アメリカでは、ハリケーン「ヘリーン」により甚大な被害に見舞われたが、同時に電気自動車の所有者には警告が発せられていた。 電気自動車を高台へ移動 その警告とは、電気自動車が海水に浸かると発火する恐れがあるという内容だ。 実は塩水は電気を通す性質があり、バッテリーのプラス端子とマイナス端子の間に入り込めば、ショートを引き起こす可能性があるという。 そして電気自動車にはリチウムイオン電池が搭載されているため、フロリダ州のロン・デサンティス知事は今週、所有者に対し、ハリケーン「ヘリーン」が到来する前に、車両を高台に移動するよう呼び掛けたそうだ。 2年前には5000台のバッテリーが損傷 アメリカでは近年、ハリケーンの後に電気自動車が発火する事例が数多く発生しているという。 2012 年にハリケーン「サンディ」が北東部を襲った後、初めてこの問題が発生し、以来アメリカの道路交通安全局が調査を続けてきた。