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世間 英語 意味の検索結果1 - 10 件 / 10件

  • おなじ本?ちがう本?:図書館における「書誌の同定」というお仕事|晴れる

    図書館では「これとこれは同じ本なのか」という判断を迫られる場面がけっこうあります。 「これとこれ」は本と本のこともありますが、多いのは書誌データと本、または書誌データと書誌データです。 いちばん関係あるのは目録担当者ですが、レファレンスや相互利用、選書、除籍などでも避けて通れません。この判断を誤ると、求める本と違う本を利用者に提供してしまったり、すでに所蔵していることに気づかず重複発注してしまったり、複本があると思って1冊しかない本を捨ててしまうことにもなります。 私はよく「『ハムレット』たくさんあるけど、同じ本ばっかりこんなに何冊も要る?」とか「新版があるから古い版は捨てていいよね」とか言われて「いやいやいや!小田島雄志訳と福田恆存訳と松岡和子訳はぜんぜんちがうでしょ!」とか「いやいやいや!旧版にしかない情報もあるので!」と力説して「目録担当者めんどくせえ」と白い目で見られております…。

      おなじ本?ちがう本?:図書館における「書誌の同定」というお仕事|晴れる
    • 毒親ブームと「宗教2世」問題|ダッヂ丼平

      はじめに20世紀のイギリスを代表する宗教社会学者ブライアン・ウィルソンは、1997年に来日した際、東洋哲学研究所が開催したセミナーで世界中の新宗教が共通して直面する課題について講演した。この講演の中で列挙された問題の大半は、新宗教が社会から受けるさまざまな攻撃と関連している。いうなればこの講演録は、一般社会の敵意と偏見が引き金となって新宗教に降りかかる困難を詳細にリストアップしたものだ[ウィルソン1998]。 このリストに挙げられているものの中で、特筆すべきなのはマスメディアの報道が引き起こす害悪と、背教者たちの語る残虐な話の2つである。背教者というのは新宗教研究における学術用語であり、かつて所属していた教団に敵対し、批判を熱心におこなう元信者を指して用いられる。 そして残虐な話とは、過去に所属していた教団がいかに酷い団体であるかを社会に訴える目的に特化した、虚偽の内容も含まれるようなバイ

        毒親ブームと「宗教2世」問題|ダッヂ丼平
      • 椎名林檎「放生会」インタビュー|7人の歌姫たちとの共闘に迫る - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

        異例の発売2日前の告知に、世間が大きくざわついた。「三毒史」以来、約5年ぶりとなる椎名林檎のオリジナルアルバム「放生会(ほうじょうや)」が5月29日に突如リリースされた。 「三毒史」は椎名と同じ午年生まれの男性ボーカリストを招いた、デュエットアルバムだった。そんな前作を経て作られたアルバム「放生会」には、7人の“歌姫”に当て書きした楽曲が収録されている。そのうち1曲は、2019年11月に発表された盟友・宇多田ヒカルとのデュエット曲「浪漫と算盤 TYO album ver.」。椎名のオールタイムベストアルバム「ニュートンの林檎 ~初めてのベスト盤~」の制作時期に合わせて作られた楽曲だ。そして今回、アルバム制作にあたって新たに中嶋イッキュウ(tricot、ジェニーハイ)、AI、のっち(Perfume)、新しい学校のリーダーズ、Daoko、もも(チャラン・ポ・ランタン)という新たな歌姫たちが招か

          椎名林檎「放生会」インタビュー|7人の歌姫たちとの共闘に迫る - 音楽ナタリー 特集・インタビュー
        • 高野秀行『未来国家ブータン』|読書旅vol.111 - FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~

          6月は環境省が提唱する環境月間。私も1冊くらいそこに絡めた作品を紹介しようと、高野秀行さんの『未来国家ブータン』(2012年/集英社)を選んでみました。 雪男を追って 高野さんがブータンへ行くきっかけとなったのは、生物資源探索企業の代表(飲み仲間)から直々に受けた突然の依頼。 新たに提携したブータン農業省の国立生物支援センターとのプロジェクトが本格始動する前に、政府もよく把握していない少数民族の村に行って伝統知識や現地の状況を調べてほしいとのことでした。 辺境慣れしている高野さんも、バイオ分野は専門外。一度は誘いを断りますが、「ブータンには雪男(イエティー)がいるんですよ」の一言に心が揺らぎます。 早稲田大学在学中に執筆した『幻獣ムベンベを追え』でノンフィクション作家デビューし、以降もベトナムの猿人フイハイやインドの怪魚ウモッカをはじめ、未確認動物探しに勤しんできた高野さん。雪男情報に反応

            高野秀行『未来国家ブータン』|読書旅vol.111 - FAR-OUT ~日本脱出できるかな?~
          • ライトノベルの歴史における遡及範囲の検討と、ゼロ年代ライトノベルの定義についての持論 - ハテナのごとく!

            はてなブログ用の前書き (必読) はじめに 概要 背景 ライトノベルが未だ未定義な3つの理由 1.先行研究の少なさと、そこに見る未定義の許容 2.SFもまた未定義である 3.越境するライトノベル アプローチ 先行研究 東浩紀が与えた「消費」の概念 「動物化」とは何か 「データベース消費」が示すサブカルチャーの変遷 「シミュラークル」により坩堝と化すサブカルチャー 『デ・ジ・キャラット』に見る「萌え要素」の消費 児童文学とライトノベル ライトノベルの起源はどこまで遡れるのか? ライトノベルの「現実逃避」に至る物的証拠 子供の人権意識から見る、ヤングアダルトの産声と背景 子供の「解放」としての児童文学 児童文学との比較に見るライトノベルの定義 従来のライトノベルの定義の問題点 ライトノベルをあえてベタに読む意味 スノビズムがライトノベルにもたらしたもの おわりに 脚注・出典 はてなブログ用の前

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            • 非公式RT、ほかてら、ヤシマ作戦…「だいたいTwitter黎明期(2010年頃)」の思い出座談会

              いつの間にかXになってしまったTwitterの昔を懐かしむ気持ちで行った企画なのだが、やってみてこんなことに気づいた。 TwitterのUIだけ再現しても昔の空気感やユーザーの感想はわからない 今のうちにそういう体験談を残さないと「あの頃のTwitter」は本当に死んでしまうんじゃないか? 日本語版のTwitterが始まったのは2008年。だが、私は2015年頃に始めたため、それ以前のTwitterが「どんなSNS」で「どう使われていたか」を実感として知らない。 Xがものすごいスピードで変わり続けている今こそ、記録に残らない体験談を記事にすべきではなかろうか? 1/4 【募集】 2010年頃のTwitterについてのインタビュー記事を企画しています。 「Twitterって昔はどういうSNSだったの?」 をテーマに、当時を知る方数名から座談会形式でお話しいただければと思います。 興味ある方は

                非公式RT、ほかてら、ヤシマ作戦…「だいたいTwitter黎明期(2010年頃)」の思い出座談会
              • プライド月間特集:ゲームのジェンダー表現はどこまで進化するのか? キャラメイクから考える,多様性の現在地

                プライド月間特集:ゲームのジェンダー表現はどこまで進化するのか? キャラメイクから考える,多様性の現在地 ライター:ノイ村 6月はLGBTQ+の権利向上をアピールし,クィアな人々を祝福する「プライド月間」だ。 今回4Gamerでは「プライド月間特集」と題し,クィアゲームに関する3本の記事を公開する。ぜひこの機会に,「クィアについて詳しくない」という人たちにもクィアゲームを通じて新たな視座に出会ってほしいし,クィアなプレイヤーたちには思い切りクィアゲームをエンジョイしてほしいと思う。 第1回は,ライターのノイ村さんによる,ゲームの中のプロナウンスやジェンダー表現に関する論考だ。現代のゲームではキャラメイクで選べる選択肢も多様化しているが,その最先端と批判点はどこにあるのだろうか? ゲームの中で表現されるクィア(注1)表象の世界は,現在どこまで広がりを見せているのか? プロナウンス(他者からど

                  プライド月間特集:ゲームのジェンダー表現はどこまで進化するのか? キャラメイクから考える,多様性の現在地
                • 進んではない、と思う - キラキラしてなくてもいいよ

                  お疲れ様です。えのきいなです。 この1週間は…なにもしてなかったね…という感じ。 サクッと…終わるかなぁ… ------------- ・マッチングアプリの最近 →マッチングアプリの人とお出かけしてから、特に普段連絡することなく1週間以上経過し… 普段メッセージのやり取りってタスクだと思ってて億劫に思っているこの私が 「たわいもない会話を普段からしたい…」とずっと思ってグニャグニャになっていました。 あと「嫌われたのか?!」とか「他の人とやり取りしてるとか…?!」と思いもうなんか…メンヘラが爆誕しそうで嫌…ホンマに…もう手遅れな気もするけど… もういっそ自分から意味分からん絡みをしにいくか…?とグニャグニャしてたら相手からメッセージが来てワ"ァ"!!てなった。 次どこに行くかあまりいいところが見当たらない…とのこと。 なんかもう全て任せっきりでずっと申し訳ないね… んで、LINEで通話して

                    進んではない、と思う - キラキラしてなくてもいいよ
                  • 2024年6月7日(金)の日録。 - 松村かえるの「かえるのねどこ」

                    幻冬舎さんももう少しひねったらいいのに。 ここ数日のおさらい。 7日の記録。 外国のおカネを恵んでもらいました。 幻冬舎さんももう少しひねったらいいのに。 仕送り3万円減、アルバイトも増やせず…食費を削る毎日 ――ありがたい、昨日は食事を我慢したので ボランティア団体が行っている炊き出しの列に並ぶ、都内の大学に通う20歳の学生。空腹が満たされホッとしたのか、目にはうっすらと涙。この日は食料配布も行われ、袋に入った食料品も手に入れることができたと大喜び。 ――レトルトのおかゆに、インスタントラーメン、袋詰めのロールパン……これで1週間は生きていける ――いまは耐えるしか……方法はなくて 上京してきて3年目。大学1~2年目は仕送りが8万円あり、1ヵ月の支出は家賃4.5万円、光熱費・通信費1.5万円、食費1.5万円……さらにアルバイトで月3万円ほどの収入があり、たまに友人と食事に行く程度の余裕も

                      2024年6月7日(金)の日録。 - 松村かえるの「かえるのねどこ」
                    • 2015年の1年間に読了した119冊の記録

                      メディアマーカーのHTML出力機能で作りました。読了した逆順(新しい順)にずらっと並べてるだけです。あんまり誤字とかチェックしてないです。 ◇ Bluesmantakaのバインダー 期間 : 2015年 読了数 : 119 冊 曠野の花―石光真清の手記 2 (中公文庫) 石光 真清 / 中央公論新社 (1978-11-10) 読了日:2015年12月30日 石光真清3部作の第2巻。100年前の和製冒険小説だよと渡されたとしてもたぶんそのまま信じて読んでしまったと思う。巻頭にある満洲要図をなんども見ながら読み進めるが、そのうちiPadで地名を検索しGoogleマップでその位置関係を調べたり、そのままWikipediaでいろいろ調べたりしているうちに1日のほとんどをこの本に注いでしまった。ウラジオストク、ブラゴヴェヒチェンスク、ハバロフスク、哈爾浜。登場するのスパイ家業の本人に加え馬賊の頭目、

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