京都市営地下鉄烏丸(からすま)線の終点として、京都を訪れた人ならたびたび見聞きするであろう「国際会館」(国立京都国際会館、左京区)。日本初の国際会議場であり、戦後モダニズムを代表する建築物でもあるこの場所で毎月、誰でもカフェやコワーキングスペースを利用できるオープンデーがあることをご存じですか。壮大なスケールの建築美に身を置くと、いつもの仕事やコーヒーもひと味違って感じられそうです。 ■暮らすように、小さな旅にでかけるように、自然体の京都を楽しむ。連載「京都ゆるり休日さんぽ」はそんな気持ちで、毎週金曜日に京都の素敵なスポットをご案内しています。 近代日本建築の知恵と美学、日本初の国際会議場 正面玄関で「オープンデー利用」などと伝えて入館。近未来的な台形のエントランスは高揚感がある正面玄関を入ると、まるで宇宙空間のようなトンネル状のエントランスに迎えられます。建築家・大谷幸夫氏のプランが国内