身長184センチ。ハーバード大卒。都心住まい。愛用のバイクで颯爽と取材現場に現れたパックン。セレブと表現するしかないパックンですが、実は経済的に厳しいシングルマザー家庭で育ち、10歳のときから自分の口座を開き小切手を切っていた、その金銭感覚は筋金入り。子育ては趣味というより本業という、パックンのマネー教育とは。 *記事の内容は、VERY5月号取材当時(2020年3月2日)のものです。 「1食100円」の生活から 「金融インフルエンサー」に ――パックンは8歳のときに、ご両親が離婚され、シングルマザーの経済的に厳しい家庭で育ち、1人1食100円以下だったとか。 パンとツナ缶にチーズをのせて。アメリカは酪農家への補助金が半端ないからチーズが安いんです。「アメリカンチーズ」という味のないやつ。当時、ひき肉の中で最安だったのは、ターキー。だから、僕らの家では、ハンバーガーを作るときは、七面鳥の肉に