東京都江東区の青海ふ頭でヒアリのコロニー(集団)が見つかった問題で、小泉進次郎環境相は18日、「女王アリが総計で50匹以上発見され、繁殖可能な女王アリが飛び立った可能性がある」と明らかにした。駆除と防除の徹底を指示するとともに、早期に関係閣僚会議を開く方向で調整を始めた。ただ、「国内定着」は否定した。 環境省は今月10日、羽のある女王アリ20匹、働きアリ300匹以上、幼虫約10匹を確認したと発表。追跡調査で女王アリがさらに見つかった。羽のあるヒアリは1キロほど飛ぶことが知られている。 コロニーが確認されているのはコンテナを積み下ろしする作業場所で、一般人の出入りは難しいが、周辺には公園などもある。環境省は東京都などとも連携して、半径2キロを目安に監視を強めている。見つけた場合は、殺虫剤を散布したり、殺虫餌を置いたりする。 環境省は「ヒアリ相談ダイヤル」(0570―046―110 午前9時~