京都市営地下鉄東西線の終点、太秦天神川駅(京都市右京区)。駅上に右京区役所や市交通局が入る複合施設「サンサ右京」が建ち、京福電鉄(嵐電)やバスに接続するターミナルとして発展している。 サンサ右京の展望テラスからバスロータリーを見下ろす。その向こうにT字路のような変則の交差点がある。 交差点の名前は、「三条御池」。三条通と御池通が交わる交差点だ。 ん、ちょっと待って。京都の人にとっては、三条通も御池通も碁盤の目の街を東西に走る「横」の通りのイメージが強い。なぜ、横と横の通りが交わる交差点が存在するのか。 一瞬頭が混乱するけれど、種明かしはいたって簡単。このあたりは三条通が北西方向へ斜めに走っている。2008年に東西線が二条駅から太秦天神川駅まで延伸するタイミングで、地下鉄が下を通る御池通は真っすぐ西へ延び、三条通とぶつかって交差点ができた。 ここまでは、インターネットで「三条御池」と検索する