睡眠時無呼吸症候群とは 睡眠時無呼吸症候群(以下SAS)は睡眠中に本人が全く無意識のうちに幾度となく呼吸が止まってしまう病気です。 これは、睡眠中は誰しも喉の筋肉がゆるみ、舌が垂れ下がって空気の通りが狭くなりやすいのですが、肥満の人、扁桃が大きい人、顎が小さい人などの場合は、気道がさらに極端に狭くなり、あるいは完全に塞がり無呼吸が起きやすくなります。 クリックで拡大表示 医学的に1時間当たり5回以上の無呼吸(低呼吸)が確認された場合にSASと診断されます。 さらにSASは「閉塞型」「中枢型」「混合型」に分けることができます。 「閉塞型」 「閉塞型」は何らかの原因で後頭部〜上気道が塞がるので、前述した肥満・扁桃が大きい人に見られるSASの中では最も多いタイプです。 「中枢型」 「中枢型」は脳の呼吸をつかさどる中枢部分の働きの異常や心疾患などが原因で起こります。 「混合型」 「混合型」は「閉塞