睡眠時の無呼吸は、さまざまな生活習慣病を引き起こします。特に心血管疾患と脳卒中は、睡眠時無呼吸によって心臓や血管、脳の病気にかかるリスクを高め、寿命を縮める恐れがあります。それほど日頃の生活習慣が深く関係し、全身に影響を及ぼす病気だということです。今回は睡眠時無呼吸症候群が引き起こす合併症を中心に解説していきます。※本連載は『その睡眠が寿命を縮める』(幻冬舎MC)の内容を一部抜粋・改編したものです。 睡眠時無呼吸は心臓・血管・脳の病気のリスクを高める 睡眠時の無呼吸は、さまざまな生活習慣病を引き起こしますが、最近は「睡眠時無呼吸症候群そのものが生活習慣病である」と考える医療関係者も増えています。それほど日頃の生活習慣が深く関係し、全身に影響を及ぼす病気ということです。 なかでも特に注意が必要なのは、心血管疾患と脳卒中です。これらの循環器疾患は、睡眠時無呼吸によって心臓や血管、脳の病気にかか