私たちが普段使用しているワイパー。当たり前のように装備されている機能だけに、その効果や手入れの重要性はついつい忘れがちだ。しかしながら、雨の多い日本では、一般的な走行だけでもその払拭面積が1年間で東京ドーム7個分の広さに達するという。 ◆安全のために1年に1回は交換を アフター向けワイパー製品を手がけるマルエヌの代表取締役社長 野口悦正氏は「東京ドーム7個分というと1年で15万回~20万回ほど拭くことになる。1回の衝撃はわずかでも、長い間拭き続けると金属とゴムの間が緩んできて払拭の効果に影響が出てくる。JWFでは、安全に使っていただくために、ゴムだけでなくブレードごと1年に1回交換することを薦めている」とその重要性について述べる。 JWFとは日本ワイパーブレード連合会のことで、マルエヌを始めNWB、PIAA、BOSCHなど10社から構成される団体だ。梅雨の時期に当たる6月6日を「ワイパーの