先週まで頼まれ仕事の企画が大詰めを迎えていたのですが、原作のないオリジナル作品の立ち上げは中心人物の考え方がすべてで、それに見合ったパーツを手探りでクリエイターやリサーチャーが作り上げて脚本にまでもっていかなければならないという苦労があります。 今回チーム全員が日本人だったので、少しは楽なのかなと思ったのですが、日本人のクリエイターの文脈ってかなりテンプレ化してしまっている、よく言えば阿吽の呼吸が通じる、悪く言えば非常に硬直化して日本人ウケしかしないという問題を抱えやすいというのはあるんですよね。 例えば、ある場面の描写で「ここはガンダムの何とかいうキャラがあの場面で…」「あー、そういうのね」みたいな話し合いが起きることがあるのですが、ガンダムを観ていない私からすればサッパリなわけです。何それ。 あ、正確に言えば、30年以上前、お袋に連れられてガンダム初代の劇場版は観ました。でも固有名詞を