暦の上では立春を過ぎていたが まだまだ寒風吹きすさぶ2月初旬 大学は春休みに突入していたので 日々、朝から晩(11時~23時)まで 中華料理店での調理補助のアルバイトに 明け暮れていた 15時~17時までが昼休憩 15時に暖簾を降ろして さっと賄い食べて片付けして 休憩スペースはなかったので 一度私服に着替えて、下宿に戻る 大通りから2本違いの、自動車の交通量が少ない 住宅街を自転車で走り下宿に向かう 途中に小さな公園があり 親子連れ3人がいて 子供2人は砂場で遊んでいた 母親は、寒いし、日も暮れるので 「もう帰るよ」と子の名前を呼ぶが 子供たちは遊びに夢中で返事もしない 下宿に着く頃には、16時近くなり 炬燵に潜り込み、目覚ましをセットして うたた寝する 目覚ましのアラーム音で目が覚めると 16時40分 慌てて起きて自転車に乗り 再びアルバイト先へ向かう と、露地から車両が勢いよく侵入し