「朝日」16日付コラム「序破急」で村上太輝夫・国際社説担当が、松竹伸幸氏への除名処分にかかわる論稿を掲載しました。表題は「『民主集中制』という呪縛」です。 一読して強烈な違和感を覚えました。 「朝日」は8日付社説で、松竹氏の処分にかかわる事実経過をゆがめ、日本共産党に「異論を許さぬ強権体質」などの悪罵を投げつけました。これに対し、本紙9日付の中祖寅一政治部長の論説で、松竹氏の処分は、同氏が党の外から規約・綱領を攻撃し、分派活動を行ったことによるもので、それをゆがめての党攻撃は事実に基づく公正な報道を自ら投げ捨てる行為であることを指摘。また、公党の自主的・自律的な組織運営に対する大手新聞の攻撃は、憲法第21条の「結社の自由」に対する乱暴な侵害行為であることを明らかにしています。 ところが、今回の「朝日」コラムは、そうした本紙の指摘に何ら答えることもなく、引き続き、松竹氏の処分を異論封殺と描く