【今金】新型コロナウイルスの感染拡大で苦境に立つ商工業者の販路拡大を後押しするため、檜山管内今金町が販売手数料を助成し、商品を道産品アンテナショップ「北海道どさんこプラザ」で試験販売する事業が順調な滑り出しとなっている。昨年10~12月に道内外の3店舗で販売したところ、レトルトカレーとシイタケの売れ行きが好調で、一部店舗で今年3月まで継続販売されることが決まった。 町の町地域特産品マーケティング支援助成金事業で、同プラザの有楽町店(東京都千代田区)、名古屋店(名古屋市)、札幌店で実施した。
3年前、太平洋クロマグロの道内の漁獲量が上限を超え、今も漁ができなくなっていることについて、留萌地方の漁業者が国などに賠償を求めた裁判で、札幌地方裁判所は原告の訴えを退ける判決を言い渡しました。 太平洋クロマグロは資源管理のため年間に漁獲できる上限が都道府県ごとに定められていますが、このうち小型のマグロについては3年前、道内の一部の漁業者が上限を大幅に超える水揚げをしたため、今もすべての漁業者が漁に出られなくなっています。 これについて留萌地方の漁業者9人は、国と道がルールを守らせる対策を取らなかったとしておよそ3700万円の損害賠償を求めていました。 27日の判決で札幌地裁の廣瀬孝裁判長は「いつ、どのような措置を行うかは農林水産大臣の広範な裁量権に委ねられている」とした上で、「強制力をもった対策を直ちに実施することが困難である以上、国と道が法的措置を行わなかったことが著しく不合理だとはい
道南の江差町の街中にある「いにしえ街道」沿いには、江戸時代末期の蔵をリノベーションしたカフェがあります。 お店の名前は「皐月蔵(さつきぐら)チャミセ」。 この地域に古くから伝わる郷土食や地場食材を使用した料理を楽しめるほか、江差の“歴まち観光”の拠点にもなります。 目次 ・江戸時代末期の蔵をコミュニティーカフェへ ・檜山の郷土食「ふきんこ」とは? ・道南や北東北地方の郷土食「ケイラン」とは? ・ぜひ蔵めぐりを! ▲「ふきんこ汁御膳」。さて「ふきんこ」とは何でしょう? 江戸時代末期の蔵をコミュニティーカフェへ 「いにしえ街道」がある“歴まち”地区には、かつてニシン漁で栄えた時代の蔵が数多く残っています。 飲食店やギャラリーなどへ改装して一般公開されている蔵は数棟あり、そのうちの1つが「皐月蔵チャミセ」です。 江戸時代末期に建てられた4棟の土蔵からなる旧日石土蔵群で、旧所有者から江差町へ寄贈を
視聴者のみなさんの身近な疑問・悩みを全力で調査する、「道南の声、受信中!」。 投稿は、こちらのページから受け付けています↓↓↓ 今回調査したのは、「見らさる」と「見ささる」という、道南の方言。 きっかけは、NHK函館放送局の開局90周年のキャッチコピ―に寄せられたご意見でした。 「『見ささる』とは言いませんよー。どちらかと言うと『見らさる』です。」(函館市・匿名希望) 「『なんか、見ささる。』の見ささるに違和感しかなくて、放送中の番組紹介?でも気になる…。敢えて見ささるにしたのであればその理由が知りたいです。」(函館市・むーみさん)実は、「見らさる」という言い方がある事は、コピーを制作した当初から分かっていました。 方言を知らない方でも、「物が刺さる様に、注目して見てしまう」というイメージを持っていただけるように、「見ささる」という言葉を使いました。違和感を覚える方がいらっしゃったかもしれ
道内では27日、新たに35人が新型コロナウイルスに感染したことが確認されました。札幌市ではこれまでで最も多かった25日に並ぶ26人が確認され、感染爆発の懸念が出ています。 27日、道内で新たに感染が確認されたのは、▼札幌市で26人、▼千歳市で2人、▼恵庭市で1人、▼北広島市で1人、▼渡島地方で1人、▼登別市で2人、▼オホーツク海側で1人、▼小樽市で1人です。 また、石狩地方で80代の1人が亡くなりましたが、道は性別など詳しい情報を明らかにしていません。 今月12日に「北海道・札幌市緊急共同宣言」が出されて2週間が過ぎましたが、札幌市では、これまで1日で最も多かった今月25日に並ぶ26人の感染が確認され、感染爆発の懸念が出ています。 道内では、クラスターと呼ばれる感染者の集団の発生が相次ぎ、感染者数増加の要因になっています。 札幌市内のクラスターはこれまでに6つにのぼり、▽終息したライブバー
同じ大千軒岳では遺体が発見された場所の近くで、31日午前、登山中の消防署員の男性3人がクマに襲われ、このうちの2人が軽いけがをしました。3人のうち福島町の福島消防署に勤務する大原巧海さん(41)がNHKの取材に応じました。 大原さんたちは山岳遭難がたびたび発生するルートを確認しようと、31日午前7時半ごろ入山し、その後、クマに遭遇したということです。 クマは斜面の下から現れたということですが、曲がり道で見通しが悪かったため、大原さんたちはクマが近づいてきていることに気づかなかったということです。 はじめに仲間が襲われ、大原さんが山菜採りのために持っていたナイフでクマの目を刺したところ、今度は大原さんに襲いかかってきたということです。 大原さんは尻餅をつきましたが抵抗を続け、ナイフでクマののど元を刺すと、クマはナイフが刺さったまま逃げていったということです。 大原さんたちはその後、自力で下山
北海道西端の奥尻島が強い揺れと大津波に襲われた北海道南西沖地震(平成5年)から、30年が過ぎた。 死者202人、行方不明者28人。地震発生から津波襲来までの時間が短かったことが、人命被害が大きくなった最大の要因である。一方、その10年前(昭和58年)に起きた日本海中部地震を教訓に、強い揺れの直後に避難を始め、助かった島民も多かった。 津波浸水域で地震の揺れを感じたら、津波警報などの発表を待たず、直ちに高台などへの避難を始める。「揺れたら避難」という津波防災の鉄則を、改めて心に刻みたい。 奥尻島直近を震源とするマグニチュード(M)7・8の地震が発生したのは7月12日午後10時17分。その5分後に津波警報が発表された。日本海中部地震では14分かかった地震発生から警報発表までの時間は大幅に短縮されたが、津波の第1波は地震発生の2~3分後に奥尻島を襲った。 気象庁によると、現在は緊急地震速報の技術
先月、道南の森町の沖合でナマコおよそ450キロ、市場価格にして220万円分を密漁したとして容疑者7人が海上保安部に逮捕されました。 逮捕されたのはいずれも無職で、函館市人見町の齋藤信之容疑者(45)らあわせて7人です。 函館海上保安部の調べによりますと、7人は先月4日の夜、森町の沖合でナマコおよそ450キロ、市場価格にして220万円分を密漁したとして、漁業法違反の疑いが持たれています。 当時、海上保安官が海岸をパトロールしていたところ、ナマコをゴムボートから車に積み替えている7人を見つけたということです。 7人はゴムボートで沖合へ逃走しましたが、ナマコを積んだままの車などが現場に残されていたことから捜査を進め、16日までに全員を逮捕・送検しました。 海上保安部は捜査に支障があるとして7人の認否を明らかにしていません。
誰からも愛された英会話の講師、将来を嘱望され、結婚したばかりだった市役所職員、サーフィン好きの移住者―。渡島管内八雲町の国道で18日、トラックと都市間高速バスが衝突した事故は、死亡した5人のうち、3人がバスの乗客だった。3人は、道内それぞれの地域で充実した生活を送り、周囲にも慕われていた。親しかった知人らは突然の悲報に「信じられない」と打ちひしがれた。 「最後まで人のことを気にかけていた…」。札幌市内の男性(36)は、亡くなった知人の高橋裕美さん(55)=同市清田区=を悼んだ。事故当日の18日午前9時ごろ、高橋さんから交流サイト(SNS)で「心配な人がいる」とメッセージが届いた。事故発生の約3時間前だった。高橋さんと親しかったキリスト教徒が礼拝に来なくなったため、その人の自宅に後日様子を見に行こう、という提案だった。男性が「一緒に行こう」と返信をした約30分後、事故は起き、高橋さんは帰らぬ
「このままじゃ、やられる、一か八か…」クマに襲われた男性 下敷きになった状態からナイフで反撃 緊迫の“格闘”を振り返る 2023年11月01日(水) 16時09分 更新 10月31日、北海道福島町の山中で、男性2人がクマに襲われ、首をかまれるなどのけがをしました。 「このままじゃ、やられる」。襲われた男性が当時の状況を語りました。 「ただじゃすまないと思った。助かったのは、運がよかっただけ。」 HBCの取材にこう話したのは、北海道福島町の消防隊員の41歳の男性です。 男性がクマと遭遇したのは、10月31日午前10時ごろ。41歳の友人の男性と、36歳の同僚の男性とともに、福島町の大千軒岳(標高1072m)での登山中でした。 午前7時半ごろに入山した3人は、3時間ほど山を登り、休憩していたところ、体長1メートルほどのクマが、登山道を上ってきたことに気づきます。 3人とクマとの距離はおよそ5メー
東亜産業(本社・東京都千代田区)が展開する24時間営業の半額専門店「TOAmart(トーアマート)」が、北海道での出店を加速する。5月中に亀田郡七飯町や檜山郡江差町、中川郡幕別町、苫小牧市に出店、北海道の店舗数は14店舗になる。(写真は、「TOAmart札幌狸小路店」の看板) 「TOAmart」は、日用雑貨、美容・健康器具、食品などの企画開発・製造、卸を行っている東亜産業が全国展開している24時間営業の半額専門店。問屋を介さず直接仕入れをすることで、低価格を実現。扱っている商品は、食料品、菓子、ドリンク、日用消耗品、衛生用品、台所用品、電化製品、化粧品、健康グッズ、美容家電、ブランド品、旅行用品、衣料品、バラエティーグッズ、アウトドア用品、スポーツ用品、インテリア、ペット用品など。入荷状況によって店舗の商品は異なる。同社が展開していた新型コロナウイルスのPCR検査センターを、2021年11
青函トンネルが開業。津軽海峡を抜けて青森側トンネルを出る一番列車の特急「はつかり10号」 =1988(昭和63)年3月13日午前8時42分、本社ヘリから 津軽海峡の海底を通る青函トンネルは13日、開業35周年を迎えた。北海道新幹線や貨物列車が走り交通、物流の大動脈となっているが、設備は老朽化し、補修コストが5年前と比べ倍増。地元などでは経済の起爆剤として「第2トンネル」建設構想に期待が集まるが、膨大な予算が必要で具体化には至っていない。 鉄道建設・運輸施設整備支援機構によると、青函トンネルは1964年に掘削が始まり、88年3月に開業。全長53・85キロで、2016年3月には北海道新幹線の新青森―新函館北斗が開業した。 青函トンネルに入る北海道新幹線=2016年3月、青森県今別町観光や物流の活性化をもたらす一方で、塩水が浸入し、湿度が高いといった海底トンネル特有の環境が影響し、内壁のゆがみや
深刻化する人手不足の解消につなげようと、道南の鹿部町は、法律で制限されている町の職員の副業を今月から条件付きで認めることになりました。 地方公務員法は自治体の職員の副業を制限していますが、鹿部町は、地域活動への積極的な参加を促進することを目的に町の職員の副業を今月から条件付きで認めることになりました。 町は、内部の規定に副業の許可基準を新たに設け、その対象を公共性が高い地域貢献活動で町の発展や活性化に寄与するものなどと定めました。 町は、地域貢献として職員の副業を認めることで、深刻化している基幹産業の漁業などの人手不足の解消につなげたいと話しています。 道によりますと、道内には副業の許可基準を定めた市町村がおよそ50ありますが、その基準に地域活動への積極的な参加を促進するための文言を盛り込んだ自治体は珍しいということです。 鹿部町総務・防災課の工藤裕之課長は「町の職員が副業に就きやすい環境
ふとトンボに目をやると、完全に動かなくなっている。心配だ。思考が転回し、さっき通った「火葬場通」という踏切を思い出す。 8時09分、我々と駅を隔てて向こう側に上りの貨物列車が到着した。昨夜22時27分に帯広貨物駅を出発して今夜19時27分に隅田川駅に着く3058列車と思われる。 いったん「三線軌条」から離れて、「奥津軽いまべつ駅」の側線に入ってゆく そして8時11分、我々を待たせていた「はやて93号」がやってきて、8時12分に出ていった。 3分後の8時15分、わが3059列車は再び走り出すと、すぐに本線に再合流した。いよいよ青函トンネルが近づいてきた。 トンネル内での新幹線とのすれ違いは… 貨物列車で青函トンネルを通るにあたって、一つ楽しみにしていたことがある。トンネル内での新幹線とのすれ違いだ。迫力もさることながら、遠くに見えた光が線になって近づいてきて、瞬間的に後方に消え去っていく光景
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く