開発チームをスクラムなどを使って運営している時、改善がどんどん行われることは良いことである。しかし、その時によく起こりがちなのが、問題発見と改善にフォーカスしすぎた結果、チームの悪いところばかり見すぎてしまうことだ。過剰に悪いところばかり見てしまうと、徐々にチームが疲弊してしまうといったことが起こる。改善が捗ることは良いことだが、それでチームが疲弊してしまわないように注意しなければならない。 ちなみにスクラムガイドを参照してみると、スプリントレトロスペクティブの目的には「うまくいった項目や今後の改善が必要な項目を特定・整理する」と書かれている。つまり、デイリースクラムやふりかえり会などでは、問題発見と解決だけでなく、良かったことを言語化し再生産可能にすることも重視されているのである。 以上から、開発チーム運営では問題発見・改善だけでなく、良かったことの言語化・共有を大事にし、その2つをうま