そんなコロンボが劇中にいつも食べていたものがあった。小さなカウンターだけのお店(日本だと立ち食いそば屋的な場所?)で、店のオヤジさんと世間話をしながら食べているんだけどね。 「うちのカミさんがねぇ~」って、コロンボがいつもの口癖のセリフを言いながら、「