並び順

ブックマーク数

期間指定

  • から
  • まで

1 - 39 件 / 39件

新着順 人気順

ルソーの検索結果1 - 39 件 / 39件

  • 民主主義についての東浩紀さんの考察(2013.09.24)

    東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma しかし、深夜の勢いでいうけど、民主主義(大衆の多数決による政策決定)は本当にいいものなのかどうか、そろそろ人々は真剣に考えるべきではないだろうか。 2013-09-24 02:31:11 東浩紀 Hiroki Azuma @hazuma そもそも民主主義って、限られた人間だけが参加するのが前提の思想なんだよね。近代民主主義は、そこに、大衆社会というまったく違う要素が付け加わってできている。しかし、すべての人間に等しい権利が与えられるべきことと、すべての人間が政治参加をすべきであるという命法は、本当に等価なのか? 2013-09-24 02:33:23

      民主主義についての東浩紀さんの考察(2013.09.24)
    • ピースフル・アートランド びそう(パルビ)

      人はなぜ、この女性像に惹かれるのだろう。感情の見えない不思議な微笑。肖像画でありながら、背景は屋外である。「スフマート(ぼかし技法)」と呼ばれる、筆のタッチや輪郭線を残さない表現は、丸みを帯びた女性の体をより美しく見せている。また、近くを明確に描き、遠くを不明瞭に描く「空気遠近法」が用いられている。別名《ラ・ジョコンダ》と呼ばれる本作のモデルは、当時のフィレンツェの豪商であったフランチェスコ・デル・ジョコンドの2人目の妻リーザ・ゲラルディー二であるとされている。 出典:西洋絵画 BEST 100 青く黒い空。星が渦巻きながら大小それぞれの輝きに燃えている。左には暗い炎のような糸杉。そして、右の上にはオレンジ色の三日月。 渦巻く星空に炎のような糸杉は、日本人の大好きな「炎の画家」というイメージの元となったとされる。 星たちはたしかに叫んでいる。それはきっと言葉ではない。もっとこの世の始まりに

      • 「口だけの人」が世界を変える - いつか電池がきれるまで

        『社会契約論』で有名なルソーは、『エミール』という教育論でも知られているのですが、実は、ルソーは自分の5人の子どもを孤児院に入れています。 「父親としてやっていく自信がない」という理由で。 押井守さんが、著書『立喰師、かく語りき。』のなかで、こんな辛辣な宮崎駿評を書いておられます。 (引用はじめ) 押井:この間の『ハウルの動く城』だって、「CG使ってないんだ」って宮さん(宮崎監督)は言い張ってたけど、現場の人間は使いまくってるよ。あの人が知らないだけだよ。まるきり裸の王様じゃないか。それだったら、自分の手で(CGを)やったほうがよっぽどましだ。いや、わかりやすくて面白いから、つい、宮さんを例に出しちゃうんだけどさ(笑)。 いかに中性洗剤使うのやめたって言ったところで、結局は同じことじゃない。宮さん、別荘に行くとペーパータオルを使ってるんだよ。そのペーパータオルを作るために、どれだけ石油燃や

          「口だけの人」が世界を変える - いつか電池がきれるまで
        • 架空インタビュー2.0 『一般意志2.0』ふたたび - 紙屋研究所

          東浩紀が『一般意志2.0』についてインタビューを受けている。 「一般意志2.0」が橋下市長の“独裁”を止める?―現代思想家、東浩紀インタビュー(BLOGOS編集部) - BLOGOS(ブロゴス) 全体に「言い訳解説」的になっているのは、誤解というか攻撃というか、マイナスの風がものすごいから、一言言っとくか、という感じなのだろう。知らないけど。 そのなかで明らかにぼくの記事に対する反論もある。 東浩紀『一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル』 - 紙屋研究所 「しょぼい」という批判にたいして「しょぼくない」と言ってるわけだが、「具体構想がしょぼい」といったのはぼくだから、ぼくの記事への批判だろう。違うの。 んでもって、誰もインタビューしてくれないので、架空のインタビューをしてみた。 東の具体構想の二つの問題点 ――東さんが“しょぼいというが、お前の想像力が足りないんじゃねーの”と批判して

            架空インタビュー2.0 『一般意志2.0』ふたたび - 紙屋研究所
          • 「一般意志」とは何か - 過ぎ去ろうとしない過去

            紙屋研究所の紙屋氏が東浩紀の「一般意志2.0」をdisっているのだけれど、何か本質を外している気がします。 ■架空インタビュー2.0 『一般意志2.0』ふたたび http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20120306/1331001376 特に違和感をもったのが、「差異の総和」について書いている部分。 ――「差異の和」のくだりですね。 そうです。岩波文庫の桑原・前川訳の方で紹介します。 これらの特殊意志から、相殺しあう過不足をのぞくと、相違の総和として、一般意志がのこることになる。(岩波版p.47) この最後の部分「相違の総和として、一般意志がのこることになる」は、フランス語の原文では「reste pour somme des différences la volonté générale.」となるので、東訳よりも桑原・前川訳の方がいいと思いますね。 こ

              「一般意志」とは何か - 過ぎ去ろうとしない過去
            • 「一般意思」 - おおやにき

              まだ解放されない(挨拶)。ところで私が普段読まない新聞にこういう記事が載っていたという情報を目にしてついリンクを踏んでしまって不幸になる。ん〜まあこの方が法律について語るわりにはちっとも勉強しておられないという件についてはすでに述べているのだが、しかし本来のフィールドに近いはずの社会思想にまでここまで不勉強だとは思わなかったなあ。東京新聞から「【試される憲法】社会学者 宮台真司さん 国家操縦の『憲法意思』大事」。他の部分についてはまあそういう意見もあるだろうという話なのだが、問題は以下の箇所である。 ルソー(仏の哲学者)のいう一般意思だから、日本人の大半がそう思っている、と日本人全員が思えなければなりません。 それには、国民の八割が投票して八割が賛成するといった圧倒的意思が、示される必要があります。

              • [書評]いまこそルソーを読み直す(仲正昌樹): 極東ブログ

                ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau)については、翻訳だが私もそれなりに主要原典を読んできた。カントのように「エミール」(参照上巻・参照中巻・参照下巻)には一種の衝撃も受けた。これは難しい書物ではない。先入観なしに誰でも読むことができる。長編の割に読みやすく、おそらく読んだ人誰もが人生観に影響を受けるだろう。特に娘をもった父親には影響が大だろう。他、「告白」(参照上巻・参照中巻・参照下巻)は、ツイッターで元夫の不倫をばらすような近代人の猥雑さが堪能できる奇書でもある。 そして、と紹介していくのもなんだが、私はこうしたルソー本人への関心と、政治哲学の基礎文献でもある「人間不平等起源論 (光文社古典新訳文庫)」(参照)や「社会契約論/ジュネーヴ草稿 (光文社古典新訳文庫)」(参照)などの理解とは旨く像が結びつかない。前者の人文学者としてのルソーへの共感と、後者の

                • ジャン=ジャック・ルソー - Wikipedia

                  ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau, フランス語発音: [ʒɑ̃ ʒak ʁuso]、1712年6月28日 - 1778年7月2日)は、フランス語圏ジュネーヴ共和国に生まれ、主にフランスで活躍した[注釈 1]哲学者、政治哲学者、作曲家[2][3][4]。 生涯[編集] ジュネーブでの幼年期[編集] ルソーの生家 ジャン=ジャック・ルソーは、1712年6月28日、ジュネーヴのグラン・リュ街にて誕生した。父はイザーク・ルソー、母はシュザンヌ・ベルナール[5]。 ルソー家の先祖はパリ近郊モンレリ(英語版)に由来し、1549年にディディエ・ルソーがプロテスタント弾圧から逃れるためにジュネーヴに移住したことに起源がある。ジュネーヴはカルヴァン派のユグノーが構成するプロテスタントの都市共和国であり、当時はまだスイス誓約者同盟に加盟していなかった[6]。ジュネーヴはルソ

                    ジャン=ジャック・ルソー - Wikipedia
                  • SYNODOS Blog : サンデル教授の「コミュニタリアニズム的」共和主義を斬る 橋本努

                    2010/8/270:0 サンデル教授の「コミュニタリアニズム的」共和主義を斬る 橋本努 去る4月からNHKの教育テレビで連続放送された「ハーバード白熱教室」が、異例の話題を呼んでいる。マイケル・サンデル教授が担当するその講義は、ハーバード大学史上最多の履修者を誇る名講義で、受講した学部生は延べ一万四千人以上にのぼるという。大講堂で繰り広げられるその熱血授業に、テレビを通じて魅了された人も多いであろう。8月25日には東大での公開講義もあって、話題は再沸騰した。 ここにきて規範哲学は、昨年までの「ノウハウ本」ブームに代わる新たなニーズを呼び起こしたようである。 サンデル人気にあやかって、雑誌『東洋経済』は、ビジネスマンのための「実践的「哲学」入門」を特集した(8/14-21合併号)。サンデルの講義本『これからの「正義」の話をしよう』(鬼澤忍訳、早川書房)は、アマゾンのベストセラー第一位に輝き

                    • 法の制定について - 内田樹の研究室

                      高橋源一郎さんがツイッターでルソーの『社会契約論』を引いて民主主義というシステムについて書いている。 私もこれとほとんど同じ内容のことを先日の中沢新一さん、平川克美くんとのセッション、『迷走する資本主義』で話した。 別にそれは不思議な暗合でもなんでもなくて、このあいだ高橋さんと『Sight』の仕事でご飯を食べたときに、高橋さんが民主主義というシステムはベストのものではないという論件を提起したので、その話題でずいぶん盛り上がったからである。 民主主義に限らず、どのような政治システムも、その「健全さ」は最終的にそのシステムのもたらした「コラテラル・ダメージ」について「私が責任を取る」と名乗り出る、生身を備えた人間がいるかどうかによって考量されるほかないと私は思っている。 これについては、前に「未履修問題」について書いたことと原理的には同じである。 未履修問題について、私はこう書いた。 私の見る

                      • 英語で名言を:自然に還れ。(ルソー) - tsuputon's blog

                        April.23.2018 ジャン=ジャック・ルソーは,1712年, 現在スイスのジュネーヴ生まれの 哲学者です 不遇な幼少期を過ごし, 16歳の時には約1年間, 放浪生活をしました その彼をカトリック司祭ボンヴェールが保護して, 貴婦人ヴァランス夫人のもとで暮らせるよう 手はずを整えてくれました その後も放浪生活を繰り返しましたが, 20歳の時,ヴァランスの愛人になり, その庇護のもとで,哲学や科学の 読書に耽る日々を送りました その後パリの社交界などで様々な著作を発表, 名声を勝ち得ました 1762年,50歳のときに『社会契約論』を出版, 同年,教育論『エミール』が世に出ると, その自然宗教的な内容から パリ大学神学部から断罪され, 禁書に指定され,逮捕状が出たため, ルソーはスイスに亡命しました その後,偽名を使ってフランスに戻り, 自叙伝『告白』を執筆しました 彼以前の社会通念が君

                          英語で名言を:自然に還れ。(ルソー) - tsuputon's blog
                        • 2009年05月24日放送「文化系トークラジオ Life『現代の現代思想』」抜き書きノート - そのきらめきはスターライト

                          politics, web | 08:46 | 「朝生」での議論と関連する話題として、ラジオ番組「文化系トークラジオ Life」の今年5月の放送での東浩紀の発言があるので、上の議論とも関連しそうな部分を抜き書きする。仲正昌樹が「アーレントを読む」みたいな新書*1を出して、その序文のところでもいっているけれど、政治というのは、元々私的利害を超えたところにある。だから economy と police、 oikos と polis が分かれる。 で、そのときに日本で「政治」といわれてきたものは私的利害のぶつかり合いでしかない。こんなのは政治の名にも値しないし、思想の名にも値しない。政治というのは本当はそうじゃない、自分の立場をカッコ入れするのが政治や思想の力。 ところがこの国にはそれがない。宮台・仲正より絶望が深くて、どうせ人間はそこにはいけないと思っている、人間は私的利害のことしかいわない。

                          • kousyoublog.jp – このドメインはお名前.comで取得されています。

                            このドメインは お名前.com から取得されました。 お名前.com は GMOインターネットグループ(株) が運営する国内シェアNo.1のドメイン登録サービスです。 ※表示価格は、全て税込です。 ※サービス品質維持のため、一時的に対象となる料金へ一定割合の「サービス維持調整費」を加算させていただきます。 ※1 「国内シェア」は、ICANN(インターネットのドメイン名などの資源を管理する非営利団体)の公表数値をもとに集計。gTLDが集計の対象。 日本のドメイン登録業者(レジストラ)(「ICANNがレジストラとして認定した企業」一覧(InterNIC提供)内に「Japan」の記載があるもの)を対象。 レジストラ「GMO Internet Group, Inc. d/b/a Onamae.com」のシェア値を集計。 2023年5月時点の調査。

                            • ルソー『化学教程』翻訳プロジェクト | | 月曜社 / GETSUYOSHA LIMITED

                              『化学教程』は、一言で言えば、ルソーによる「化学の教科書」である。これを意外だと思う人も多いであろう。というのも、ルソーに対する私たちのイメージは、学問や都会的生を批判し、素朴な未開人を愛し、人民主権を打ち立てた人であり、あるいは反対に、自らの子供を孤児院の前に置き去りにする冷酷な思想家であり、または性的倒錯者というイメージを私たちはルソーに対して抱いている。そして、一番有名なルソー像は、「自然に帰れ」というルソーであろう(実際に、このようなことをルソー自身は述べていないし、彼の思想においてもこの言葉は間違っている)。 そのようないわゆる「非理系」的ルソー像を払拭するかのような作品がこの『化学教程』なのである。当時、化学は最先端の学問、技術であった。時代の最先端に位置するこの学問をルソーは大学の講義に出席したり、実際に実験をおこなったりして学んでいた。そして、その学びをルソーは1206枚の

                              • むしろ、「中間集団2.0」が要る - Freezing Point

                                一般意志2.0 ルソー、フロイト、グーグル 作者: 東浩紀出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/22メディア: 新書購入: 14人 クリック: 581回この商品を含むブログ (164件) を見る 既存の政治に絶望し、人間関係に苦しさを抱える私にとって(参照)、 この本の提案は、一度は存在してもらわないと困るものです。 ひきこもり周辺のかたは、「どんな議論か」ぐらいは知っておく必要があると思います。 彼〔ルソー〕はいわば、ひきこもりの作る公共性に賭けた思想家だったのである。(同書p.170) あちこちで「わかりやすい」と言われていますし、たしかに専門書に比べると読みやすいですが*1、それなりの忍耐は必要です。ひとことで言うと、《政策審議に『ニコニコ生放送』を導入する》という提案を、冗談ではなく本気で論じた本です。 参照:「アーキテクチャ、「一般意志2.0」、ドゥルーズ(引用集)

                                  むしろ、「中間集団2.0」が要る - Freezing Point
                                • 人は呼吸するために生きているのではない、では何のために。 - 親鸞に学ぶ幸福論

                                  【出世本懐(4)】 ■「なぜ生きるの?」 「生きるためだよ」 「生きるために生きてるの?」 「そうだよ。文句あるか」 こんな掛け合いを何度か経験しましたが 文句大有りです。 ■「何のために勉強しているんですか」 と聞かれて、 「希望の大学に合格するためです」 という答えなら理解できますが、 「勉強するために勉強しています」 では、ナンセンス、意味不明です。 ■「なぜダンス教室に通っているの」 と尋ねて、 「あのステキな先生と踊れるから」 なら分かりますが、 「通うために、通っている」 では、トートロジー(同意語反復)で、 何も言ってないのと同じです。 ■「生きるために生きる」のは、 ちょっと考えれば、 言葉の意味からもおかしいと分かるでしょう。 歩いている人も、どこかへいくために歩いています。 あるいは気分転換に散歩、運動のためというのもあるでしょうが、 少なくとも「歩くために歩いている」

                                    人は呼吸するために生きているのではない、では何のために。 - 親鸞に学ぶ幸福論
                                  • 東浩紀@ウェブ学会その2‐ニコニコ動画(9)

                                    ツイッター、ニコ動、グーグルを語る@ウェブ学会:09年12月7日:東大安田講堂にて。その1→sm9076555 その3→sm9076743 /講演の全部を見たい人は→シンポジウム【午後-1】http://www.ustream.tv/recorded/2733140 / ウェブ学会公式サイト→http://web-gakkai.org/

                                      東浩紀@ウェブ学会その2‐ニコニコ動画(9)
                                    • 現代思想2012年10月号:ルソー特集

                                      ルソー生誕300年!『現代思想 2012年10月号/特集:ルソー 起源への問い』 ※現代思想によるルソー読解、そしてルソー研究の最先端にも触れられる特集。

                                        現代思想2012年10月号:ルソー特集
                                      • 東浩紀、一般意志2.0を語る@ウェブ学会

                                        ウェブ学会、09年12月7日、東大安田講堂にて。その2→sm9076675 /講演の全部を見たい人は→シンポジウム【午後-1】http://www.ustream.tv/recorded/2733140 / ウェブ学会公式サイト→http://web-gakkai.org/

                                          東浩紀、一般意志2.0を語る@ウェブ学会
                                        • 市野川・ルソー・ニーチェをめぐって、若干のこと - Arisanのノート

                                          先日も書いたように、市野川容孝著『社会』(岩波書店)のなかに、ルソーのことが論じられている章があるのだが、この章の後半では、その関連でニーチェが論じられている。 ルソーとニーチェが並んで語られている理由は、ルソーが自由や平等の実現される理想的な社会を構想しながら、国家に命を捧げることの強制や宗教的排他主義といった『過剰な統合を迫る不寛容な命題』(p119)に行き着いてしまったという矛盾と、ニーチェがやはり自由や「生の肯定」ということを追求しながら、ファシズムや優生思想に直結するような激烈な反社会的言論を書き連ねることになったという矛盾とが、同じ根源に発していると考えられているためである。 その「根源」とはなにかというと、ぼくが読みとれたところでは、じつは両者の内部にニーチェが「ルサンチマン」と呼び、またルソーが(悪しき)旧来の「社会」の名において批判したような情動が存在していたことだと、著

                                            市野川・ルソー・ニーチェをめぐって、若干のこと - Arisanのノート
                                          • ジャンジャック・ルソー

                                            ジャン=ジャック・ルソー Jean-Jacques Rousseau 1712〜1778 18世紀フランスを代表する思想家、啓蒙家、小説家、音楽家。 「人は生れながら自由で、しかもいたるところで鎖に縛られている」 ――「主権は人民にあり、政府は権力を委任された機関に過ぎない」と述べ、フランス革命の精神的支柱として、その後の民主政治に大きな影響力を与えた(人民主権論を展開、革命の約30年前に出版された)『社会契約論』冒頭の言葉―― 1712年6月28日、時計職人のフランス系スイス人の子としてジュネーブ生まれるが、誕生と同時に母は死亡する。 1727年、自立の道を求め、ジュネーブを出奔(しゅっぽん=姿をくらますこと)、さまざまな仕事を試みるも、ことごとく失敗、しかしこの間の多くの経験に基づいた自然科学、教育、音楽、演劇など多岐にわたる論文を残す(音楽の仕事は一生続けられるが、その

                                            • 【アンリ・ルソー】

                                              アンリ・ルソー(Henri Rousseau) その他 1844年5月21日‐1910年9月2日 色あざやかな緑のジャングルの絵画で有名なルソーは、この時代の印象派や新印象派などのどの流派にも当てはまらない独特の絵を描き続けた人です。素朴でありながら、見ている人を不思議な気分にさせる絵画を描いています。ルソーの絵画には彼の性格があふれているのです。純粋に絵をかくことを楽しみつづけたルソーは、その絵を見ている私たちまで楽しくて不思議な気持ちにさせてくれますね。そして、なんとルソーは独学で絵を描いていたのです!そんなルソーとは、一体どんな人だったのでしょうか。 ルソーのプロフィール フランス北西部のラベルという町に中世にたてられた塔があり、ルソーは1844年にその塔の中で生まれました。 ルソーの家は貧しく、ルソーは高等教育を受けることができませんでした。ラベルの町で数年間仕事をした後、ルソーは

                                              • サービス終了のお知らせ

                                                サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは本日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

                                                • 憐憫の行方 淵田仁(日本学術振興会特別研究員) - Prétexte : Jean-Jacques Rousseau

                                                  Cependant pourquoi les ai-je écrites; est-ce pour moi seul ? Mais écrit-on pour soi ? J’ai de la peine à le croire. Quel est l’homme qui écrirait ses pensées, s’il ne vivait pas avec d’autres hommes ?Marivaux PDFでの閲覧はこちら 憐憫の行方ルソーにおける「憐憫」のためのノート 淵田仁(日本学術振興会特別研究員) 1.憐憫の居場所 ルソーが自身の作品群で提示した様々な概念・着想のなかで、その〈取り扱い〉が困難なもののひとつに「憐憫 pitié」がある[1]。「私たちが苦しんでいる人たちを見て、熟慮することなく彼らを助けるよう私たちを仕向けるもの」[2]という憐憫は、自然状態においてだ

                                                    憐憫の行方 淵田仁(日本学術振興会特別研究員) - Prétexte : Jean-Jacques Rousseau
                                                  • アンリ・ルソーの絵画作品と所蔵美術館

                                                    時々、幻覚的な不思議な夢を見る人だったのだろうか。ジャングルや砂漠の非現実的な作品が、テーマを設定して作成されたのだとしたら、ある時期に集中するはずなのに、ルソーの場合は年を飛び飛びで作成されているのである。いつもは、ほんわかな素朴画よろしくなんだが。

                                                    • http://www.janjan.jp/living/0705/0705205769/1.php

                                                      • 言語と時間の政治学:王寺賢太『消え去る立法者』を読む / 淵田仁

                                                        大著である。本論は王寺賢太『消え去る立法者』(名古屋大学、2023年)の内容を簡便に紹介し、その学術的意義を見定めようとする書評を目指していないことをあらかじめ断っておきたい。というのも、すでにいくつかの書評が書かれており、本書の全体像を理解するにはそれらを読むのが有益である。ゆえに、本論は各章それぞれに対しコメントすることによって実直に『消え去る立法者』を紹介することでは満足せず、本書が実践しているような泥臭い手つきで『消え去る立法者』が提示した問題圏のいくつかに介入しようとするものである。 「消え去る立法者」という魅惑的な表現から、読む以前に我々はこの書物のなかに〈現代思想〉的な気を衒った議論——もちろん本書は現代思想・現代哲学の議論を多分に前提としているのだが——を想起しがちである。かつ、「立法者」という概念を中心に18世紀の思想家たちの言説が引用されながら本書が編まれていると読者は

                                                        • 『消え去る立法者』合評会(9月9日・慶応義塾大学三田キャンパス)を終えて(続々) - shinichiroinaba's blog

                                                          繰り返しになるが、社会契約論の図式は、神の立法とはことなり人々の合意へと国家の存在理由をおおいに「民主化」しているように見えるが、「あらかじめ先取りされた、予定された結果としての目的が原因となる」という目的論的図式は共有している。モンテスキューもルソーも、近代社会契約論が、自然状態という原因から現在の国家、法秩序という結果が生じるそのメカニズムをこのような目的論的図式にはめ込んだことを、想定された原因の中にあらかじめ結果を読み込む回顧的錯覚として批判し、それに換えて、歴史の中にこうした目的論的図式に収まらない、人間の力も思惑も超えた客観的な因果連関の力を見出す。しかしそれだけでは、そのような客観的な因果連関、言い換えるならば自然法則の力と、人間の自由意志とそれによる自発的行為の力の関係がよくわからなくなる。両者の関係をそれほど突き詰めず、前者と両立する範囲での後者、という形で立法、統治を位

                                                            『消え去る立法者』合評会(9月9日・慶応義塾大学三田キャンパス)を終えて(続々) - shinichiroinaba's blog
                                                          • ルソー

                                                            Jean-Jacques Rousseau ルソー † 1712年〜1778年。 フランスの啓蒙思想家・小説家。スイス生まれ。「学問芸術論」で人為的文明社会を批判して自然にかえれと主張、「エミール」では知性偏重の教育を批判した。また、「社会契約論」では人民主権論を展開し、フランス革命に大きな影響を与えた。著書はほかに「人間不平等起源論」「告白録」など。 「人間不平等起源論」「社会契約論」などで文明や社会の非人間性を批判、独自の人民主権思想を説いてフランス革命の先駆となった。啓蒙主義を超えて、自然状態の理想化やロマン主義もみられ、全人教育論「エミール」、自伝的作品「告白録」、小説「新エロイーズ」など多面的な著作を残した。 →社会契約説 ↑ ルソーの思想 † 論理構成 18世紀のフランスを代表する思想家であるJ.J.ルソーによれば,自然状態では人間は孤立した未開人で

                                                            • blog 水声社 » Blog Archive » 12月の新刊:『欺瞞について』

                                                              ジャン=ジャック・ルソー、文学の嘘と政治の虚構 セルジュ・マルジェル著/堀千晶訳 A5判上製/218頁/定価3000円+税 ISBN978-4-89176-936-9  C0010  12月21日頃発売! 権力に抵抗する戦略的無為とは? ルソーのテクストを精読し、緊密に絡み合った文学と政治の権力の構造を暴き、 解体する、デリダの高弟による、新たなルソー論。 文学/政治の欺瞞に抵抗する、ルソー/マルジェルの戦闘的エクリチュール。 アルトー、ド・マン、ラクー=ラバルト、ナンシー、そしてデリダを越えて

                                                              • 『昨日の夜は八丁堀の「つまみ菜 茅場町店」で久しぶりに相方とじっくりと日本酒呑み!その2!』

                                                                昨日の夜は八丁堀の「つまみ菜 茅場町店」で久しぶりに相方とじっくりと日本酒呑み!その2! | 無題という名のブログ

                                                                  『昨日の夜は八丁堀の「つまみ菜 茅場町店」で久しぶりに相方とじっくりと日本酒呑み!その2!』
                                                                • 作家とは誰か? 公衆と対峙するルソーと文体の変遷 富田圭(慶應義塾大学文学研究科修士課程) - Prétexte : Jean-Jacques Rousseau

                                                                  Cependant pourquoi les ai-je écrites; est-ce pour moi seul ? Mais écrit-on pour soi ? J’ai de la peine à le croire. Quel est l’homme qui écrirait ses pensées, s’il ne vivait pas avec d’autres hommes ?Marivaux Christine Hammann, Déplaire au public: le cas Rousseau, Paris, Classiques Garnier, 2012, 491p. クリスティーヌ・アマン、『公衆から嫌われること 事例ルソー』、パリ、クラシック・ガルニエ、2012年、491頁 富田圭(慶應義塾大学文学研究科修士課程) 本書の著者クリスティーヌ・アマンは、1

                                                                    作家とは誰か? 公衆と対峙するルソーと文体の変遷 富田圭(慶應義塾大学文学研究科修士課程) - Prétexte : Jean-Jacques Rousseau
                                                                  • 「制作」から「地層学」の確立へ――ブリュノ・ベルナルディの研究軌跡 飯田賢穂(東京大学大学院総合文化研究科博士課程) - Prétexte : Jean-Jacques Rousseau

                                                                    Cependant pourquoi les ai-je écrites; est-ce pour moi seul ? Mais écrit-on pour soi ? J’ai de la peine à le croire. Quel est l’homme qui écrirait ses pensées, s’il ne vivait pas avec d’autres hommes ?Marivaux 飯田賢穂(東京大学大学院総合文化研究科博士課程) 1. はじめに ブリュノ・ベルナルディの研究方法の基本は、ルソーが用いた概念一つひとつを注解してゆくことにある。ベルナルディの注解は各概念の哲学史的射程を明確にしつつ、このような歴史的背景を持った概念がルソーのテクストの中でどのような効果を持つかを明らかにしようとする。そしてこの注解は、ベルナルディが共同研究者とともにヴラン書店か

                                                                    • サービス終了のお知らせ

                                                                      サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは本日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

                                                                      • ポピュリズムの創始者ルソー : 池田信夫 blog

                                                                        2016年12月23日23:23 カテゴリ本 ポピュリズムの創始者ルソー ルソーは「フランス革命を生んだ近代民主主義の創始者」として知られているが、本書を読むと、どこが民主主義かわからない。本書の中心概念である一般意志は意味不明な言葉で、普通の民主制のように選挙で選ばれる代表ではない。そもそも「社会契約」は対等な契約ではなく、「一般意志への服従を拒む者は、団体全体によってそれに服従するように強制される」。 一般意志は、ルソーのイメージではジュネーブのような都市国家の独裁者で、直接民主制で選ばれるとも解釈できるが、多数決で決まるわけではない。バートランド・ラッセルは『西洋哲学史』で「ヒトラーはルソーの帰結であり、ルーズベルトやチャーチルはジョン・ロックの帰結である」と酷評した。ルソーは、ポピュリズムの創始者なのだ。 続きは12月26日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンでどうぞ。 「

                                                                          ポピュリズムの創始者ルソー : 池田信夫 blog
                                                                        • ルソーは、女性に「お尻を叩いて!」といって警察にしょっぴかれたことがある? - 8歳のときに「マゾ」に目覚めたルソー

                                                                          Home珍事件簿ルソーは、女性に「お尻を叩いて!」といって警察にしょっぴかれたことがある? - 8歳のときに「マゾ」に目覚めたルソー フランスの哲学者ルソーは、かつて女性に「お尻を叩いて!」といって警察にしょっぴかれたことがあります。 今日は、この話を書いてみたいと思います。 ルソーってどんな人? ルソー ジャン=ジャック・ルソー(Jean-Jacques Rousseau、1712年 - 1778年)は、フランス語圏ジュネーヴ共和国に生まれ、主にフランスで活躍した哲学者、政治哲学者、作曲家です。 『学問芸術論』『人間不平等起源論』『社会契約論』などを著(あらわ)し、フランス革命、そして後の民主主義、個人主義、近代教育思想に多大な影響を与えた啓蒙思想家(けいもうしそうか)として有名です。 8歳のときに「マゾ」の世界に目覚めたルソー さて、そのルソーですが、8歳のときに宿の30歳の女性から体

                                                                            ルソーは、女性に「お尻を叩いて!」といって警察にしょっぴかれたことがある? - 8歳のときに「マゾ」に目覚めたルソー
                                                                          • 東北大学機関リポジトリTOUR

                                                                            データ取得に失敗しました 接続先を確認してください。 (https://tohoku.repo.nii.ac.jp/index.php?page_id=33&block_id=38&action=repository_view_main_item_detail&item_id=123316&item_no=1)

                                                                            • 「ルソー全集」収録作品リスト

                                                                              白水社の「ルソー全集」全14巻と別巻2巻の収録作を一覧にまとめました。 ルソーは哲学者であると同時に作家、音楽家、教育思想家でもありました。『エミール』が禁書となってスイスに亡命した壮年期から晩年にかけては、植物研究にも携わるようになりました。 一方では恐怖政治に終わったフランス革命の思想的バックボーンとして、他方では「自然に帰れ」と唱えたロマン主義者として捉えられることもありますが(実はルソー自身はそう言っていないのですが)、思想の「深度」には目を見張るものがあります。 ルソー全集 ルソー全集1 告白―第1部・第2部(小林善彦訳) ルソー全集2 告白―第2部(つづき)(小林善彦訳) 孤独な散歩者の夢想(佐々木康之訳) 夢想のための下書(佐々木康之訳) マルゼルブ租税院長官への四通の手紙―私の性格のほんとうの姿と私のあらゆる行動のほんとうの動機がわかる(佐々木康之訳) 嘲笑家(宮ケ谷徳三訳

                                                                              • サービス終了のお知らせ

                                                                                サービス終了のお知らせ いつもYahoo! JAPANのサービスをご利用いただき誠にありがとうございます。 お客様がアクセスされたサービスは本日までにサービスを終了いたしました。 今後ともYahoo! JAPANのサービスをご愛顧くださいますよう、よろしくお願いいたします。

                                                                                1