今季パドレス傘下3A(AAA)でプレーした加藤豪将。メジャー昇格を目指す27歳も、来シーズンでプロ10年目を迎える。そんな加藤の「今」に迫るインタビュー。前編では、2013年のMLBドラフト指名から現在までの歩みを振り返りながら、自身が考える「メジャーリーガーとの差」について語ってもらった。(全2回の前編/後編へ) 衝撃のドラフト指名から9年の月日が経つ。 2013年のMLBドラフトでヤンキースから2位指名。日本人選手がMLBドラフトの全体100番以内で指名されたのは史上初めてのことだった。 その男の名は、加藤豪将。マーリンズーパドレス傘下のマイナーチームを渡り歩いた27歳は、21年シーズンの今季、内野手として打率.306、8本塁打、42打点のキャリアハイをマーク。メジャー昇格を射程圏内にとらえたといっていい充実のシーズンを送った。