奈良県立医科大学は、輸血用の血液を人工的に作ることに成功したと発表しました。奈良県立医科大学 酒井宏水 教授「海外を見渡しても、現在使えるものはまずない。人類の健康福祉に貢献できるのではないかと」奈…
1979年生まれ。京都大学経済学部卒業。国会議員秘書を経てプレジデント社へ入社、プレジデント編集部配属。経済誌としては当時最年少でプレジデント編集長就任(2020年1月)。2021年7月に独立。現在に至る。 Twitter → https://twitter.com/ogurapunk CONTACT → https://k-ogura.jp/contact/ DOL特別レポート 内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する、取材レポートおよび識者・専門家による特別寄稿。 バックナンバー一覧 実用化されれば多くの人命を救うことができる可能性を秘めた「人工血液」を、日本人研究者が開発した。人命救助の現場における重大課題を解決し得る、その画期的な有用性についてご紹介したい。(イトモス研究所所長 小倉健一) 救命のボトルネック解決に期待 「人工血液」の実用化が見えてき
奈良県立医科大学は、輸血用の血液を人工的に作ることに成功したと発表しました。 奈良県立医科大学 酒井宏水 教授 「海外を見渡しても、現在使えるものはまずない。人類の健康福祉に貢献できるのではないかと」 奈良県立医科大学が開発したのは、血液の中でも酸素の運搬をつかさどる「赤血球」の開発です。 製造工程はこうです。保存期限が切れて廃棄せざるをえない「献血」(赤血球製剤)から、ヘモグロビンだけを抽出。それを脂質の膜で包み、カプセル状にすることで、人の血管に流すことができるといいます。 人工赤血球は血液型を問わずに誰にでも投与でき、通常の赤血球の保管期限が4週間であるのに比べて、人工赤血球は常温で2年間保管することができます。 奈良県立医科大学は今後、臨床試験を行い、2030年の承認・申請を目指すということです。
生命の維持に欠かせない血液だが、体中に酸素を運ぶ赤血球を一から作製することは極めて難しい。その中で日本の研究チームは、廃棄予定の献血を「再利用」する方法で治験にまでこぎつけた。こうした「人工血液」は備蓄ができるため、戦時も含めた有事の利用を見据え、各国が開発を競っている。 難しい人工の赤血球作製 血液は赤血球、白血球、血小板の細胞と、血漿(けっしょう)と呼ばれる液体とで構成されている。白血球はウイルスや細菌、異物、がんといった「敵」から体を守る役割があり、血小板には止血作用がある。血球細胞の9割以上を占める赤血球の仕事は「運び屋」。赤血球内にある、鉄とたんぱく質が結びついた「ヘモグロビン」が酸素と結合し、全身に酸素を運搬する。 現在、ES細胞(胚性幹細胞)やiPS細胞(人工多能性幹細胞)から白血球や血小板を作る研究が進められている。赤血球のもととなる細胞も、幹細胞やさい帯血中の血液細胞など
「どんな患者さんでも、血液型も関係なく入れられる」A・B・O・AB型を問わない『人工血液』の開発に成功 一体どんなもの?奈良県立医大 奈良県立医科大学が7月1日、「人工血液」の開発に成功したと発表しました。実用化されれば世界初になるかもしれません。医療界の“救世主”となるのでしょうか。 開発された『人工血液』とは? 血液型を問わず投与できるなどの利点 7月1日午後4時、奈良県立医科大学が記者会見を開き、輸血用の血液を人工的に作ることに成功したと発表しました。 (奈良県立医科大学 酒井宏水教授※製造担当)「海外を見渡しても現在使えるものはまずない。人類の健康福祉に貢献できるのではないかと」 「人工血液」とは一体、どんなものなのでしょうか。話を聞くため、記者が奈良県立医科大学を訪れました。 (奈良県立医科大学 酒井宏水教授)「こちらが、開発しております人工赤血球製剤です。人の血液の代わりになる
(A10) 人工血液の開発の経緯は古く、1960年代から続けられています。人間の血液は大きく分けて、液体成分である血漿と有形成分である細胞に分けられます。
中央大学は、ブタの血漿成分を利用した「イヌ用人工血液」を開発した。POx-PSA溶液を凍結乾燥することで、粉末で1年以上保存できる。副作用を引き起こさない原理から、ネコへの投与も可能だと考えられる。 中央大学は2023年6月14日、ブタの血漿成分を利用した「イヌ用人工血液(人工血漿)」を開発したと発表した。凍結乾燥により、粉末で1年以上保存できる。慶應義塾大学、東海大学、埼玉医科大学、東京大学との共同研究で、その安全性と有効性を確認している。 今回の研究では、ブタの血漿から抽出したタンパク質ブタアルブミンに、合成高分子ポリオキサゾリンを結合して「ポリオキサゾリン結合ブタアルブミン(POx-PSA)」を合成。ブタアルブミンはイヌにとって異種タンパク質になるため、抗体が産生されて再投与時に副作用が起こる危険性がある。そのため、ポリオキサゾリンをブタアルブミンの表面に結合することで、イヌに投与で
【動画】奈良県立医大『人工血液』の開発に成功!「血液型も関係なく入れられる」「冷蔵で5年保存可能(※本物の血液は4週間)」 ・7月1日午後4時、奈良県立医科大学が記者会見を開き、輸血用の血液を人工的に作ることに成功したと発表した。 奈良県立医科大学 酒井宏水教授「海外を見渡しても現在使えるものはまずない。人類の健康福祉に貢献できるのではないかと」 ・奈良医大が成功したのは血液の中でも酸素の運搬をつかさどる「赤血球」の開発だった。 ・保存期限が切れて廃棄せざるを得ない献血からヘモグロビンだけを抽出。それを脂質の膜で包みカプセル状にすることで、血管に流せる人工血液になる。最大の特徴が、血液型を問わずに誰にでも投与できるということ。 酒井宏水教授「ヘモグロビンの生成の過程で赤血球膜を除去していますから、もはや血液型抗原はないということです。本物の血液ですと冷蔵で4週間ですが、この製剤ですと室温だ
これは動物医療に朗報。なかなか輸血犬が見つからずヤマカガシに咬まれ死にそうな犬に愛犬の血を輸血してあげた事がある。採血したら貧血になってぶっ倒れた。8kgの愛犬には酷だった
慢性的な輸血用血液の不足に悩まされてきた動物医療現場に革新的変化が起きつつある。人工血液の開発だ。猫用は実用化まであと一歩の段階までこぎ着けている。 2018年3月、猫医療界に画期的な朗報が飛び込んできた。「長年の夢」だった猫用人工血液(赤血球代替物)の開発に、中央大学と宇宙航空研究開発機構(JAXA)の共同研究チームが成功したのだ。 「未踏の領域に足を踏み入れている感じです」 中央大学理工学部応用化学科の小松晃之教授は、そう心境を打ち明ける。 人工血液の実用化は、ヒト、動物を問わず国内で前例がない。新薬認可基準など、実用化に向けた今後の課題を全て見通すのは困難なのが実情だ。これは今回の研究成果が「革新的な発明」である証左ともいえるのだが、小松教授はあえて「5年以内」の実用化を目指したい、と意気込む。深刻な輸血用血液の不足にあえぐ動物医療現場の現実を知るがゆえだ。 ペットの高齢化や肥満化が
BELL-822は透析中で横になっている直ぐそばに、立ち尽くしている。 「お兄ちゃん、この人って何なのかな?」 ゴブリンが俺に疑問を投げかけてくる。 「小林さんが不整脈を起こすやいなや変身するみたいです」 ダレンさんも説明してくれるけど、カウンターショックのために変身するのだから当たり前だ。 「ダレンさんもわからないんだって、お兄ちゃんは何かわかる?」 「この人は除細動器だよ」 見たまんまを答える。 「そりゃ何から変身してたかは、見たから分かるけど……普通は変身しないんじゃないの?」 ゴブリンが鋭いとこを突いてきた。 「ここは、悪魔の館だから……多少のことは起こるって」 「毛玉のアニメの主題歌を歌ってる人?」 「悪魔の館に反応しすぎだよ……それは、つい最近の話だから昔の人は知らないかも」 うん、第23世界の話題はここでは、意味ないし。 「そうなんだ。知識が反応しちゃうの」 何で、こんなこと
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