年の改まりに際して、儀礼の虚妄を噛み締めた時、ふと思い出したのですが、そういえば私は後期『マカロニほうれん荘』の、いつもの面々が階段を雛壇に見立て、お雛様ごっこをする話が、妙に好きなのでした。これは何かのアンソロジーにでも入れられると、感傷的に思いもしましたが、これも矛盾ですね。
1. はじめに マズラプです。131回目の投稿になりました。 久しぶりの「小話シリーズ」です。 今回も日常生活で感じたことをざっくり書いていこうと思います。 どうぞ気軽に読んでいってください。 2. タイヤ交換をしていたら感傷に浸っていた話 恒例行事『タイヤ交換』 私は現在、冬には雪が降る地域に住んでいて、通勤等に自家用車を使用しています。 そのため、年に「冬用→夏用、夏用→冬用」の計2回、自家用車のタイヤを交換をします。 私は、父の教えにより、自分でタイヤ交換をしています。経費削減になりますね!☆ 自分でタイヤ交換をするとき、ナットを締める作業が一番疲れますね〜。ナットをしっかり締めなければならないので、工具を持つ手が圧迫されて、軍手をしていても手のひらが痛くなってしまいます。 そんな大変さを味わいながらも、ちょうど先日、今年1回目となる「冬用→夏用」のタイヤ交換をしました。 ふと時の流
zoominpapaの洋楽感傷私的に好きな音楽中心のブログです。 Rock、Popsなら大抵のものは聴きますが、 ごく最近の音楽のことはよく解りませーん。
私の家は農業をやっていたので、秋になれば稲刈りが家族総出の大仕事だった。 私の古い記憶(3~5歳頃?)では、庭で手動の脱穀機を使っていた覚えがある。たしか「唐箕(とうみ)」という穀物を選別する機械もあったように思う。 唐箕。ハンドルを回して風を送り、籾殻や藁屑を吹き飛ばす機械。(wikipediaより) それから記憶が飛んで、小学生の頃には父が自家用のコンバインを買っていたはずだ。数年のうちにずいぶん機械化されている。70年代の中頃のことだ。 コンバインは農機の中でも高額なものだが、昔は今よりも相対的にずっと高価な機械だったのではないかと思う。 父はかなり無理をして買ったのではないか。 小学生の頃はよく稲刈りの手伝いをした、という記憶はあるのだが、さて、具体的に何をしていたのか。 力仕事ができるわけでもないし、せいぜい落穂拾いとか、そんなことだったかもしれない。あまり役には立っていなかった
年末に書く記事ではないような気がするがそんなことは一切気にしない。 というわけで、年末の締めくくりとして(???)1年半ほど続けた不妊治療について記録がてら書いていこうと思います。我ながら綺麗に治療をステップアップしたケースだと思っているので、何かの参考になれば嬉しいです。 また、書いているうちに1万2000字を超える大作になってしまったので、ご興味のあるところだけつまみ読みしていただけましたら幸いです。 不妊治療(高度生殖医療)のきっかけ 20代で結婚してから1年が経過しましたが、妊娠が成立しませんでした。その間に少なくとも2回の生化学的妊娠(検査薬でのみ陽性となり、胎嚢を確認することなく月経が始まる状態。流産の定義は満たさない)を経験しており、よくあることとはいえ「もう少し突っ込んだ検査や処置をしたほうがよいのではないか」という意識がぼんやりとありました。 また当時、ストレスの多い環境
会社を辞めた26歳の芽衣は、6コ下のむちゃくちゃ美人かつわがままな女友達、音生と2人で、大阪→トルコ→徳島→石垣島へとふらふらと旅しつづける。っていう、まあそれだけの話。でも、それだけで十分におもしろいのがこの小説の素敵なところだ。 柴崎友香っていうと、文章、とくに描写のうまさには定評のある作家だとおもうけど、この小説のいちばんの魅力も、描写というか、語り手である芽衣の視線の動きがていねいに描かれているところにあるだろう。精密といってもいいその描写を読んでいくなかで、芽衣にとっての世界のあり方がうっすらと染み出してくる、というか。そこで感じられるさびしさやよろこびの感情は、つよく主張するようなものではなく、ただ漠然としていつつも独特のリアリティを持っているようでもある。 物語をドライブしていくのは音生のわがままや気まぐれ、おもいつきといったもので、芽衣は状況にふわふわと流されているだけのキ
しんどい、なー、しんどいとなんで全部が全部嫌になるのかな、別に誰もこっちなんて見えてないんだけど、過ぎていく時間も他人も自分を捨てて行ってしまう感覚というか、たぶんしんどくていろいろ手放したところに残る感覚が苛立ちとか不満とかなのかもなー、眠りたいけど世界が嫌いすぎて眠れないんだ。 不快なことはそりゃ大量にあるわけだが、それに対する耐性がだいぶ下がっていて、マジですぐに怒ってしまうし、本当に嫌、よくわからん理屈で悲しくなったり自分の無力さを実感したりして、1日動けなくなったりとか本当に嫌、もちろん怒る自分より不快なことに対しての「嫌」「おかしいぞそれ」もあるし、それがなくなったらおしまいだともおもうが、でもそれとは別で自分の苛々に「もう黙れ、寝させて」という気持ちにもなる。怒り続ける体力もないのに怒り続ける自分の頭の中に、「いい加減にしろ」とそれこそ怒っている、どうして最後に残るのがこうい
yai yoi ya ha yai yoi ya ha jumala rupeama kiihottumisen 呪のろいの紙かみは覚醒かくせいし Yon yli kuu pimeta Valituslaulu 夜よるは巡めぐり月つきは陰かげり木々きぎは慟哭どうこくする ye, Laulu oli…(Julmuus Keskeyttaa) 唄うたは……(無残むざんに打うち切きられ) (surra vaihtua) (悲かなしみに変かわり) ei ja vihma そして咲さかない。 kuu kelluva avoin sini meri vain jaettiin nyt. 青あおく澄すんだ観みずに浮うかぶ月つきは割わる (se uhrata) 生贄いけにえ Pienentya olen pimea 闇やみに侵食しんしょくされる syovyttaa katala mielipuoli 狂く
この作品を含む以下の116作品は、底本では、編集時に設けられた「拾遺詩篇」というまとまりのもとに、次の順で並べられています。 感謝(旧字旧仮名) 古盃(旧字旧仮名) 君が家(旧字旧仮名) 煤掃(旧字旧仮名) ゆく春(旧字旧仮名) 蛇苺(旧字旧仮名) 絶句四章(旧字旧仮名) 秋の日(旧字旧仮名) 宿酔(旧字旧仮名) なにか知らねど(旧字旧仮名) 秋(旧字旧仮名) ものごころ(旧字旧仮名) ふぶき(旧字旧仮名) 鳥(旧字旧仮名) 小曲集 〔ほほづきよ〕(旧字旧仮名) 小曲集 〔千鳥あし〕(旧字旧仮名) 放蕩の虫(旧字旧仮名) 暮春詠嘆調(旧字旧仮名) ありや二曲(旧字旧仮名) ふるさと(旧字旧仮名) 秋日行語 〔ちまた、ちまたをあゆむとも〕(旧字旧仮名) 虫(旧字旧仮名) 便なき幼児のうたへる歌(旧字旧仮名) くさばな(旧字旧仮名) うすやみ(旧字旧仮名) 神に捧ぐる歌(旧字旧仮名) 爪(旧字
10月30 高石かつ枝「感傷日記」「純情の丘」「夢みるころ」 女学生の青春(1) カテゴリ:青春歌謡 女性学園ソング 舟木一夫が学園ソングを「引退」した後も、男性歌手たちは、年少の三田明、山田太郎、安達明らが、現役高校生の学園ソングを歌いつづけました。 しかし、青春歌謡の時代、女子の高校進学率は男子とほぼ同じになっていたにもかかわらず、女性の学園ソングは案外少ないのです。そのなかで、高石かつ枝が何曲か歌いました。今日はまとめて3曲紹介します。 コロムビアでの最後のレコード「感傷日記」が彼女の最初の学園ソングです。 「感傷日記」はここで、彼女の多数のブロマイド画像とともに聴けます。(junco1646さんに感謝しつつ無断リンクです。http://www.youtube.com/watch?v=AdNjhdb5LLg) 高石かつ枝「感傷日記」 昭和39年2月発売 作詞:関沢新一 作曲:上原げん
「ですよね、納得です」と返した。 精神科を転院する 精神疾患を発症してから、恐らく最も長くお世話になったクリニックを転院した。医師と相性が悪かったとかではなく(そんなクリニックに6年半も通うことはできない)、転居のためだ。 少し不安だった。精神科医療を信頼しているが、やはり向き不向きというか相性みたいなものはある。もっとも前のクリニックも、担当医を信頼してサクサクと自分のことを整理して伝えられるようになるまでには数年を要した。その間に通院をドロップアウトしたこともあった。 初診で、机の上に封を開かれた紹介状は2、3行しか書かれていなかったように見えたが気のせいだろうか。2枚目があったということにしておくか。 通常精神科の紹介状は、身体科に較べるとそこそこ長いものだ。あえて先入観を持たないためにあまり読み込まないといっていた精神科医も居たような気がするが(中井久夫氏か?)、そもそも情報を与え
家族として人を見送らねばならないのは、いつぶりだろう? 祖母が亡くなった時と、元旦那のお義母さん、お義父さんが亡くなった時以来だと考えていたのですが 自分が喪主として見送るのは初めてです。 看護士さんからの話 ついに母も眠っていることが多くなりました。 時々、目覚めて会話もできますが… ひとことふたこと消え入りそうな声です。 以前に先生からそうなります、と言われた通りです。 昨日、看護士さんから 「万一となってお亡くなりになった時に着せたい服はありますか?」 と聞かれました。 普段通りでいいと思うので、入院の際に来ていたものでとお願いしました。 上着は少しよそいきの花柄のブラウスでしたし。 また、葬儀のこととかも考えているのか? どこに頼むか考えているのか?とも。 やること考えることは結構ある そう考えると、意外と事務的なことが、たくさん控えているんだと気がつきました。 親戚を呼べば仕切っ
映画や小説を読んだ後、感傷に浸りたくないのに、浸ってしまう癖を直したいと思っています。要するに現実に戻ってこれないのです。目薬を点す、冷水を飲む以外でなにかいい方法はありませんか。(携帯非対応ページ可)
古本屋の仕事は、感傷的な仕事である。 もちろん、「本」という、人の心の奥底に届くエモーショナルなものを扱っている点において、新刊書店や図書館でも、感情を動かされる場面に遭遇することは多いだろうと思う。 ただ、古本屋は「買取」という他の職種にない仕事によって、日常的に「死」を意識させられる。 亡くなったご家族の蔵書整理のご相談は毎日のようにあり、いわゆる「終活」でコレクションを整理されたいという方も多い。 一方、2、30年前の本なら「新しめの本」という認識の古書の世界では、買い取ったばかりの本の書き手も、既に故人となっていることがほとんどだ。 今はもういない人たちが、つくり、売り、それを買い、読んできた「本」が、人間の寿命を超えて存在し続け、今ここにあるのだなということが、ふと頭に浮かんで、手元の本をじっと見詰めてしまうことがある。 メメント・モリ 感傷的にならざるを得ない現場も、時には、あ
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています 「Webコミック」というものが出現してからかなりの時間がたちました。人気作品のスピンオフ、暴力的あるいは肌色的なデスゲーム、RPGライクな異世界転生、ゴール手前で永遠にイチャつき続ける青春ラブコメ……。 2020年現在、実に多くの出版社からそれぞれのマンガアプリがリリースされており、数多の作品が毎日更新され続けています。それは同時に無数の作品が生まれ、Webでバズり、またはバズらずに、消えていくことを意味します。1月8日にコミックスが発売された「マイ・ブロークン・マリコ」は、Webマンガのそのサイクルを、アクセル全開の最大瞬間風速で駆け抜けました。 「女性が読む青年誌」COMIC BRIDGE onlineにて全4話の短期集中連載、若干150ページにわたり炸裂し続ける感情。胸を鷲づかみにする爆弾のようなセリフをコマごとに勢いよくたた
先日の皆既月食。 近くの公園の紅葉が真っ盛りで綺麗です。 こちらは逆光で撮ってみました。 青空に映えますね。 自然は美しいです。 セイタカアワダチソウにモンキチョウ。 囀るホオジロ。 秋も深まり野鳥が戻ってきました。 これからは、野鳥撮影が楽しみです。 ----------------------------------------------------------- 今回は この曲を選んでみました。 秋に合う曲だと思います。 駅/竹内まりや 1987年にリリースされた竹内まりやさんの傑作アルバム『REQUEST』に収録されていた曲で、まりやさんの曲の中でも人気がある曲です。 元々は 中森明菜さんのアルバム用に書かれた曲で、中森明菜さんが歌ったものを聴いた山下達郎さんが、この曲の解釈のしかたのひどさに激しく怒ったそうです。 それがきっかけとなり、まりやさんにセルフカバーを勧め、まりやさん
大日本印刷、エイベックス、講談社による音楽と仮想世界をテーマにしたメディアミックスプロジェクト「十五少女」から、新曲「アッシュ」がリリースされた。 併せてショートバージョンのアニメMVが公開された。 “夏の終わりの感傷”をイメージしたサウンド 『アッシュ』は、8月10日リリースのEP『ASTRONOTES』の先行シングルとしてリリースされた。 作詞・作曲は、これまで同様「遠く夏、紺青」などで知られるボカロP・ichicaさんが担当。“夏の終わりの感傷”をイメージした楽曲だ。 90年代〜2000年代に欧米で流行したロックを意識したというサウンドは、爽やかながらエモーショナルで切なさを感じさせるものに仕上がっている。 メディアミックスで物語を展開する「十五少女」 「十五少女」は、大日本印刷、エイベックス、講談社によって編成されたチーム・子供都市構想による、音楽と仮想世界をテーマにしたメディアミ
会社の向かいにある喫茶店でエンはグーハイが来るのを待っていた。 「母親の容態はどうだ?」 エンはやつれていて、瞳に映る生気も普段とは違っていた。 「....よくないの。もう臓器にまで転移していたわ。医者はもう救いがないと、痛みを和らげる事しか出来ないと言われたの。....だから、最近は家族全員で母の近くで過ごす事にしたのよ!昔はこんな一家団欒なんてなかったし、今は楽しくしてる。...けど、きっと母はこの状況から自分の病態を悟ってるに違いないわ。ただ、母は強いの。どんだけ苦しくても私たちにはその姿を決して見せてはくれないんだから...」 そう、細々と語る。 「ならマイナスに考える事はやめろ。今を精一杯、後悔のないように母親と過ごしてあげるんだ」 そうね、とエンは笑顔を作ってみせた。 「そうだ!母が昨日も私に話していたんだけどね、生きている間に花婿に会えるのか!って言ってくるのよ」 「なら、早
■はじめに/-安部公房の作品を再読する-安部公房という作家は歴代の日本人作家や現代作家、海外作家を含め、私自身にとっては特別な人という認識があります。 そもそも、私が文学に興味や関心を抱くきっかけにはなったのは安部文学に出会ったからでありました。 奇想天外な物語が魅力的なことは勿論、着想が他の物語作品にはない世界観と常識と想像をはるかに凌駕する登場人物たちの人間像、世界と人々の共存の中で作家、安部公房がつくりだす世界の虜となった私は彼の作品、エッセイや評論を含めて色々と読むようになりました。 安部氏の物語は、どれも難解であり理解するまでがとても困難で完全に理解したと呼べる作品は私の中ではあまり自信がありませんが、彼の作品に触れる度に彼の思想を知ることが出来ているという実感を覚えるようになりました。 あれから、月日が経って、ふとした瞬間に安部公房の作品を自分が持っている作品だけでも、もう一度
ここからはGSTVの話を。 昨日、気が付いたんですが GSTVのWEBサイトからマイアカウントに入って 「GSTVポイントの確認」を見てみたら・・・ 意味の分からないポイントが 追加されてた。 CS謝罪って何よ。 システム障害中に買ったジュエリーが 「作れません」「やっぱ、作れます」「やっぱり無理。」 って二転三転した あのムカつく出来事に対する謝罪? でも、そうだとしたら なぜ3つに分けて1000ポイントずつなんだろ。 私は、4点注文したんだよ。 そんでもって 1ヶ月も揉めた挙句に 全部作れないって言われて GSTV都合でキャンセルされたんだぞ。 週末は無理だから、明日以降に こっちからGSTVに電話で確認しなきゃいけないのか・・・。 もう! 勝手に何かする前に、事前に連絡してほしい。 こっちから電話するのホントイヤ! でも、こんな訳わかんないポイントもらうのは もっといや! モヤモヤす
夕方家に着き、カーテンを閉め、着替えてお風呂にお湯を入れる。 流しに弁当箱を出し、ご飯の支度を始めるまで少しだけ座って一息。 スマホを開いたら、車の中で聴いていたYouTubeの音楽の続きが流れてきた。 自動で選択された曲はオリビアニュートンジョンの『そよ風の誘惑』だった。 じんわりと眼頭が熱くなった。 これは結婚式のキャンドルサービスで流した曲だった。 キャンドルサービスで流す15分くらいの【カセットテープ】を準備するよう式場のスタッフから言われ、自分の好きな数曲を入れた。 いとしのエリーなども入れたけれど、この『そよ風の誘惑』と、シャーリーンの『愛はかげろうのように』は、一推しだった。 30年以上も前の事ですっかり忘れていたけれど、 あの頃は世界がピンク色だった。 肩で止まるドレスを着ていて、キャンドルに火をつけるために腕を伸ばすと、反対側のドレスの肩が落ちてきて私のきゃしゃな?白い肩
え?意外。二人は結婚するんだと思ってた。 午前二時、どこからか降ってきた声に抗うように、ニラを切る。ニラを切るのに必要ないくらいの力を込めて。ざく、ざく、ひとつに束ねられていても、ほら、いずれはバラバラじゃない。結局そうなんだよ。 ニラを切り終えて、玉葱の皮を剥く。鼻の奥がツンとする。持っているエネルギー全てを包丁を持つ右手に集中させて、玉葱を切る。ざく、ざく、五回ほど包丁をおろしたところでじわじわと涙が溢れる。ひとつを切り終える頃には、涙は頬を伝ってぼとぼととまな板にまで落ちていた。しょっぱい。「しょっぱい涙」なんて言うけれど、本当に涙はしょっぱい。私の涙もしょっぱかったんだ。しょっぱくて良かった。人と同じ温度の涙を流せて良かった。 そうだね、私も結婚すると思ってたよ。しなかったけど。 手早くボウルに切った野菜を放り込みながら、さっきの声に心の中で答える。結果だけが残った。私だけが残った
コラムニストの山崎まどか氏と日本未公開 作品を扱う「Gucchi's Free School」降矢聡氏[映画.com ニュース] 書籍「映画の感傷 山崎まどか映画エッセイ集」(DU BOOKS)が発売されたことを記念し11月13日、東京・六本木のTSUTAYA TOKYO ROPPONGIでトークショーが開催された。多くの映画パンフレットに寄稿してきたコラムニストの山崎まどか氏と、日本未公開作品の配給宣伝やパンフレット制作を行う「Gucchi's Free School」の降矢聡氏が、映画パンフレットの楽しみ方を語った。 「映画の感傷 山崎まどか映画エッセイ集」は、パンフレットやファッション雑誌に掲載された記事に書き下ろしを加えた計64本のエッセイを収録。「タイニー・ファニチャー」「フランシス・ハ」「ビフォア・ミッドナイト」「20センチュリー・ウーマン」「アメリカン・スリープオーバー」など
森雅裕が描く戦闘美少女モノ 森雅裕(もりまさひろ)は1953年生まれの作家。東京藝術大学の美術学部卒。 デビュー作は1985年の『画狂人ラプソディ』。この作品は第5回の横溝正史ミステリ大賞で佳作入選。続く、『モーツァルトは子守唄を歌わない』では、第31の回江戸川乱歩賞を受賞している。 ちなみに、この年、乱歩賞を取ったもう一人の作家が東野圭吾である。 本日ご紹介する「五月香(めいか)ロケーション」はPART1の「感傷戦士」が1986年、PART2の「漂泊戦士」が1987年に刊行されている。いずれも講談社ノベルスからの登場。 五月香(めいか)ロケーション〈PART1〉感傷戦士(センチメンタル・エニュオ) (講談社ノベルズ) 作者:森 雅裕 講談社 Amazon 五月香(めいか)ロケーション〈PART2〉漂泊戦士(ワンダー・エニュオ) (講談社ノベルス) 作者:森 雅裕 講談社 Amazon 講
早稲田の文緑堂で、「アウトレット本」が売られていた。何がしかの理由で半額になっているらしい。劔樹人の『高校生のブルース』というマンガを買ってみた。 大根仁の推薦コメントにある通り、「なにもできない、なにも起きない」。表紙のかなしげな、所在ない顔をした「僕」(フトシ)の高校3年の1年間が描かれる。2人の友人とくだらないことを言い合い、劣等感に苛まれ、悩み、高校生活をおくる。とても地味なマンガだ。高校生の頃ってこんな感じだったのかな。私も特に何かを成し遂げたわけではない簡素な高校生活だったので、自分を見るような思いがした。特に受験期の不安と、友人と道がずれていく寂しさは胸に迫る。吉田秋生『河よりも長くゆるやかに』ほどシビアではないが、高校生のばかばかしさがきっちり描かれている。 作者は映画化された『あの頃。』と同じ人らしい。私は映画しか観ていないが、確かに、大阪でハロプロに燃える若いオタクたち
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く